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おすすめの介護事務資格7選!人気、試験内容、取得難易度をまとめてご紹介

資格
介護施設や介護サービス事業所には他の業界には見られない独自の事務作業が発生します。介護保険の請求業務です。 介護業界でのお仕事を想像すると、ご利用者の身体的なケアや、コミュニケーションをしているイメージですが、実際は同じくらい業務負担となっている内容に介護保険に関わる請求業務があります。 医療事務と同じように保険の請求業務なので、専門的な知識が必要とされ、何の知識もない方がいきなり介護事務で活躍するのは非常に難しいです。そのため、介護事務専門の資格があります。 事務をする上で必須となる資格ではありませんが、資格を取得することによって一定の介護知識があることを証明し、就職に有利に働くことがあります。 介護事務の資格は非常に種類が多いので、今回はそれぞれの特徴についてまとめてご紹介していきます。介護事務に興味がある方は是非参考にしてみてください。
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(1)介護事務とは

介護施設や介護サービス事業者は介護保険を使って運営されています。 介護保険を利用すると保険請求業務が発生し、利用料のおよそ1割を高齢者に請求し、残りの9割を国保連に請求します。

国保連に請求する場合は、レセプトという使用したサービスの単位数をまとめたものを請求する必要があり、介護事務作業の大きな負担となっております。

また、請求に際して返戻や月遅れなどの専門用語もあり、介護保険制度をある程度理解している方が対応しないと、9割分が入金されない可能性もありますので重要な役割を担っているといえます。

もちろん、請求だけでなく通常の事務作業である、職員の給与計算や入職退職手続き、外部対応などもあり、事業所の規模や、サービス内容によって求められる知識やスキルが変わってきます。

(2)介護事務資格の種類まとめ

介護事務に関連する資格は沢山あり、どれをとるべきかなかなか判断がつきません。

介護事務の資格一覧

  • 介護事務管理士
  • ケアクラーク
  • 介護事務実務士
  • 介護保険事務士
  • 介護保険事務管理士
  • 介護管理専門秘書検定資格
  • 介護報酬請求事務技能検定

人気が高いのは「介護事務管理士」、「ケアクラーク」「介護事務実務士」あたりですが、それ以外の資格の中でも人気が高く、持っていると優遇されるものがありますので、取得難易度、試験日程、費用から判断してどれが自分にとって最適か比べてみることをお勧めします。

それでは一つずつ見ていきます。  

介護事務管理士

介護事務管理士はJSMAが認定している介護事務に関しての資格です。介護報酬を的確に扱う為の介護事務の知識を取得できます。

介護事務管理士の認定試験は年間6回開催されており、受験資格もありませんので取得ができやすい資格であるといえます。

試験日は奇数月の第4毎週土曜日ですので、試験日は見落とさないように確認しましょう。

しかし、試験の合格率は50パーセントと他の資格に比べると低いのが特徴です。

合格のハードルが高いからこそ取得した時の知識は確実だといえますので、難しくても将来的に必要な知識を身に着けたいと感じている方にはお勧めの資格です。

試験は学科試験と実技試験に分けられています。時間は2時間です。  

ケアクラーク

護事務の中でも比較的名が知られている資格として、日本医療教育財団が認定をするケアクラークと呼ばれる資格があります。

ケアクラークの特徴としては、介護事務に関するものだけではなく、介護に関すること、高齢者に関することも試験に出題されるということです。そのため、ケアクラークを取得していれば、介護を幅広く知っていることになりますので、就職や転職が有利に働くといえます。

試験は学科と実技に分かれます。学科は人間関係や、老人や障害者の心理、社会福祉についてなど幅広いところから出題されます。実技に関しては居宅サービスと施設サービスの介護給付費明細書の作成を実施します。

試験は年間6回ありますし、難易度も他の資格に比べても低いですので気になる方は是非受験してみましょう。  

介護事務実務士

介護実務事務士は医療福祉情報実務能力協会が認定している資格です。介護事務として働きたい方はもちろんですが、現在ヘルパーとして働いている方でもスキルアップのために受験する方も多いです。

特徴としては試験日が年間2回だけであること、在宅で試験が受けれるということです。

また、学科は20問と他の資格に比べると若干出題数が多いですが、実務に関しては他の資格と同様に3問です。

受験資格は問われませんので、比較的取得はしやすいものだといえますが、年間に試験が2回しかないので、受験のタイミングを逃さないように注意しましょう。

介護実務事務士は介護事務を行うには欠かせない知識を取得することができますので、就職にも役立つ資格です。  

介護保険事務士

介護保険事務士は介護事務の資格の一つであり、つしま医療福祉研究財団と呼ばれる機関が認定している資格です。

この資格は即戦力の介護事務を育てる資格であり、実践に基づいた知識を得ることができます。

試験内容としては、学科と実技に分かれており、学科は介護保険の知識や、請求の知識について。実技はレセプトの作成や点検を行います。

介護保険事務士の特徴としては、合格基準が低いということです。

介護事務系の多くの試験は合格基準が試験全体の70パーセントから80パーセントに対して、こちらの資格は試験全体の60パーセント正解すれば取得ができますので取得しやすいといえます。

介護保険事務士は上級資格もあり、介護保険事務士・上級と呼ばれる資格があります。

介護保険事務管理士

介護保険事務管理士は日本病院管理教育協会が認定する資格であり、介護事務についての専門資格です。 こちらの資格は協会が指定した「教育指定校」という所へ通い、介護事務に必要な専門知識を学ばないといけません。

その後、年に2回行われる資格認定試験に合格し、資格の認定申請をすることで、晴れて資格を得られます。

資格を得るために授業を受けないといけないのは大変に思えるかもしませんが、介護経験がない、少ない方にとっては、介護業界の体系的な知識を得ることができ、かつ実務も学べると考えれば、資格を得ながら経験値を詰めるという意味ではメリットがあります。

実際にはどういったことを学ぶのでしょうか?

教育指定校の必修科目の中には「介護保険制度概論」というものがあり、ここで介護保険制度の全体像をつかみます。「介護報酬記載要領」という科目では介護保険請求に関する明細書などの書き方、意味などについて学びます。

「介護報酬算定実務(算定と請求方法)」という科目では算定方法と請求方法について学びます。ここでは介護保険の実務演習や、介護事務管理の総論について学ぶことができます。

医療保険との関係も学ぶことができて、医療事務についての総論はもちろんですが、事務管理についても学ぶことができます。「医療管理学」という科目では、医療関係の法規について学ぶことができます。

このように介護事務を全般的に学ぶことができて、なおかつ医療系の知識も取得することができる資格です。 

介護管理専門秘書

介護管理専門秘書は日本能力開発推進協会が認定する資格であり、今後、期待されている資格です。

取得できる知識としては介護報酬請求の技能、介護福祉制度などの基本的な制度の話、ケアマネージャーをサポートするための知識、仕事活躍する利用者への対応技術や要介護者や事業所で働く職員のメンタルケアなども得ることができる資格です。

働くところは幅広く、グループホームや老人保健施設、有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、訪問看護事業所、訪問介護事業所などでお仕事をしたい方には是非取得をお勧めしたい資格であるといえます。

(3)介護事務のメリット

勤務形態を選択できる

事務は勤務形態を選択しやすいというメリットがあります。通常介護士であれば、施設なら夜勤もありますし、シフトで働かないといけない縛りもあります。

そのため、パートで働きたい、時間短縮で働きたい、夜勤ができないなどの事情を聴いてもらえない可能性が高いのです。

その点事務は、シフト制ではありませんし、当然夜勤もありませんので、パートや時間短縮での勤務が行いやすいというメリットがあります。 その証拠に事務を募集している要件には、パート勤務可能などといった文言が入っていることが多いです。

また、介護士はどうしても高齢者に合して仕事をしないといけない部分が多いですので、常時2名以上は出勤をしないといけないなどの事情がありますが、事務の場合は高齢者に直接合わせることが少ないですので、時間的にも余裕があるのです。

力仕事でない点

介護業界は基本的には力仕事です。そのため、女性であればかなりの労力を使って介護をすることが多く、人によっては腰を痛めたり、介護が出来なくなってしまう方もいます 。

しかし、介護事務は介護業界にいながらも事務作業が主な仕事ですので力仕事をすることはありません。介護士として働いている方の中には自分の体力の限界を感じて、介護事務の資格を取得する方もいます。

介護士として働いているのであれば知識もある程度はありますので、未経験でも事務として雇ってもらえることがあります。

現在介護士として、このまま続けていくのは体力的に難しいと感じている場合は、介護事務の資格を取得して、将来的には介護事務として働くという道もあります。

介護業界でステップアップしやすい

介護業界でステップアップしていくには、介護士として働き、リーダーや主任に昇格していくか、生活相談員など違う職種としてステップアップするなどの方法があります。

ステップアップの最終地点として、後々は施設長などを目指している場合は事務関係にも精通していることが必須となります。施設長などは管理職に当たりますので、運営が適正に行われるように事務作業もあり、ステップアップしていく為には事務的な知識も必要になります。

また、施設長までいかなくとも、リーダーや主任、生活相談員などでも事務的知識、特に介護保険の流れや、請求業務については精通していた方が仕事も捗りますので、ステップアップには事務知識が必要であると言えます。

(4)まとめ

介護事務の資格は非常に数が多く、何から取得をすれば良いのか分らない、どれが有効な資格か分らないといった声があります。

学ぶ内容としては資格によって細かくは違いますが、大きなくくりでは同じことを学びます。そのため、受験日や受験料、合格率などで判断していっても良いかもしれません。

また、最初は合格率が高くて取得しやすい資格から取得をして、徐々に難易度の高い資格に挑戦、という選択肢もあります。

介護に今まで触れていなかった人にとっては、介護保険の請求業務は理解ができにくい部分も多いかと思いますので、しっかりと基礎から学んで将来的にも役立つようにしましょう。

現在介護士として働いている方でも、自分の知識を広げるためにも、自分のステップアップのためにも取得をお勧めします。


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