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退職後の年金手続き方法 | 必要な書類・保険料の納め方などを紹介

就職・転職
退職後、国民年金に加入したい場合は手続きが必要です。本記事では、国民年金に加入する手続き方法をケース別に解説していきます。退職後は忘れずに国民年金の加入手続きを行いましょう。
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(1)退職したら年金はどうなるか

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2286474

会社に勤めていると厚生年金や共済組合に加入している人が大半ですが、退職するとそういった年金を抜けることになります。そのため新たに国民年金に加入しなければなりません。

ですが退職しても条件によっては国民年金に加入する必要はありません。その条件は以下のようになっています。

  • 20歳未満、または60歳以上である
  • 退職月に家族の扶養となる
  • 退職日の翌日から別の会社に勤め、厚生年金や共済組合に入る

20歳未満や60歳以上は年金に加入する義務がありません。退職した月に家族の扶養となる場合、翌日から別の会社に勤める場合はそちらで年金に加入することになるので、国民年金の手続きは不要です。

ですがこういったケースに当てはまらないのであれば、退職後に国民年金に加入する必要があります。

(2)国民年金に加入する際の手続き

国民年金に加入する手続きは、住所のある役所や役場で行います。国民年金担当の窓口があるのでそちらに直接行き、手続きを行っていきましょう。

必要な書類がいくつかあるので全て揃え、それら全てを持って窓口へ行きます。手続きは厚生年金などを抜けた日から14日以内に行う必要があるため、忘れないようにしておきましょう。

厚生年金や共済組合の手続きは会社が行ってくれますが、国民年金に関しては自分で行わなければなりません。手続きには時間はかかりませんから、余裕を持って14日以内に行うようにしましょう。

(3)国民年金の加入手続きに必要な書類は

国民年金の加入に必要な書類は3点です。

1つ目は年金手帳やねんきん定期便など、基礎年金番号が分かるものです。年金手帳を無くしてしまった場合は、再発行ができるようになっているので、早めに確認しておきましょう。

妻や夫が扶養に入っていた場合、同じく国民年金への加入が必要となっています。同じく妻や夫の基礎年金番号が分かるものが必要ですから、こちらも忘れないようにしておきましょう。

2つ目は退職日が確認できるものです。離職票や退職証明書、社会保険資格喪失証明証などがこれに該当しています。

3つ目は本人確認ができるものです。例えば運転免許証や個人番号カード、パスポートなどです。

以上の3点が必要になっているので早めに確認しておき、期日までに手続きを行っていきましょう。

(4)退職後に離職票が届かない場合は

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2370965

離職票は、退職する日に受け取ることができません。退職してから会社が手続きを行っていくため、郵送で送られてくるのが一般的です。そのため離職票が届く日は、会社がいつ手続きを行ったのかにもよります。

一般的には退職してから7~10日ほどで届きますが、それでも郵送されてこない場合は会社に連絡をしてみましょう。

または、国民年金の手続きを行う窓口に相談し、離職票の代わりになる書類を聞いくという方法もあります。離職票ではなくても他の書類でも良いと言われることもありますから、退職した会社に連絡しにくい場合であれば相談してみるようにしましょう。

こういったことが起こらないように、退職前に会社に離職票の手続きを行ってもらうように一言伝えておくと安心です。

(5)配偶者の扶養に入る場合の手続き

退職すると厚生年金や共済組合から抜けることになるため、国民年金への加入が必要です。ですが配偶者が厚生年金や共済組合に加入している場合、その配偶者の扶養に入ることができます。

手続きは配偶者の勤める会社で行ってくれるので、会社に年金手帳や年金番号通知書を提出していきます。会社によって扶養に入るための書類は異なり、非課税証明書なども必要になる場合がありますから、前もって配偶者の会社に聞いておきましょう。提出する書類を聞き、それらを全て揃えて申請をすると手続きを行ってくれます。

無事に手続きを終えると第3号被保険者となります。

(6)年金加入の手続きを忘れるとどうなるか

退職をすると、原則は新しい勤務先の厚生年金などに加入するか、国民年金に加入しなければなりません。加入を忘れてしまうとその間は年金に未加入となりますし、受け取る年金の金額が減ることになります。

更には障碍者年金、遺族年金の対象外となってしまうことになるので、デメリットが多くなることを知っておきましょう。

手続きを忘れたまま新たな会社に勤めた場合、手続きの過程で、年金に入っていなかったということがバレてしまいます。すると支払いを求める通知書が届くことになりますから、忘れないように国民年金に加入するようにしておきましょう。

(7)国民年金の保険料はいくらか

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2339758

平成30年の国民年金の保険料は、月に16,340円となっています。この金額は一律なので、収入や年齢などは一切関係ありません。

ただし、前納することで割引されるようになっています。6ヶ月前納、1年前納、2年前納などがあり、それぞれ一定金額が割引されるという仕組みです。

また、退職したタイミングによって年金の支払いが重複してしまうことがあるということも抑えておきましょう。厚生年金と国民年金は別の年金ですが、退職した日によって重複することがあるのです。その場合は勤めている会社に確認をしてもらう、年金事務所に確認をするなどして還付してもらうようにしてください。

(8)国民年金の保険料はいつから納めるのか

退職をした場合、いつから国民年金を納めるかどうかはケースによります。

月末に退職した場合であれば、翌月から納めることになります。例えば6月30日に退職した場合、7月1日に加入をすることになり、7月分から納めます。

月の中頃に退職をした場合は、翌日から加入することになります。例えば6月15日に退職をすると6月16日から加入をすることになり、6月分から納めることになります。

ですが退職をしても同月、または翌月に転職をして厚生年金を毎月支払った場合には国民年金を支払う必要はありません。なぜなら6月30日に退職し、7月15日から転職した場合、6月分も7月分も厚生年金を支払うことになるからです。

しかし厚生年金を納めるタイミングや転職日によっては、翌月に転職しても国民年金を支払わなければなりませんから注意が必要です。

国民年金は日割りの計算は行わず、月単位で計算されます。厚生年金を支払っていない月があれば国民年金を納める必要があるのです。

(9)保険料の納め方

国民年金は厚生年金のように天引きとはなりませんから、自分で納める必要があります。納める方法は納付書での支払い、引き落としがあります。

国民年金に加入すると毎月納付書が送られてきます。その納付書を使ってコンビニや金融機関、役所などで支払うことができます。

引き落としにする場合、年金事務所の窓口や金融機関で手続きを行っていきましょう。身分証明書や通帳、基礎年金番号の分かるもの、申請書などを用意し、口座振替の手続きを行っていきます。

また、年金事務所で手続きを行って前払いをすることもできます。前払いにすると保険料が割引にもなるため、余裕のある人は検討してみると良いかもしれません。

(10)退職後は忘れずに国民年金の手続きを行おう

退職をすると様々な手続きをする必要があります。厚生年金から抜けることになるので国民年金への加入が必要になりますから、前もって必要なものを調べておきましょう。

退職や転職のタイミングによっては国民年金に加入する必要はありませんが、原則として14日以内に手続きをする必要があります。手続きを行うには離職票が必要となることが多いですから、退職する前にしっかり会社に伝えておくと安心です。

退職後にすぐ配偶者の扶養に入る、翌日から新しい会社に勤めるのであれば加入する必要ありませんが、そうでない場合は忘れずに国民年金に加入するようにしましょう。

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