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退職時の源泉徴収票の取り扱いは | トラブルと対処法なども解説

就職・転職
退職したときの源泉徴収票の扱いについて紹介しています。源泉徴収票の種類や受け取る必要性、いつもらえるかなどを書いています。年内に転職したケースや年内に転職していないケース、トラブルの対処法も紹介します。
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(1)そもそも源泉徴収票とは

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1306787

源泉徴収票とは、簡単にいうと年間に受け取った給料や支払った税金が記載してあるものです。年収や控除額などが書かれており、源泉徴収額なども記入されています。

年末になると年末調整を行いますが、その計算が終わると結果を通知するために、この源泉徴収票を発行するようになっています。源泉徴収票は支払いや所得を証明する公的な書面となるので、年末調整の結果となり確定申告にも使用します。

源泉徴収票は同じ会社に勤めていれば処理を行ってくれるので特に気にすることはありませんが、転職した場合には新しい会社に提出する必要があります。新たな会社で年末調整を行うときに必要になってきますし、自分の収入や控除などを証明できる公的な書面だと考えておいてください。

(2)源泉徴収票には3種類ある

源泉徴収票には、以下の3種類があります。

  • 給与所得の源泉徴収票
  • 退職所得の源泉徴収票
  • 公的年金等の源泉徴収票

それぞれ、内容や用途が異なるため、以下にて違いを確認していきましょう。

給与所得の源泉徴収票

給与所得の源泉徴収票は、年間の所得金額や源泉徴収額が記入されているものです。1月1日~12月31日までの期間の記録をまとめたものとなっており、転職をする場合にも必要になります。こちらは会社から発行されるようになっています。

退職所得の源泉徴収票

退職所得の源泉徴収票は、退職金などの退職に関係する所得や源泉徴収額が記入されているものです。こちらも退職金などの支払いがあった場合、会社から発行されることになります。

公的年金等の源泉徴収票

公的年金等の源泉徴収票は、公的年金などに支払った金額や源泉徴収額が記入されているものです。こちらは年金機構から発行されることになります。

(3)退職したら源泉徴収票を受け取る必要がある

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/336904

退職や転職をする場合、様々な事務手続きが必要になります。源泉徴収票もそういった事務手続きに必要にあなるため、忘れずに受け取るようにしておきましょう。

源泉徴収票が必要になる事務手続き①:年末調整

源泉徴収票が必要となる事務手続きの1つ目は、年末調整です。源泉徴収票は勤めている会社が発行するので、転職した場合には受け取っておく必要があります。受け取った源泉徴収票を新しい勤務先へ提出することになりますから、捨てないで残しておきましょう。

源泉徴収票が必要になる事務手続き②:新しい勤務先の内定手続き

源泉徴収票が必要となる事務手続きの2つ目は、新しい勤務先の内定手続きです。この手続きにて必要となる書類は会社によって異なりますが、入社にあたって前職の給与額を参考にすることもあります。その場合に提出を求められることがありますから求められたら提出するようにしましょう。

源泉徴収票は主に年末調整のために使いますが、どちらにしても忘れないように受け取るようにしましょう。

(4)退職後の源泉徴収票はいつもらえるのか

退職した場合、原則1ヶ月以内に源泉徴収票を受け取ることができます。基本的には退職日に受け取ることができるので、退職日に受け取りたいのであれば前もって担当者に伝えておくと安心です。

所得税法では、退職してから源泉徴収票を1ヶ月以内に発行するという決まりがありますから、退職日に受け取れなかったとしても1ヶ月以内には発行されます。発行しない場合は違法となりますから、基本的に源泉徴収票を受け取れないというケースはありません。

(5)源泉徴収票の使い方①退職後に年内に転職した場合

退職をしてから年内に転職をした場合、転職先へ前職の源泉徴収票を提出することになります。

年末調整を行うには1月1日~12月31日までの総収入などが必要となってきますから、必ず提出をすることになっています。退職した同じ年に転職をした場合は、年末調整のために必要になりますから、受け取ったらしっかり保管しておきましょう。

源泉徴収票がなければ年末調整を行うことができないので、その場合は自分で確定申告をすることになります。そうなると手間がかかりますし、確定申告ができなければ税金を多く払うことになる場合も多いです。

(6)源泉徴収票の使い方②退職後に年内に転職していない場合

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/403286

源泉徴収票の主な使い道は、年末調整のためです。退職をして年内に転職していない場合、会社に所属していないので年末調整を行いません。

ですが源泉徴収票は使うことになりますから捨てないで保管しておきましょう。

これはどういうことかと言うと、年末調整は「会社が個人に代わって行ってくれるもの」だからです。会社に所属していないのであれば個人で確定申告を行うことになり、そのときに源泉徴収票が必要になってきます。収入によって税額が決まってくるため、会社に属していない場合は自分で確定申告を行っていきましょう。

(7) 源泉徴収票をもらえない場合

源泉徴収票は退職してから1ヶ月以内に発行をするという義務があります。

ですが中には頼んでももらえないといったケースもあるので、そういった場合は税務署や労働監督基準に相談する、またはそういったことを会社に伝えて発行してもらうようにしましょう。

それでも源泉徴収票をもらえない場合、税務署からの指導が入ることになります。「源泉徴収票の不交付届出書」という届出を提出すると、税務署から指導が入り、源泉徴収票を受け取ることができます。

勤めていた会社が倒産した場合であれば、破産管財人に請求をして受け取ります。全く連絡も取れないという状況であれば「源泉徴収票の不交付届出書」を提出し、発行してもらうようにしましょう。

(8)源泉徴収票をなくしてしまった場合

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1140762

源泉徴収票は年末調整や確定申告に使用しますから、失くした場合は再発行をしてもらいましょう。再発行するには源泉徴収票を交付した会社にお願いするしかありません。

手続きを会社内で行っているか外部に依頼しているかで再発行までにかかる日数が変わりますが、一般的には1~3週間ほどです。

会社側としては源泉徴収票の発行、再発行は義務となっているので断ることはできませんが、自分で失くしてしまったので丁寧にお願いする姿勢も大事です。

(9)退職後に転職先に源泉徴収票を提出しなかった場合

なぜ転職先に源泉徴収票を提出するかというと、年末調整のためです。

ですから提出をしなかった場合、年末調整を行うことができません。会社は個人に代わり会社に属している人の年末調整を行っていますから、それができないとなると個人で確定申告を行うことになるのです。

年末調整や確定申告は正しい税を計算するためのものです。払い過ぎた税金が返ってくる場合もあれば税金が足りないという場合もあるので、しっかり行っていく必要があります。

年末調整も確定申告もしないとなると申告漏れとなりますし、何らかのペナルティが発生することもありますから忘れないようにしておきましょう。

(10)退職の際は源泉徴収票を受け取ってスムーズに退職をしよう

退職をするときは様々な手続きがありますが、源泉徴収票を受け取ることも忘れないようにしておきましょう。

退職日にそのまま受け取ることができる場合もありますし、受け取れなくても1ヶ月以内に発行されるようになっています。稀にトラブルによって発行されない場合もありますが、その場合でも落ち着いて対処していきましょう。

源泉徴収票は年末調整で使うので転職先に提出することになりますし、年内の転職をしなくても確定申告で使います。失くしてしまっても再発行をすることはできますが、手間がかかるため大切に保管しておきましょう。

退職前から担当者に伝えておくことで、源泉徴収票を退職日に受け取ることもできますから、しっかり確認し、スムーズに退職していきましょう。

源泉徴収票などの書類請求の他、退職前にすべきことを確認したい場合はこちらの記事もぜひご参考ください。

→『【完全版】退職に際してやることは?必要書類や手続きなど

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