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【保存版】介護福祉士試験の実務経験証明書 | 注意点、実務経験見込みとは

資格
【実務経験証明書】とは介護福祉士試験を受験する際に必要となる書類の1つになります。本記事では、実務経験証明書の入手方法や、その他の介護福祉士試験に必要となる書類など徹底的に解説していきます。
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(1)介護福祉士国家試験の受験ルートは4種類ある

介護福祉士は、介護に関する専門的知識及び技術をもって、心身の状況に応じた介護を行ない、介護に関する指導を行なうことができる職業です。

国家試験に合格、または養成施設を修了した者が所定の登録を受けることにより、介護福祉士の資格を取得することができます。

介護福祉士国家試験の受験には、以下の4つのルートがあります。

  • 実務経験ルート
  • 養成施設ルート
  • 福祉系高校ルート
  • 経済連携協定(EPA)ルート

今回は、実務経験ルートについて解説します。

他のルートの詳しい内容はこちらの記事を参照してください。

(2)実務経験ルートに必要な書類

実務経験ルートとは

介護施設などで働いたのち、資格を取得したいと考えている場合、介護福祉士国家試験には、「実務経験ルート」で受験することをおすすめします。

実務経験ルートは、他の受験ルートと異なり、介護現場で働きながら、資格取得を目指すことができます。

受験資格

対象となる施設(事業)及び 職種での従業期間3年(1,095日)以上、 かつ従事日時540日以上に加えて、 「介護職員実務者研修」を受講することで、受験資格を得られます。

必要な書類

介護福祉士の受験に必要な書類は次のとおりです。

受験申込書

出典・引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター『第32回介護福祉士国家試験『受験の手引』』

介護福祉士の受験を申し込むための書類です。HB の鉛筆で記入するか、ボールペンで記入します。

受験手数料振替払込受付証明書貼付用紙

出典・引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター『第32回介護福祉士国家試験『受験の手引』』

受験手数料は金額欄に15,300円の記載がある指定の5連式払込用紙を使用して払い込みます。

その用紙の右端の「振替払込受付証明書(お客さま用)」を「振替払込受付証明書貼付用紙」に全面のり付けして貼り付けます。コピーは認められないため、必ず原本を使いましょう。

受験用写真等確認票

出典・引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター『第32回介護福祉士国家試験『受験の手引』』

写真貼り付け欄に、顔写真を貼り付け、提出書類チェック表の該当箇所にチェックを入れます。

実務経験証明書

出典・引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター『第32回介護福祉士国家試験『受験の手引』』

介護業務に携わっていた事業所で記入してもらいます。

詳しくは、次の章で説明します。

実務者研修修了証明書または実務者研修修了見込証明書

出典・引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター『第32回介護福祉士国家試験『受験の手引』』

実務者研修を修了した際に発行された証明書、もしくは実務者研修を現状受講中で、期限までに修了する場合に提出する証明書を用意します。

(修了した場合は「実務者研修修了証明書」を書留で送付する)

これらの書類は「介護福祉士国家試験受験の手引き」に同封されています。受験の手引きには、試験の詳細も記載されています。必ず確認しましょう。

(3)実務経験証明書とは

実務経験証明書とは

「実務経験証明書」とは、介護福祉士国家試験において、介護の仕事において実務経験が3年以上あることを証明する書類で、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのサイトから内容を確認することができます。

実務経験証明書の作成は、自分で入手・記入するだけではありません。

経験を証明するために、介護業務に携わっていた事業所にて必要事項を記入してもらう必要があります。受験票などに比べて、作成に手間と時間がかかる書類です。

参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

(4)実務経験の要件

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1051832

実務経験証明書が証明する実務経験の範囲は、「指定施設における業務の範囲等及び介護福祉士試験の受験資格の認定に係る介護等の業務の範囲等について(昭和63年2月12日社庶第29号)」 厚生省社会局長、厚生省児童家庭局長通知等により定められています。

次に掲げる施設や事業において「介護等の業務に従事したと認められる職種」欄に該当する方(主たる業務が介護等の業務である方)が受験資格の対象となっています。

受験資格の対象となる施設や事業

  • 児童分野
  • 障害者分野
  • 高齢者分野
  • その他の分野
  • 介護等の便宜を供与する事業

なお、「介護等の業務に従事したと認められる職種」ではなかったとしても、他の業務も兼務している方のうち、「主たる業務が介護等の業務である方」も含まれます。

より詳しい施設の内容は、以下のサイトを確認してください

公益社団法人社会福祉振興・試験センター 実務経験の範囲

受験資格の対象となる期間

介護福祉士の実務経験として認められるための従業期間は、3年(1,095日)以上、 かつ従事日時540日以上です。

実務経験が3年(1,095日)に満たない場合や、同じ期間に複数の事業所に所属している場合、実務経験が見込みの場合などには、「実務経験証明書」には正確な実務経験が記入することができず、追加して他の書類を作成する必要があります。


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(5)実務経験証明書の入手方法

実務経験証明書の入手方法は以下の通りです。

ホームページにて申し込み、入手する

実務経験証明書は「介護福祉士国家試験受験の手引き」に同封されています。この書類は「公益財団法人 社会福祉試験・振興センター」へ申し込むことで入手できます。

入手するためには、「公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのホームページ」内の「介護福祉士国家試験」の「受験申し込み手続き」内で申し込みが必要です。

申し込み期間が決まっていますので、早めの申し込みが必要です。

(6)実務経験証明書の記入の注意点

実務経験証明書は、施設が作成する書類ですが、不備がないか、自分でも必ず確認してください。

特に確認したいポイントは、コードです。

実務経験の対象となる施設や職種などを、決められたコードで記入する必要があります。受験の手引きや注意書きをよく見ながら、間違いがないように注意しましょう。

(7)事業所を掛け持ちした場合の実務経験証明書

事業所を掛け持ちして、実務経験を積んだ場合は、実務経験証明書と併せて、「従事日数内訳証明書」の提出が必要になります。

従事日数内訳証明書とは

従事日数内訳証明書は、同じ期間に複数の事業所に所属している場合に必要となる書類です。従事日数の内訳を証明する書類ですので、必ず実務経験証明書と併せて提出します。

従事日数内訳証明書を実務経験見込みで受験する場合は、過去の勤務実績・労働条件をもとにして今後の出勤日を推測の上、実務経験を満たす日までを記載して、実務経験証明書と併せて提出しなければなりません。

介護福祉士の国家試験受験を見込みで申請する場合には、従事している期間が不足しないようにしなければなりません。また、従事期間が不足している場合は受験することができません。

(8)転職した場合の実務経験証明書

複数の事業所で実務経験を積んできた場合、実務経験証明書は事業所ごとに用意する必要があります。

前の職場へ作成を依頼するポイント

先に説明したように、実務経験証明書は作成に手間と時間がかかる書類です。前の職場へ、作成を依頼する場合は、以下のような気遣いができるとよいでしょう。

  • 忙しい時間帯・時期を避けて連絡する
  • 返信用封筒を同封して、手間をかけさせないようにする
  • 余裕をもって、早めに依頼する

用紙が足りない場合

「実務経験証明書」は、介護福祉士の試験申し込みをする際に入手できる「介護福祉士国家試験受験の手引き」に同封されていますが、こちらには1枚のみ封入されているため、複数枚記入する際には、追加で実務経験証明書を入手する必要があります。

このような場合は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのホームページ内の「介護福祉士国家試験」のページから追加でダウンロードすることで解決します。

(9)「実務経験見込み」とは

画像引用:公益財団法人社会福祉振興・試験センター『介護福祉士国家試験 実務経験証明書の様式と記入方法』

実務経験見込みでの申し込みにおける注意点を解説します。

実務経験の期間要件が変更された

これまでの受験資格では、「1月の筆記試験当日までに実務経験が3年以上あること」と定められていましたが、年度末に受験資格の3年を満たす見込みがある者については、受験資格を有していると認められるようになりました。

すなわち、介護福祉士の国家試験の受験資格に実務者研修が加わったことで、実技試験が免除になるため、「実務経験見込み」の期日が延長されました。

就職時期によっては、これまでより1年早く受験できるようになる可能性があります。

実務経験「見込み」で申し込みをする際の注意点①

実務経験証明書に記入する際の注意点として、「従業期間終了日を作成日と一緒にしない」ということです。

実務経験の期間要件を満たす「見込み」として申し込むので、当然作成日時点では実務経験の期間要件を満たしていません。

そこで、従業期間終了日を「作成日」、すなわち「現在まで働いている」という形で記入してしまうのが、よくある間違いです。

作成日は、記入をした日を記入します。従業期間終了日は、実務経験の期間要件である「3年」を満たす、想定の従業期間終了日を記入しましょう。

例えば、作成日が2019年10月1日で、あと1か月勤務すれば実務経験の期間要件を満たすなら、従業期間終了日には「2019年10月1日」ではなく、「2019年11月1日」と記入します。

実務経験「見込み」で申し込みをする際の注意点②

ここでは見込みで申し込みをしているので、実務経験の期間要件を満たした時には、もう一度実務経験証明書を提出する必要があります。

期間内に提出しないと、試験の受験自体が無効になってしまうため、注意しましょう。

(10)実務経験証明書は早めに準備しましょう

介護福祉士の試験を受験するには多くの書類が必要です。ほとんどの書類は自分で記入しますが、唯一事業所に記入してもらうのが、「実務経験証明書」です。この書類は3年間の実務経験を証明するものです。

実務経験証明書の作成には、時間がかかるため、はやめに準備をはじめ、余裕をもって書類を提出しましょう。

また、実務経験証明書は事業所に作成してもらいますが、人任せにせず、内容に間違いがないかを確認して、不備のない「実務経験証明書」を作ると良いでしょう。

介護福祉士の資格を取得した後は、その資格を十分に活かせる仕事を探してみるのもいいでしょう。


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