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介護事務に資格は必要? 仕事内容、給料や向いている人について解説!

資格
介護事務は、介護施設などで介護保険の請求業務等を行う仕事です。民間資格である「介護事務管理士」を取得することで就職に有利になる可能性があります。介護保険制度は定期的に変更になるため、最新の情報のキャッチアップが必要となるでしょう。
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(1)介護事務とは

介護に関する仕事といえば、介助の必要な高齢者と向き合い、身体面や精神面でのサポートにあたる介護士の仕事を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。しかし、介護施設は介護スタッフだけで運営できません。

介護施設には、「介護事務」という職種が存在します。介護事務とは、おもに介護事業所や施設での事務系業務全般を指していう言葉です。

他事業所や利用者からとの連携をとったり、介護サービスに関する書類の作成、請求などを行ったりするのが主な仕事です。役割は、現場で働く介護者のサポートや、介護事業を運営するにあたり必要な事務作業をすることです。

(2)介護事務の具体的な仕事内容

介護事務は、請求事務をはじめとして様々な作業があります。それぞれの業務を詳しく見ていきましょう。

請求事務

介護事務の具体的な仕事内容は、主に請求事務です。

介護サービスを利用する各利用者は、そのほとんどが介護保険を利用しています。そのため、利用者が窓口で支払う金額は、本来のサービス報酬額の1・2割、最高で3割の「利用者自己負担額」のみです。

そのためその差額分の請求を、国保連合会へ毎月10日までに申請する必要があります。申請は、前月稼働した時間数に基づいて行います。こういった介護保険制度は3~5年のスパンで改正がなされることもあるなどの理由から、この請求事務に関しては確かな知識と経験が必要となります。

電話応対

介護スタッフは、基本的に利用者さんの介助にあたる時間がほとんどです。そのため、事務所で電話を受ける対応は介護事務が行うことが多いといえるでしょう。

いろいろな業種の方から電話を受けることになりますが、自分で返答することは、請求などの問い合わせ以外には多くないでしょう。その他の連絡事項は、管理者や担当者への引継ぎます。

日々の事務内容

介護サービスを提供すれば、介護記録を書きます。しかし、現場で働く介護スタッフは時間に追われていることが多く、じっくり書くことができないことや関係者への連絡ができない場合があります。

そういったときに介護記録のメモをみながら、書類にまとめたり連絡をすることがあります。

その他の雑務

事務として雇用されている場合、介護職が使用する物品の管理をすることがあります。制服やマスク・手袋・消毒液・記録用紙などです。

小口の管理

事業所の規模によって違いはありますが、介護用品代や事務所の備品を購入した場合などに、領収証を管理することがあります。

窓口業務

事業所に訪問される方への対応です。訪問される方は、大きく分けて介護職と利用者です。

介護職の方は、打ち合わせや連絡書類などの目的で訪問されます。利用者は、介護の利用についての案内や手続きのために訪問します。様々な要件で訪れる方々への正確な対応が求められる業務だといえるでしょう。

(3)介護事務に向いている人や有利なスキル

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1051832

それでは、介護事務になるにあたって、必要なスキルはあるのでしょうか?以下、介護事務に求められるスキルを4つ紹介します。

パソコンがある程度使用できる

介護事務の作業でパソコンを使用することが多くあります。

介護事業所では、多くの事業所が介護用のソフトを使用しています。そのため、特別な知識はなくてもかまいませんが、最低限のタイピングはできる必要があるでしょう。

介護の最新知識に関心がある

介護保険法は、3年ごとに改定があるうえ、市区町村ごとに違う条例や決まりもあります。それらの変化・情報について学び、対応していく必要があります。

さらに請求業務においては、請求書の点検を行う際、介護保険のサービス単価やサービスの種類を把握している必要があります。そういった知識は日々の仕事野でも得られますが、自分から知識を得る心得をもっていることが必要です。

介護職経験

介護経験があれば、介護事務において大きな利点です。「このサービスを提供すれば、この請求コードを算定すればいいな」といった具合に、現場を知っていることで、初めて介護事務をする方でも仕事の流れをなんとなく理解することができるでしょう。

コミュニケーション能力

介護事務をしていると、さまざまな方と話したり、メールでのやりとりをおこなうことがあります。

そういったときに、敬語や丁寧語、尊敬語などのマナーを守ることが必要になります。外部の方が会社で最初に接することが多くある業種なので、コミュニケーションを大事にしてください。

(4)介護事務の民間資格「介護事務管理士」とは

求職・転職において有利になる

経験年数や職歴にかかわらず「資格」を取得することで、求職活動や転職活動において有利になったり、その後の業務の助けになったりすることがあります。その資格の代表例としては、「介護事務管理士」が挙げられます。

介護事務管理士とは、技能認定振興協会(JMSA)が認定している介護報酬事務請求をメインに勉強したのち、試験に合格することで取得できる民間資格です。

試験が行われる頻度も高く、取得しやすい

ユーキャンで資格勉強中であれば、在宅で受験することもできます。試験内容は、法規・介護請求事務・レセプト点検及び作成です。資料計算機の持ち込みができるので、暗記の必要はありません。試験も2か月に1回程度実施されていますので、取得しやすい資格といえるでしょう。

この資格を取得することで、介護事務に携わるうえで必要な基礎知識を身に着けたり、その知識を求職時・転職時にアピールできる点からも、この「介護事務管理士」の資格を取得することには大きなメリットがあるといえます。

(5)介護事務に必須の資格はある?

介護事務に関する資格は、ケアクラーク・介護管理専門秘書検定資格など様々ですが必須の資格はありません

ただ、(5)で説明した介護事務管理士の資格を持っていると就職に有利になる可能性が高いです。

資格を持つ利点として、実務経験がなくても資格を持っていることで知識があることをアピールできます。介護事務を募集している企業側は、経験や資格があることで優先して選考しやすくなります。

介護事務管理士の資格取得について詳しく解説している記事がありますので、是非参考にしてください

(6)介護事務の資格取得が推奨される4パターン

介護事務の資格取得が推奨されるケースを紹介します。

介護業界における求職活動で有利に立ちたい

資格があるということは、知識がある証明になるので有利になります。これは単純に求職の段階で、わかりやすいアピールになります。

現場介護スタッフからの転身

現場で実際に介護をしていたことだけでも有利なことが多いですが、介護事務資格でさらに有利になります。

介護職において必要な「現場」の知識と、介護事務に必要な「介護サービス」が施される前後の流れという「バックオフィス」の知識、両方を兼ねていることで希少性が増すためです。

介護の現場でキャリアアップをしたい

介護職として働いていたり、施設長などの上級役職についていたりする人にとっては、介護事務の知識が生きる機会が非常に多い、という声が実際の合格者からよく聞かれます。

自身が行っている仕事との関連やつながりがよりはっきりと理解できるようになるため、普段行っている業務も、より広い視点から捉えることができる点で、キャリアアップのイメージも持ちやすいのです。

仕事の幅を広げたい

普段どんな仕事をしていても、今まで触れたことのない領域からの知見は予期せぬ時に役立つことがあります。その際、自分ができることが多い方が、自身が将来やりたいことができたとき、様々なアプローチからそれをかなえることができるといえます。

(7)介護事務の求人の探し方

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1504436

介護事務の就職先としては、

  • 介護施設の事業所
  • 訪問介護ステーション
  • 福祉用具レンタル企業

など、介護保険を利用するところになります。

介護事務の求人は、求人サイトなどではあまり掲載されていないことがほとんどです。募集件数が少ないことから、求人サイトに載せることが少ないためです。

こうした際には、介護事務として働きたいと思う介護施設などのホームページを確認してみてください。ホームページには募集要項が載っている、という場合があります。介護事務の求人が探しづらい事情として、定着率が高いことも一因です。

逆に言えば、介護事務という仕事は、一度就くと長く続けやすい仕事でもあるので、見つけたら是非応募してみましょう。以下に介護事務の求人があるサイトを載せておきますので、参考にしてみてください。

(8)介護事務の志望動機を書く時のポイント

応募する際には、履歴書などで志望動機を考える必要があります。熱い思いをもっていても、うまく伝えられないともったいないため、言語化し簡潔に伝える必要があります。

月並みな答えを用意していても、担当者に響かず、加点ポイントにはなりません。自分の経験や考えに即した回答を考えてみてください。以下の理由2つを事前にしっかりと考えましょう。

事務ではなく、介護事務を選んだ理由

なぜ介護を選んだのかを聞かれるケースがあります。「介護は、人生にとってためになる仕事だと思ったからです」や、「高齢者とのコミュニケーションが得意で、介護経験を生かそうと思いました」など、介護でないといけない理由を用意しておきましょう。

介護でないといけない理由で答えが出ない方は、他の事務をどうして選ばなかったのかを考えてみてください。

その施設を選んだ理由

家から近い場合は、就業時間が長くとれることや交通費を安く抑えられることをアピールしましょう。その施設に関する仕事をしていた方は、その理由を掘り下げてください。

その施設の職種で働いている知人がいる場合は、施設のメリットを感じたことをアピールしてください。

(9)介護事務の需要

専門性が高く、今後の需要も高まる

介護事務にしかない最大の魅力は、介護事業の今後の安定性にあるといえます。介護の事業所自体は、高齢者が増え続ける日本では必要性が高まる一方です。

小規模の事業所ですと、経営悪化などを理由に廃業することも考えられます。それでも、自分が介護事務を経験したことには変わりありません。介護事務という仕事は通常の事務仕事と異なり、業界特有の法律や制度、そして各種請求の方法が存在するため、専門性が高いといえます。

もちろん、AIの発展などにより、請求業務などの単純作業は減っていく可能性もあります。

しかし、介護事務として経験を積むことで「窓口業務における利用者との積極的なコミュニケーション」を図る能力や「介護経験を生かし、他のスタッフとのスムーズな連携」を図る力といった様な、自分にしかない強みを獲得できれば、介護事務として長く勤務できる可能性がぐっと高まることでしょう。

(10)介護事務はこれからも活躍の場が広がる

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/348157

介護事務をするには、介護サービス単価なども重要なチェックポイントですので、最新の情報のキャッチアップが不可欠です。自分のスキルをアップしていく方法として、経験のみの方は資格をとることもできます。

資格をもっていても、ずっとその情報を使用できるわけではありませんので、事務研修やスキルアップ講座など、民間でおこなっている講座を受講するのもいいでしょう。


介護職として働くことができる場所はさまざまです。就職先はたくさんの選択肢があり、自分にとってどの職場が良いのかを判断することは難しいかもしれません。

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