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柔道整復師の年収 | 300~600万円!平均年収や開業した場合の年収などを解説

資格
柔道整復師の年収は、勤務先によって300万円~1000万円と幅広いのが特徴です。この記事では、国家資格である柔道整復師の平均年収、開業した場合の年収、資格取得方法、勤務先などを詳しく紹介していきます。
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(1)「柔道整復師」とは

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1351938

柔道整復師は国家資格

皆さんは、「柔道整復師」という職業を知っていますか?あまり耳なじみのない職業名かもしれませんが、実はれっきとした国家資格のうちのひとつなのです。

この柔道整復師のことを簡単に説明すると、主に接骨院での先生やスポーツトレーナーとしてケガを治したり調子を整えたりする資格です。

「柔道整復師」とは?

柔道整復師は、ほねつぎ・接骨師として知られている昔ながらの職業でもあります。柔道整復師になるためには、厚生労働省認可の専門養成施設などにおける臨床系専門科目を履修した後に、国家試験に合格する必要がある国家資格です。

名前に柔道が付いている理由には、日本の武道の「柔道」に、柔道整復師の治療方法が由来していることが理由です。

資格を取得したあとには、現在は接骨院や整骨院で活躍している職業です。

(2)柔道整復師の仕事内容

柔道整復師が仕事をする場所は、接骨院や整骨院が一般的です。しかし、それだけではありません。仕事場がどこであっても、そこで柔道整復師が行う業務の内容は次のようになります。

柔道整復師は、「非観血的療法」と呼ばれる、手術をすることなく、治療を行います。

非観血的療法では、人間にもとから備わっている治癒能力を利用します。人間が持っている治癒能力を最大限に発揮させることで怪我を治療していくのが、柔道整復師の非観血的療法なのです。

基本的に柔道整復師は、この非観血的療法を用いて、骨・筋・腱・靭帯・関節などの骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷と言った怪我を対象としています。それらの箇所の損傷に対して、整復や固定を行うことで治療をしていきます。

柔道整復師が行う施術には、以下の3種類が存在します。

整復法

整復法とは、骨折や脱臼した箇所をその前の状態に戻すための技術を用いた治療です。

固定法

固定法とは、骨折や脱臼した箇所に対して、布・添え木などを使い固定する技術を用いた治療です。

後療法

後療法とは、傷付いた肉体組織を回復させるための治療で、「物理療法」「運動療法」「手技療法」という3つの治療法があります。

これらの治療法を駆使したり、その時々で必要なコミュニケーションをとっていきながら、患者一人一人のけがの治癒のサポートをしていく、というのが、柔道整復師の一般的な仕事内容であると言えるでしょう。

(3)柔道整復師の平均年収

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2307274

先述したように、柔道整復師は国家資格であることから、「安定している」「収入はみな一定」といった印象を持つ人も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、柔道整復師の年収は、300~600万円ほどで意外と個人差が大きいという特徴があります。その背景には、柔道整復師の資格を取得した後、勤務する場所が人によって大きく異なる、という事情が存在します。

柔道整復師の平均年収

柔道整復師として、一般の病院や接骨院・整形外科に所属した場合、平均年収は大体300万円程度です。基本給が月額25万円くらいと言われています。

さらに、柔道整復師としての経験や実績によって、手当が基本給に加算される計算になります。そうなると、年収はだいたい約360万円程度、さらにボーナスが受け取れる金額になります。

あくまでも平均の年収ですので、それよりも独立して稼いでいる柔道整復師もいます。

主な勤務場所

柔道整復師の資格を取得したあとに働ける環境は、接骨院や病院、介護施設がメインになりますがそれだけではありません。以下の4種類が一般的な柔道整復師が勤務する場所です。

  • 整骨院・接骨院などに勤務する
  • 一般の病院や接骨院・整形外科に所属してから自分で開業する
  • スポーツトレーナーになる
  • 介護老人福祉施設などで勤務する

意外と多いのが、柔道整復師資格取得後にスポーツトレーナーになるケースです。

また、介護老人福祉施設で技能訓練指導員・ケアマネージャーとして働くこともできます。

整体師などの職業は、年収にばらつきが多いといわれていますが、男性と女性のどちらでも同程度の平均年収が得られるため、性別による差はありません。

(4)柔道整復師として開業した場合の年収

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/802317

では、病院などに所属するのではなく独立して開業した場合、どのくらいの年収になるのでしょうか?

独立開業は、自分がそこを経営していく経営者になることでもあります。成功するケースでは、年収約1000万円以上を稼いでいるという人も少なくありません。

しかし、開業で失敗してしまい、以前よりも年収が下がってしまった、というケースも存在するので、一概に独立開業がベストであるとは言えません。

要は、柔道整復師の収入には個人差が大きく、雇用形態によっても左右される職業だということがわかります。安定した収入を手にするか、自分で独立して成功者を目指すのか、それはその人の判断次第となります。

(5)整骨院・接骨院などに勤務した場合の年収

柔道整復師の一般的な進路でもある、整骨院や接骨院に勤務した場合には年収がどれくらいになるのでしょうか。人によって、年収は大きく変わってきます。

国家試験に合格したあと柔道整復師の免許を取得した場合、ほとんどの人が接骨院・整骨院で働きます。

その場合は、その整骨院の状態によって収入が大きく変わります。首都圏にある整骨院であれば月収30万円程度が一般的なようです。

そのため、年収約300万円~400万円程度が多いといえそうです。

(6)スポーツトレーナーに就職する場合の年収

出典:https://www.photo-ac.com/

柔道整復術は、打撲や骨折などの外傷に対するプロフェッショナルです。

柔道整復師が行う非観血的療法という治療には、出血を伴わないと治療という特徴があります。スポーツによって発生する外傷や傷害に対して非常に有効です。そのため、柔道整復師の資格取得後にスポーツトレーナーになる方もいます。

では、スポーツトレーナーになった場合はどれくらいの年収が貰えるのでしょうか。スポーツトレーナーといっても、ジムなどに勤務する場合は、年収400万円程度です。

しかし、経験や技術が評価され、プロスポーツチームに所属できた場合は、推定年収約1000万円を超えることもあります。

もちろん、プロのスポーツチームに所属するのは簡単なことではありません。技術や経験もかなり必要となるでしょう。

(7)介護福祉施設に勤務する場合の年収

柔道整復師の資格を取得した後に、介護福祉施設で働く人は少なくありません。

技能訓練指導員・ケアマネージャーなどの職業に就くことができます。介護福祉士施設に所属する場合は、年収約500万円程度と言われています。介護の業界は、需要が大きく最も優れた人材を必要としています。

介護福祉施設の求人の中から条件のいい求人を選ぶことも出来る可能性が高いでしょう。

(8)柔道整復師のボーナスの額

柔道整復師の年収について、ここまで紹介してきました。では、時々出てきていた「ボーナス」は、どれくらいの金額になるのでしょうか?

ボーナスは、職場によって金額も回数も異なります。そのため、どの職場を選ぶのかが重要なポイントです。選ぶ職場によってはボーナスがないところもあります。

ボーナスの場合は、月収の何ヵ月分というのが多いようですね。

(9)柔道整復師の収入をアップする方法

柔道整復師としての収入をアップする方法を解説します。

鍼灸師の資格を取る

鍼灸師とは、「はり」や「きゅう」を使って、健康回復を助けたり治療を行ったりする職種です。

鍼灸師になるには、「はり師」と「きゅう師」の国家資格を持つ必要があります。

鍼灸師の年収は平均350万円前後ですが、 資格を持っていることで、現場で行うことのできる業務の幅が広がり、給料アップが見込めます。

勤務場所によっては、資格取得手当を支給しているところもあります。

専門学校の講師として勤務する

副業が可能である場合、隙間時間を利用して、専門学校の講師として働くことができます。

学校によって単価は異なりますが、 1コマあたり2,000~3,000円程の給与が相場です。

(10)柔道整復師になるには

柔道整復師は国家資格のため、国家試験に合格する必要があります。

柔道整復師は、国家資格です。国家資格の取得となると、かなり厳しいことが予想されます。まず、柔道整復師の資格取得を目指すなら高校を卒業したらスタートしましょう。

高校卒業後に「柔道整復師養成学校や柔道整復科のある大学・短期大学」に入学して3年以上修業します。

そこでは、柔道整復師として必要な知識・技能を学ぶことができます。高校卒業に関しては、法令で定められている高校卒業同等以上の資格を取得していれば問題ありません。

そして、3月初旬に行われる柔道整復師の国家試験に合格する必要があります。3月末の合格発表をもって合格すれば、柔道整復師の資格を取得できます。

国家資格である柔道整復師の資格を取得する試験は難しいといえます。しっかり試験への準備をする必要があるでしょう。

(11)年収は勤務先や経験によって変わってくる

柔道整復師は、国家資格です。取得するには、かなりの努力が必要になります。

しかし、人々に必要とされる資格なので、やりがいはあるでしょう。

そんな柔道整復師ですが、どの場所で勤務するのか、どのような患者を相手にするのかといった種類は意外にも多く用意されています。そのどれを選ぶのかによって、収入も仕事時間も、大きく変わってくるようです。

どの場所で働いても人々に必要な役割であるため、ぜひ、柔道整復師を目指したいという方は、がんばって夢をかなえましょう。

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