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介護職に向いてる人 | 向いてる人や、向いてない人の特徴も解説

就職・転職
介護職に向いている人の特徴としてよく挙げられる4種類、さらには、向ていない人の特徴を説明します。高齢化社会により年々需要が増加している介護職ですが、離職率が比較的高いことも知られています。介護職への就職を考えている方は自分の特徴と照らし合わせてみてください。
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(1)そもそも介護職とは

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/348208

そもそも介護職とはどのような仕事であり、どのような人が向いてるのでしょうか?

介護職という言葉が広く示すものとして、以下のような仕事が当てはまります。

  • ADL(日常生活動作)である移動・入浴・食事・更衣・排泄などの介助
  • IADL(社会的日常生活動作)である買い物・洗濯・掃除のような家事全般
  • 金銭や服薬の管理
  • または交通公共機関の利用等の屋外移動の介助

このように介護職の仕事は、普段何気なく行っている活動を、自身が思うようにできなくなった方のサポート、あるいはそれらを再びできるようになることのサポートをすることが仕事になります。

実際に働く現場である、介護施設の種類がどれほどあるかについては、こちらの記事もぜひご参考ください

(2)介護職の需要拡大

よくニュースなどで「介護職員不足」が取りざたされています。

介護職の人数統計では、平成13年66.2万人→平成17年112.5万人→平成22年133.4万人と、介護保険制度の創設以後介護職員数は大幅に増加傾向にあります。すなわち、現在の日本は「増えても増えても介護職が足りない」という異例の事態に直面しているのです。

これは2025年問題が関係しています。「2025年問題」とは、約800万人いるとされる、いわゆる「団塊の世代」にある人々が、2025年に一斉に後期高齢者になることで高齢化率が急激に上昇し、日本が超高齢化社会へ突入することで生じる様々諸問題のことを総称していう言葉です。

参考:厚生労働省

このことにより、介護職が10年ほどで倍になった今でも最低でもその1.5倍は介護職が必要であり、まだまだ介護職のニーズが上がり続ける傾向にあります。

介護職に向いてる人(現場からの声)

ではそのような介護職に向いてる人はどのような人と言えるでしょうか。次は介護職に向いてる人を紹介したいと思います。

すでに介護職で働いている人に、介護職の仕事をするにあたり、向いてるといえる人はどんな人かと聞いてみたところ、以下のように様々な声が出てきました。

  • 他人の日常生活を見る際、細やかなことに気が付ける人
  • 高齢者を敬う気持ちに長けている人、高齢者の生活に関わることを楽しいと思える人
  • 協調性のある人
  • あまり効率主義ではない人

本記事では、介護職に向いている人の特徴としてよく取り上げられる4つの基本適性を解説していきます。

(3)介護職に向いてる人① 学びの姿勢がある人

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1997119

まず介護職に向いてる人は、学びの姿勢があり向上心の高い人、介護職への意欲・やる気のある人と言えます。

キャリアアップのためにも、必要な知識・資格が複数ある

介護職は、近年の人材不足も相まって、資格も経験もない状態(=無資格未経験)でも勤務できる仕事は多く存在します。

しかし、自分のしたい仕事に携わったり、キャリアアップをしたりする際には、相応の資格や経験を求められるケースがほとんどです。

例えば、ケアマネジャーという、介護計画を作成する仕事がしたい場合には「介護福祉士」や「介護支援専門員」といった資格が必要になりますし、介護サービスの利用者の生活支援をしたい場合には、「介護支援専門員」といった職種に就く必要があります。

介護業界には非常に幅広い種類の仕事があり、それぞれ求められるスキルも経験も異なるため、受け身で仕事をこなしていくだけでなく、やりたい仕事や就きたいポストがあった際には、自分で必要な知識を習得していく姿勢が肝要といえます。

介護業界では、国家資格や公的資格なども、基礎的なものから専門的なものまで幅広く存在します。

介護の資格事情について、より詳しいこちらの記事もぜひご参考ください!

介護士も医療の知識は必要

介護職は医療職であり、最低限の医療的知識は必要です。

近年では、医者・看護師しか行うことができなかった1部の医療的ケアが、一定の実習を行うことで実施可能となっています。以下は、その1部の医療的ケアになります。

  • 喀痰吸引(自力で痰を排出できない人に対し、口腔や鼻腔内や気管などに溜まっている痰を、吸引器等を使用し体外へ排出させる)
  • 経管栄養(口から食事を摂取できない人に対して、胃や腸などの消化器官内にチューブから栄養剤を注入し、栄養状態の維持・改善を行うこと)

仕事の領域も年々変化し続けている

このように、高齢者の増加に伴い、介護職の仕事の領域も年々変わっています。

その上、医療保険・介護保険ともに2~3年に改正され、介護制度に関わる法律や条例なども変わるため、その都度介護の現場における動き方も変わっていきます。

こういった変化が起こるたび、その都度に新たな知識の補充が必要であるため、方面を問わず学びの意識が高い人が介護職に向いてる人と言えるでしょう。

(4)介護職に向いてる人② 忍耐力のある人

次に挙げる介護職への適性は、「忍耐力」です。すなわち、なかなか思ったようにコミュニケーションが取れなかったり、思った様な行動をとりたくてもとれない人と接する際に生じかねない心身のストレスに対しての強さです。

認知症患者の増加

そのケースの例として、認知症が挙げられます。

近年の高齢者の増加に伴い、認知症を有する高齢者も増加傾向にあります。

2010年では200万人程度である認知症患者も少しずつ増え、専門家の間では、高齢者人口の急増とともに認知症患者数も増加し、2020年には325万人まで増加するとされます。

認知症では軽度・重度もありますが、以下のような症状が出ます。

  • 短期記憶の低下(ついさっきのことを忘れてしまう)
  • 失語(言葉の理解・表出ができない)
  • 失行(物をどう使えばいいかわからない)
  • 失認(道に迷う)
  • 実行機能障害(段取りを組めない)
  • 精神症状・行動異常(暴言・暴力、徘徊・行方不明、妄想)

などの症状が現れます。

そのため何度伝えても同じことを言い続けたり、突然物を取られたと訴えたり、怒り出したり泣き出したりと、いつも自分が友人や家族としているコミュニケーションでは想定しないようなことも起こります。

また、症状は人それぞれであり、一概にこうであると決めて対応することはできません。

そのため介護職は動揺したり、感情的にならずに常に対応し続ける忍耐力・介護職として働く中でトライアンドエラーを繰り返し人立つよく学習する能力が必要であり、向いてる人は忍耐力がある人と言えます。

認知症患者を介護する際のポイントについて詳しく述べた記事はこちら

(参考:厚生労働省

(5)介護職に向いてる人③ 相手の立場になって考えらる人

次に、介護職には相手の立場になって考えられる人が向いてる人と言えます。

コミュニケーションスキルは必須

介護職は対人の仕事であり、コミュニケーションスキルは必須です。その上多くの利用者は身体的ハンディを背負っており、不安や悲しみを抱えている人が多いです。

たとえば単純に「トイレを失敗するからおむつをはかす」などの対応をとったとすると、その人からすれば「そんなこともできなくなってしまった」と自尊心を傷つけてしまう場合も多いです。

そのため介護職は、相手が今どのような気持ちであるか、を考え最後までできることはなるだけさせてあげられるように考え、相手の立場に立ちコミュニケーションをとることが必要です。このようなコミュニケーションの力をもっている人が介護職に向いてる人だといえるでしょう。

家族とのコミュニケーションも必要

また介護職はその利用者の他に、その家族と接する機会も多くあります。人によっては介護負担が多く身体的にも精神的にも疲れている家族も多いです。

介護職はそのような家族に関しても、どのような気持であるか考え親身に対応する必要があります。

そのため相手の立場になって考えられる人も向いてる人と言えます。

(6)介護職に向いてる人④ 観察眼のある人

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/403286

最後に挙げる、介護職に向いてる人の特徴は観察眼のある人です。

小さな変化に気を配る

介護福祉士は複数の利用者のお世話をすることになることが多く、危険を察知して素早く的確に状況判断が行えるかが問われる職業です。

利用者の方の顔色や目の輝きをみて、相手の状態を把握したり、変化を感じ取ることが必要になります。

利用者は高齢であるため、いつ病態・体調が急変するかわからない方が多くいます。また、その変化は、日によっても、あるいは時間によっても変わっていきます。

そういった心身の小さな変化に気づき、それに基づいて対応できるかどうか、といった観察力というのは、近年急増している介護事故を未然に防ぐためにも重要なのです。

もちろん、「変化」といっても、微々たるものまですべて気付けるほどの余裕はないかもしれません。

そこで、少しでも体調や身体機能の変化が疑われることがあったなら、サービス利用者本人やその家族に直接聞いてみるのも一つの手でしょう。

また、病気に関わることや生活のなかで改善しなければいけないことが日常の微かな変化から見えてきたとき、問題と判断し看護師などの医療職種に伝えるための力も必要な能力といえます。

(7)介護職に向いていない人

ここまで、介護職につく上での適性、すなわち「とても優秀な介護職」になる可能性を秘めた人の特徴を挙げ、説明して来ました。

ここでは、逆に「介護職についたら苦労しそうな人」の特徴について、一般的によく述べられているものを中心に、3つ挙げていきます。

何に関しても効率を重視してしまう傾向にある人

介護の仕事をするにあたり、向き合うこととなるほとんど多くの方は、認知症をはじめとする、各種疾患・けがなどが原因で、思ったように動けなかったり、思ったようにコミュニケーションができなかったりすることがあります。

その際、効率主義の人が担当をしてしまうと、大きなストレスを感じてしまい、それが患者さんへの対応に表れてしまうなどのケースが考えられるのです。

もちろん、仕事というものは「効率性」が求められることも多々あります。しかし、介護職においては、目の前の患者さんの生活に寄り添ってあげることが、その患者への対応をより良いものにするためにはとても重要なことなのです。

協調性がない人

協調性がない人は、介護職に適性があるとは言い難いです。目の前の患者さんはもちろん、介護施設では多くのスタッフが多くの患者さんのために働いています。

当然、施設のスタッフ同士の連携や、情報共有も、施設としてよりよいサービスを提供するためには重要なことです。

そういった観点から必要な「最低限の協調性」に欠ける人は、介護職ではストレスを感じてしまうでしょう(「協調性」については、様々なテストがありますので、自分の協調性を測ってみたい!と感じる方は、ネットで検索してみてはいかがでしょうか)。

潔癖症の人

介護の仕事においては、入浴や排せつなどの介助も行っていきます。その際、過度に潔癖症な人が感じるストレスは、かなり大きい、と現職の職員も述べています。

以上のように、介護職において考えうるストレスに耐えられそうにない人は、介護職に向いてるとは言えない、という意見が、一般的に多いでしょう。

逆に言えばすなわち、「これらのストレスを感じても、それ以上に目の前の患者さんに寄り添い、よりその人がしたいことをできるように行動したい」という人であれば、介護職の適性がある程度ある、ということでしょう。

(8)介護職に就くメリット

現在、介護職に就くメリットとして大きく取り上げることができるのが、制度が見直され、給料・キャリアUPの可能性が高いということです。

2025年の超高齢者社会に対応するため、政府も介護職を少しでも増やすために、介護職員処遇改善加算という処遇改善のための制度も作られています。

この介護職員処遇改善加算は、

  • 介護職のためのキャリアアップの仕組みの作成(昇給システムの導入や必要な知識の研修の実施や資格取得支援など)
  • 職場環境の改善(福祉用具の導入にて身体負担軽減や書類業務の軽減ツールの使用)

を行った事業所に対して、介護職の賃金を上げるためのお金を支給する制度です。

より簡単にまとめたこちらの記事もぜひご参考ください!

この制度はほとんどの介護事業所で導入されており、実際に介護職の給料も増額傾向にあります。

また資格を取得していれば、いつでも働ける上に非常勤でのパートは時間の融通も利きやすいため主婦の方が働く際のメリットも大いにあると言えます。

(9)介護職に就くデメリット

ここでは介護職に就くデメリットについて説明していきます。

介護職は身体介助や夜勤のある場所も多く、肉体的にも精神的にも疲労がたまりやすいというデメリットが挙げられます。

そのためスキルアップし資格をとり、管理職やケアマネなどの業務に年齢とともにスキルアップしていく必要があるかと思います。

実際に介護職で働いている方がスキルアップとして取得している資格は何でしょうか。取得率の高い人気の資格について紹介している記事も合わせてお読みください。

介護職に人気の資格についてまとめたこちらの記事も、ぜひご参考ください!

(10)「人を相手にする仕事にする介護職」を一度検討してみては

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/348270

このように介護職は、対人の仕事でありこれからも需要の高い仕事です。

その上スキルアップも可能であり、管理職となるまで継続することができれば、年収500万を大きく超えるオファーを受けるケースも考えられるなど、チャンスもたくさんある仕事です。

人が好き!コミュニケーションをとるのが好き!という方は介護職に向いてるかもしれません。


介護職員として働くことができる場所はさまざまです。就職先はたくさんの選択肢があり、自分にとってどの職場が良いのかを判断することは難しいかもしれません。

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