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ビジネス敬語一覧 | メールや電話で使える単語や挨拶【基本編】

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ビジネス敬語の使用は働くうえで欠かせないマナーですが、あまり馴染みのない言葉だとどのような言い回しをすればいいかわからなくなることもありますよね。本記事では、ビジネスシーンでよく使われる基本的な敬語をまとめます。人と接する機会の多い職種に就いている方はぜひ参考にしてみてください。
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(1)ビジネス敬語とは?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/949597

ビジネスにおける敬語は、相手を尊重・敬うことを目的としており、その結果相互に好印象を保ちつつ円滑なコミュニケーションの為に用いられています。

また、ビジネス上のコミュニケーション向上のみならず、敬語による相互間の好印象によって仕事の質にも影響を及ぼすので、ビジネス敬語は必須のスキルと言うことが出来るでしょう。

特に社会に出れば、上司や先輩、お客さまや取引先など、世代・価値観が異なる相手と付き合わなければならないので、適切な距離感を保つ事が重要になります。

それに、どんなに気が合う相手だったとしても、あくまでビジネス上の付き合いであることには変わりがなく、馴れ馴れしい言葉で話しかけてしまえば、関係性も崩れてしまうでしょう。

いずれにしても、ビジネス上の相手に親しみを感じつつ、敬い適切な距離感を保つためにも、正しいビジネス敬語をマスターすることが重要です。

(2)敬語の種類

敬語には、

  • 尊敬語
  • 謙譲語
  • 丁寧語

の3つがあります。この内、尊敬語と謙譲語に関しては混合しやすく、間違って使用されることが多くなっています。

こういった混合を避けるには、主語をハッキリさせておくと間違えにくくなります。

自分が主語である場合は謙譲語、相手が主語である場合は尊敬語であると理解すると、間違えいにくくなります。

尊敬語

主語は相手。相手の行動や状態などに敬意を表したい時に用いる敬語。

使用例

  • 客が言う→お客様がおっしゃる
  • 社長が見る→社長がご覧になる

謙譲語

主語は自分。自分の行動や状態をへりくだって相手に敬意を表す敬語。

使用例

  • 客に会う→お客様にお目にかかる
  • 社長に届ける→社長にお届けする

※また、謙譲語は使用する対象が相手本人・相手本人でない場合で「謙譲語Ⅰ」と「謙譲語Ⅱ」に分類されます。

「謙譲語Ⅰ」…伺うや申し上げるなど、敬語の対象が相手本人である場合に用いる。例:社長に申し上げる、お客様をご案内するなど。

「謙譲語Ⅱ」…参るや申すなど、敬語の対象が相手本人でない場合に用いる。例:ご報告に参りました、上司に申し伝えますなど。

丁寧語

ビジネス敬語の基本であり、「です」「ます」調などがそれにあたります。

また、「お」や「ご」等の美化語を用いて、丁寧な印象などを与えるなども目的の一つです。

使用例

  • 会議は10時から始まる→会議は10時から始まります
  • 水を飲む→お水を飲みます

さらに詳しく理解したい方は、敬語の本を参考にしてみてください。

(3)間違いやすいビジネス敬語

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/815

ビジネス敬語においては、日本語として意味は通っていても目上の人に使用すると失礼になる表現が幾つかあります。

そういったビジネス敬語の誤用をしていると、ビジネスの相手として信用されず、支障を来す場合もあります。

そこで、ここでは間違いやすい敬語の表現を一覧として紹介したいと思います。

間違いやすい敬語一覧
NG例 正しい敬語
「ご苦労様です」 「お疲れさまです」
「了解しました」 「承知しました」「かしこまりました」
「しばらくぶりです」 「ご無沙汰しておりました」「お久しぶりです」(「お久しぶりです」は相手の立場関係なく使用できるが敬意を表すのであれば「ご無沙汰しておりました」が無難)
「いつもお世話様です」 「いつもお世話になっております」
「ご一緒します」 「ご一緒させていただきます」「お供させていただきます」
「参考になりました」 「大変勉強になりました」
「すみません」 「申し訳ございません」(状況によっては「ありがとうございます」)
「役不足です」 「力不足です」「力量不足です」
「なるほど」 「おっしゃるとおりです」
「お座りください」 「お掛けください」
「どうしますか」 「いかがいたしますか」
「~させていただいております」 「~しております」

(4)ビジネス敬語における自称と他称

ビジネスシーンにおける自称・他称にも正しい呼称の仕方があります。

小さいことと安易に考えていると、相手に失礼になるばかりでなく、社会人としての資質を疑われる場合もあるので、正しく使用してしかるべきと肝に銘じておくべきです。

敬語における自称と他称一覧
名称 自分のことについて 他人のことについて
(個人) わたくし、私 貴殿、先生
(複数人) 私ども、一同、両名 ご一同様、各位、お二方
友人 友人 ご友人、ご令友
会社 弊社、小社 御社(口頭)、貴社(文面など)
場所 当地、当地方、こちら 貴地、御地、貴地方、そちら様
社員 弊社社員 御社社員(口頭)、貴社社員(文面など)
意見 私見、私考、愚案、愚見 ご高説、ご高見、ご卓説、貴案、ご意見

(5)二重敬語に注意!

1つの語に対して2つの敬語を用いるのが二重敬語です。

二重敬語のパターンとしては、

  • 尊敬語+尊敬語
  • 謙譲語+謙譲語

になっているものがあります。

ただし、時代に流れによって二重敬語が一般化したものも幾つかあります。

例えば、「お召し上がりください」は、「召し上がる」という尊敬語と「お○○ください」の敬語が重なっていますが、定着しているものと言うことが出来るでしょう。

実際に、文科省では「敬語の指針」において、二重敬語を適切でないと言う表現にとどまっており、失礼や禁止しているわけでも無いので、必要以上に気にする必要も無いと言えます。

とは言え、適切な敬語を用いるためにも、ビジネスシーンにおいては出来る限り使用しない様にすると良いでしょう。

二重敬語の例

  • 「×ご覧になられますか」→「○ご覧になりますか」
  • 「×おいでになられました」→「○おいでになりました」
  • 「×お帰りになられました」→「○お帰りになりました」
  • 「×うかがわせていただきます」→「○うかがいます」
  • 「×おっしゃられる」→「○おっしゃる」

容認されている二重敬語

  • お召し上がりになります
  • お伺いします
  • ご案内申し上げます など

(6)ビジネス敬語の基本単語一覧

敬語の使い方や構造を学ぶのが基本ですが、使いながら敬語表現を覚えるのも一つの方法です。

そこで、「習うより慣れろ」を実践するためにも、ビジネスでよく使われる敬語の単語を一覧にして紹介しておきます。

ビジネスシーンで使われる敬語の単語一覧
日常語 敬語
少し 少々
後で のちほど
さっき 先ほど
ただ今
今日 本日
明日 みょうにち
あさって みょうごにち
じゃあ では
どうしますか いかがなさいますか
いいですか よろしいでしょうか
いいです けっこうです
あります ございます
そうです さようでございます
わかりました 承知いたしました、かしこまりました
わかりません 存じかねます
いません 席をはずしております
すみません 申し訳ございません
すみませんが 恐れ入りますが
許しくてください ご容赦ください
受け取ってください お納め下さい

(7)【ケース別】ビジネス敬語での挨拶・受け応え

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/349260

つづいて、ビジネス敬語での挨拶、受け応えケース別に紹介します。

挨拶

  • 「おはよう」→「おはようございます」
  • 「こんにちは」→「お疲れ様です」
  • 「行ってきます」→「行ってまいります」
  • 「帰ります」→「お先に失礼いたします」
  • 「お世話様です」→「いつもお世話になっております」
  • 「久しぶりです」→「ご無沙汰しております」
  • 「忙しいと思いますが」→「お忙しいとは存じますが」
  • 「天気の悪い日に」→「お足元の悪い中を」
  • 「来てもらって」→「お越しいただだいて」
  • 「暑いですね」→「お暑うございます」
  • 「寒いですね」→「お寒うございます」

謝罪

  • 「すみません」→「申し訳ございません」「失礼致しました」
  • 「すみませんが」→「恐れ入りますが」「恐縮ですが」
  • 「迷惑をかけました」→「大変ご迷惑をお掛け致しました」
  • 「私が悪かったです」→「不徳のいたすところです」
  • 「許してください」→「ご容赦ください」「お許し下さいませ」
  • 「心配をかけました」→「ご心配をおかけいたしまして」
  • 「反省しています」→「反省いたしております」

相槌

  • 「そうです」→「左様でございます」「おっしゃる通りです」「ごもっともです」
  • 「なるほど」→「おっしゃる通りです」「私もそう思います」
  • 「そんなことないです」→「滅相もございません」
  • 「知っています」→「承知しております」
  • 「伝えます」→「申し伝える」

お願い

  • 「~して下さい」→「〜していただけませんでしょうか」「~いただければと存じます」「~いただければ幸いです」
  • 「~してもらえますか」→「~していただけますでしょうか」「~していただけますよう」「~してくださいますよう」
  • 「確認して下さい」→「ご確認いただきますようお願い申し上げます」
  • 「答えて下さい」→「ご回答いただきたく存じます」
  • 「時間を下さい」→「少々お時間をいただけますでしょうか」

(8)クッション言葉について

クッション言葉は、相手にお願い・断り・異論など、要求を出す時に用いるビジネス用語で、それら否定を含める表現を和らげる効果があります。

また、何らかの依頼をする場合には、クッション言葉を使う事で相手に対してへりくだる意を伝える事が出来るので、スムーズなコミュニケーションを図ることが出来ます。

ただし、必要以上にクッション言葉を用いると、相手にまわりくどく思われる事もあるので、バランスよく使用することをおすすめします。

代表的なクッション言葉

  • 恐れ入りますが
  • 申し訳ございませんが
  • 失礼ですが
  • 早速ですが
  • お手数をおかけしますが
  • もし、よろしければ 等

(9)クッション言葉の使い方

以上で紹介したクッション言葉使用例を、シーン別に幾つか紹介します。

依頼する時のクッション言葉使用例

  • 『お手数ですが』〇〇をお願い致します。
  • 『差し支えなければ』〇〇を教えていただけますでしょうか。
  • 『恐れ入りますが』〇〇していただけますでしょうか・
  • 『ご多忙中とは存じますが』〇〇よろしくお願いいたします。
  • 『ご面倒をおかけいたしますが』〇〇お待ちしております。

反論・反対する時のクッション言葉使用例

  • 『お言葉を返すようですが』〇〇賛成いたしかねます・
  • 『おっしゃることはわかりますが』〇〇ではないでしょうか。
  • 『ご意見なるほどとは思いますが』〇〇ではないでしょうか。
  • 『確かにそのとおりでございますが』〇〇により賛同しかねます。

断る時のクッション言葉使用例

  • 『申し訳ありませんが』〇〇わかりかねます。
  • 『残念ながら』〇〇今回は見送らせていただきます。
  • 『失礼とは存じますが』〇〇させていただきます。
  • 『せっかくですが』〇〇お受けしかねます。
  • 『申し訳ございませんが』〇〇いたしかねます。
  • 『ありがたいお話ではございますが』〇〇ご辞退させていただきます。

(10)ビジネス敬語を正しく使おう!

言葉は、現実の抽象さを表現する方法の一つです。

そのため、正しい使用法を用いないと相手に気持ちを伝えることは出来ません。

また、言葉を受け取るのは相手なので、どう感じるかをこちら側がコントロールすることは出来ないので、最低限必要とされるビジネス敬語を覚えておくことは、相手のみならず自分自身を守る方法の一つと言えます。

敬語をマスターするのは、意外と難しいことではありますが、まずは以上で紹介した「一覧」を覚えて、ビジネス敬語を実践で身につけると良いでしょう。

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