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働く場所はどうする?介護施設の種類と特徴まとめ

就職・転職
れから介護士になる方はいずれサービスを提供する施設に配属され介護職を全うしなくてはなりません。 しかし、実際に介護士に就職して配属されたが『業務が多すぎて続けられない』や『給与が安い』などの理由から転職をしてしまう場合があります。 今回はせっかく介護士になって、転職を選択する事にならない為、事前に介護職の主な施設をご紹介していきます。
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(1)介護施設の種類まとめ

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/497273

介護保険施設 ・介護老人福祉施設

介護老人福祉施設とは一般的に特別養護老人ホームを指します。特別養護老人ホーム、通称 特養と呼ばれる施設は介護施設の中でも、最も基本で重要な施設であるといえます。

施設の目的としては、介護が必要な方に対して日常生活の介護を終身で行うというものであり、亡くなる最後まで介護を行ってもらうことができます。 特別養護老人ホームの特徴としては、生活に重点を置いた介護を行うということであり、老人保健施設などに比べるとリハビリなどは少なく、その分レクリエーションなどに力を入れている施設が多いです。

また、医療的な部分が弱いのも特別養護老人ホームの特徴であるといえます。老人保健施設や介護療養型医療施設に比べて、医師が非常勤であったり、 看護師の配置人数も少ないですので医療面で処置が必要な方は入所できないことがあります。

介護老人保健施設

介護老人保健施設は老人ホームの中で病院と在宅をつなぐサービスとして位置付けられています。

何らかの病気で入院をして、退院許可が出たが、在宅で過ごすのはまだ不安が残る場合は、老人保健施設でリハビリや病気の安定を目指して、安心して在宅復帰をしてもらう準備を行います。

そのため、老人保健施設は特別養護老人ホームに比べて、看護師の数も多く、医師は常勤であり、リハビリの専門職も配置されています。医療的な処置レベルが高い方でも入所できることができます。

難点としては、長期の利用が難しいということです。老人保健施設では施設にもよりますが、3か月から6か月ほどで退所をしないといけないルールを持っている施設が非常に多く、特別養護老人ホームのように終身で介護をしてくれる施設ではありません。

介護老人保健施設について、より詳しい記事はこちら

→『介護老人保健施設(老健)とは | 施設の特徴・費用・入居の手順

介護療養型医療施設

介護療養型医療施設は老人ホームの中でも最も病院に近い施設です。そのほとんどは病院と併設されており、病院と変わらないぐらいの医療処置を受けることができます。

医師の数も看護師の数も老人ホームの中で最も多いのが特徴的です。退院許可が出て、老人保健施設に入所したいと申し込んだが、医療的な問題が多く受け入れ拒否された方が入所している場合も多いです。

施設の形態としても病院に近いですので、特別養護老人ホームのように家のような雰囲気ではなく、病院のイメージです。

そのため、殺風景な雰囲気を持つ施設も多く、特養のような雰囲気はありません。

介護療養型医療施設は廃止が決定しており、現在はその移行期間であり、数年後には全て廃止されていますので注意しましょう。

入所施設は特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設以外にもあります。

介護療養型医療施設について、より詳しい記事はこちら

→『介護療養型医療施設とは | 廃止の時期や受け皿となる2つの施設を徹底解説

有料老人ホーム

民間企業でも参入できる施設としてあるのが有料老人ホームです。一般的には料金の高い老人ホームと知られています。

有料老人ホームについて、より詳しい記事はこちら

→『有料老人ホームの基礎知識 | 特徴・選び方・入居方法

老人保健施設

有料老人ホームは施設によって実施されているサービスが異なり、対応方法も異なります。最期までみてくれるところもありますし、最期は病院で引き取ってもらえるようにしているところもありますので、就職するのであれば事前に確認をしておきましょう。

老人保健施設について、より詳しい記事はこちら

→『介護老人保健施設(老健)とは | 施設の特徴・費用・入居の手順

サービス付き高齢者向け住宅

サ高住と言われる施設です。この施設は最近最も伸びてきている施設であり、次々に新しい施設が出来ています。ここも施設によって行っているサービスが違いますが、基本的には元気な方が多い施設です。

サービス付き高齢者向け住宅について、より詳しい記事はこちら

→『サービス付き高齢者向け住宅とは | サービス内容・入居条件・利用料金

(2)介護施設は、以下の2種類のいずれかに分類できる

在宅介護型施設

在宅介護型施設というのは、介護保険の在宅サービスを実施する施設であり、

  • 通所介護や短期入所などの施設でサービスを実施するもの
  • 訪問介護や訪問看護など介護従事者が高齢者の自宅に伺ってサービスを実施するもの

の2種類があります。

前者が施設系サービス、後者が在宅系サービスと言われています。在宅サービスですので、高齢者の基本的な住居は在宅です。

施設の特徴としては、比較的元気な高齢者が多いということです。要支援者も対象となりますので、ほとんど自立の方も多く、重度の方は介護施設に比べると圧倒的に少ないです。

在宅サービスは介護保険を使っていますが、様々な業務上の制限、ケアマネージャーとのやりとりなどがありますので、就職をすれば在宅の介護保険についての知識を得ることができます。

入所介護型施設

入所型介護施設というのは、高齢者の住居を施設に移して介護を受ける施設です。特別養護老人ホームを筆頭に、医療系に強い老人保健施設、介護療養型医療施設。軽度の方が多いケアハウスです。

また、認知症の方が主に入居するグループホーム。その他として有料老人ホームがあります。

これらは、介護保険のサービスで使えるものです。

入所するためには最低でも要支援1以上が必要であり、場所によっては要介護3以上ないと入所できない施設もありますので注意しましょう。

また、施設によって提供しているサービスや入居条件、退去条件が違いますので事前に確認が必要です。 ちなみにサービス付き高齢者住宅はあくまでもサービスが付いている「住宅」になりますので、介護保険の施設ではありません。

(3)就職先を決める前に、施設の特徴を把握しておこう

介護士が就職する先は非常に種類が多いです。自分がしたいことに基づいて就職や転職をするのが良いかと思います。 医療系を学びたいのであれば老人保健施設や介護療養型医療施設がお勧めですし、基本的な「介護」を学びたいのであれば特別養護老人ホームがお勧めです。

また、サービスによっては夜勤が無かったり、残業が少ないなどの特徴があります。例えばデイサービスであれば日中のみのサービスですので、夜勤がありませんし残業も比較的少ないですが、車の運転が必須です。

訪問介護であれば掃除や調理などの家事が行えないと難しいですし、訪問介護も車は必須です(自転車で移動している方もいますが) それぞれの特徴を理解した上で就職や転職をすることによって、自分に最適な職場選びをしましょう。

どの施設の給与が高いかについて知りたい方はこちらの記事をご参考ください。

→『介護職の給料・賞与の現状|業界内外の比較や、金額の理由など

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