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【保存版】座ってできるレクリエーション10選 | 高齢者も楽しめる

テクニック
介護士の中でもレクリエーションが苦手だという人は多いでしょう。レクリエーションをしたいけれど、なかなかできないという人も多いはずです。 準備に時間がかかる、人前で何かをするのが苦手など、理由は人によって異なるでしょう。 しかし、レクリエーションは多くの高齢者にとって楽しみであり、喜びです。 また高齢者と一緒に楽しむことで、介護士自身が笑顔になれるものでもあります。今回はそんなレクリエーションのうち、座ってでもできる簡単なものを10個紹介します。 ちょっとした空き時間でもできるものばかりですから、苦手な人も少人数から始めてみてはいかがでしょうか。
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(1)レクリエーションは、目的によって様々なものを用意する必要がある

レクリエーションというのは、介護施設において主にリハビリを目的として、介護職員が介助をするだけでなく、自発的に運動をしたり、ゲームをしたりする活動のことを指します。

一概にレクリエーションといっても、簡単なゲームから難しいゲームまで、ボールを使ったスポーツから簡単な体操まで、様々な種類のものがあります。

ただ、時と場合によっては、利用者の方が、疾病によって立つことが難しかったり、体調が優れないため激しいレクリエーションができない場合などもあるので、「座ったままでできるレクリエーション」のレパートリーが必要になるときもあるのです。

今回はそんな、「座ったままでできる」レクリエーションを紹介したいと思います。

(2)指を動かすレクリエーション(①~③)

最初に紹介するのは指を使ったレクリエーションです。これは認知症の有無にかかわらず誰でも気軽に参加できます。

指を使うことで頭の運動になりますし、短時間で手軽に行うことができます。

①グーパー運動からグーチョキパー

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1581666

はじめは初歩から始めましょう。手を前に出して、グーとパーを繰り返す簡単な運動です。介護士が「グー、パー」と声に出してリズムをつけることで、認知症の人もつられて同じ動きをしてくれます。

慣れてくると少しずつスピードを上げたり、チョキを入れたりして変化をつけるとよいでしょう。

②数えながら指を折っていく

次に指を折る練習をします。親指から順番に「1、2、3、4、5...」と数えながら指を折っていきます。「6、7、8...」と今度は指を開いていきましょう。 こちらも何度も繰り返すうちにスピードを上げていくと効果的です。

もっと難しい段階に挑戦したいのであれば、右手と左手で違う指を折る練習をしてみましょう。 例えば右手は親指から、左手は人差し歯からという具合です。

③塗り絵

指を動かすレクリエーションは指の体操だけではありません。塗り絵も指先の訓練にはうってつけです。 塗り絵のメリットは職員が忙しいときでも、できることです。渡しておけば自分たちで楽しんでもらえます。

高齢者向けの塗り絵について、詳しくはこちらの記事もご参考ください。

(3)口と体を使ったレクリエーション(④~⑥)

次に口と体を使ったレクリエーションを紹介しましょう。こちらも幅広い人が参加できます。

多くの人が一緒に参加することで、仲間意識が芽生えたり、人間関係の形成に役立ちます。用意するものは特にありません。

④口の体操

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/50301

口の体操は楽しいだけでなく、嚥下機能を維持するために効果的です。まずは舌を前に突き出して引っ込めるという動作を繰り返します。 次は左右に動かしてください。

それからぐるっと一周回すように舌を動かしていきます。最後に発声練習を兼ねて、早口言葉で締めましょう。

「生麦、生米、生卵」でも「隣の客はよく柿食う客だ」でもなんでも構いません。うまく言えずに失敗するのも面白いものです。

⑤唱歌を歌う

歌は多くの人にとって記憶と密接に結びついたものです。認知症になっても昔よく歌った歌は覚えています。

昔歌った童謡や唱歌をみんなと一緒に歌うことは、 記憶を呼び起こす大きな効果が期待できます。覚えていない人のために、何冊か歌詞カードを用意しておくとよいかもしれません。

⑥口と手足の運動を同時に行う

普段私たちは何気なく2つのことを同時に行っていますが、これは認知機能が低下した人にとっては難しいことです。歌いながら足踏みをする、 あるいは手拍子を打つなど、歌うだけでなくもう1つ動作を加えてみましょう。

それだけで認知症の人にとってはぐっと難易度が上がります。 それだけ頭も使いますから、廃用症候群予防に期待できます。

その他の口を動かすレクリエーションについては、こちらの記事もご参考ください。

(4)頭を使うレクリエーション(⑦~⑩)

最後に頭を使うレクリエーションを紹介しましょう。ホワイトボードがあればよいですが、なくても構いません。

認知症の人にとっては少し難しいものが含まれますが、その場の雰囲気を上手にコントロールすれば、思わぬ発言を引き出すことができるかもしれません。

⑦少し難しい四則演算 100-7は?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/403286

100-7=93、93-7=86...と、100から7を順番に引いていくだけですが、なかなか難しいのがこのレクリエーションでしょう。 多くの人は途中で詰まってしまうので、介護士が上手く答えを引き出すことも大切です。

⑧漢字・都道府県クイズ

クイズは自分の頭の中にしまってある知識を引っ張り出す上で、最適なレクリエーションです。問題はどんなものでも構いません。

例えば木偏の漢字を10列挙する、関東に位置する都道府県を順番に上げていく、など。工夫次第でさまざまなバリエーションが生み出せるのも、このレクリエーションのよいところです。

⑨回想法

認知度が同程度の人を集めて、昔のことを思い出していくレクリエーションです。

ポイントは介護士が主導となり、話を上手く導いていく点にあります。 連想を働かせて、昔のおもちゃから遊び方、その遊びをした場所など、話題を繋いでいきましょう。

上手にやれば思わぬ話を聞き出すことが可能ですが、主導となる介護士の技量が問われます。

⑩チームになって競争する

チーム対抗戦を行うことは、高齢者にとってもよい刺激になります。

同じレクリエーションをする場合でも、互いに争うことで、楽しみを倍加することができるでしょう。

クイズも個人戦よりチーム戦のほうが盛り上がります。口と手足を使った運動も競争の要素を加えることで、認知症がない高齢者にとっても白熱するゲームとなります。

(5)座ったままでも楽しめるレクリエーションを行おう

座ったままでもできる、簡単なレクリエーションを10個紹介しました。今回紹介したものは、ちょっとした隙間時間でもできるものばかりです。

レクリエーションは一回きりでは効果が薄いものです。日常的にやってこそ大きな結果に繋がります。

日頃から介護士同士で協力して隙間時間を有効活用すれば、 思わぬ成果を得られるかもしれません。ぜひ、試してみてください。

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