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介護・福祉の資格一覧|種類、取得方法、人気の資格10選紹介!

資格
介護の資格にはどのようなものがあるか説明します。人気の資格10選や、公的資格・民間資格の取得方法や取得にかかる費用について紹介します。介護職に就きたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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(1)介護に関する資格は3種類ある

介護に限らず資格というものは多くありますが、それらはどのような種類があるのか説明していきます。

国家資格

国家資格は、法で定められた資格です。資格取得の試験は、自治体や団体が国から委託されて実施されています。

公的資格

公的資格は、省庁から委託を受けて、民間団体が認定するという資格です。国家資格と違い、資格自体は法で定められているものではないものの、経済産業省などの大臣が認定している資格である点で、民間資格よりも評価が高いことが多い資格です。

民間資格

国家資格とは違い、法的な規定がないのが民間資格です。民間の企業や団体が認定しています。

以下で、それぞれの種類にて、介護関連の資格にあたるものを紹介していきます。

(2)介護に関する国家資格一覧

介護福祉士

介護職の資格で、唯一の国家資格です。介護に関する知識・スキルともに非常に高い専門性を証明する資格であることから、この資格を取得することで給与などの待遇に反映されたり、施設内で現場のリーダー的な存在になる可能性が高まる点が魅力とされています。

取得方法

取得方法は、大きく分けて3つあります。

  • 実務経験ルート
  • 福祉系高校
  • 養成施設

いずれのルートでも、ある程度時間もコストもかかるので、取得を検討する前には取得方法をしっかり確認するのが重要です。それぞれのルートの受験資格などは下記の記事で詳しく説明されています。

受講資格

受講資格は、介護施設での実務経験が3年以上&実務者経験のクリアです。その上で、国家試験に合格しなければなりません。

そもそも介護福祉士はどういう仕事なのか詳しく知りたい方はこちらの記事を合わせてお読みください。

(3)介護に関する公的資格一覧

公的資格に該当する介護に関する資格は2つあります。

介護職員初任者研修

介護職の入門版とも言える資格です。この資格を持っておくと、給与アップや転職がしやすくなります。取得期間は、最短で1ヶ月です。

介護職員初任者研修の資格所得方法は様々あります。自分のライフスタイルに合った取得方法を選ぶといいでしょう。

より詳しい情報はこちらの記事をお読みください。

ケアマネジャー(介護支援専門員)

ケアマネージャーは、高齢者の介護プランを考える上で欠かせない資格です。コーディネーター的な役割です。また介護業界の中でも比較的給与が高い職種だといわれています。

(4)介護に関する民間資格一覧

ここでは、民間の資格の中で代表的な2つの資格をご紹介します。

レクリエーション介護士

介護で欠かせない「レクリエーション」。レクリエーションとは、新身体能力向上やボケ防止をしてくれる重要な介護サービスの1つです。介護施設におけるレクリエーションの精度を上げるために、レクリエーション介護士が存在します。

取得方法

認定講座を受けて、試験に合格すると、レクリエーション介護士の資格を取得することができます。

ケアリハ検定

ケアリハ検定とは、リハビリの精度を上げるために考案された検定です。日常生活において、被介護者自身が「○○が自分ひとりでできるようになりたい」を実現しやすくするため、その補助をよりきめ細やかに行えるようになるための検定でもあります。研修中は、リハビリのリスク管理やアセスメント(患者の方のリハビリの進行度合いを評価する/アセスする)方法を学びます。

取得方法

取得までにかかる日数は約2ヶ月ほどであり、その間に、受験級に応じて所定の回数を受講するのです。基本的に、すべての授業への参加が必須であり、さらに最後の試験において70%以上の点数をとることが資格取得条件なのです。

(5)その他の資格一覧

その他の資格には以下のようなものもあります。

  • 介護福祉士実務者研修
  • 福祉用具専門相談員
  • 喀痰吸引等研修

これらは、ここまでで説明してきた資格以外の、必要に応じて取得を目指す資格です。

しかし、例えば「介護福祉士」の受験資格要件でもある介護福祉士実務者研修など、資格によっては非常に大きなメリットのある資格も多いので、ぜひ本文以下にて説明している概要をご覧ください。

(6)人気の介護資格10選

様々な資格がありますが、ここではその中でも人気の資格について説明していきます。

  • 介護職員初任者研修
  • 心療回想士
  • 実務者研修
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)
  • 睡眠健康指導士
  • ケアクラーク
  • 心理カウンセラー
  • 福祉住環境コーディネーター
  • 喀痰吸引等研修
  • 社会福祉士

以下で、上記の資格の費用や難易度について詳しく説明していきます。

介護職員初任者研修

介護の資格とる上で、最初に目指す人も多い資格です。ベーシックかつ重要度の高い資格なので、求人情報でも必須になっていることが多いです。

費用

取得にかかる費用は、3万円から6万円といったところです。

難易度

講義と演習を受け、試験に合格すると取得できます。通信制でも取得できる資格なので、難易度は高くありません。

介護職員初任者研修について、より詳しい記事はこちら

→『介護職員初任者研修とは | 資格取得のメリットと試験内容

心療回想士

認知症の緩和を目指す上で、重宝する資格です。

費用

参考費用は、32000円といったところです。

難易度

1級から5級まであります。1級から4級は受講するのに条件がありますが、5級は条件なしで受講できます。通信で受講できるので、難易度は高くありません。

実務者研修

実務者研修は、介護職員初任者研修からステップアップしたい時に受講をするべき資格です。

費用

特別な資格を持っていない場合は、15~20万円といったところです。ヘルパー2級や介護職員初任者研修を持っている場合は、10万円から15万円程度で受講できます。

難易度

通信で受講できますから、難易度は高くありません。ただ、6ヶ月ほど要するので期間がかかります。

実務者研修について、より詳しい記事はこちら

→『介護福祉士(介護職員)実務者研修とは|取得方法や費用、メリット等

介護支援専門員(ケアマネージャー)

この資格は、患者さんのケアプランを作成する際に必要となる資格です。年収アップが見込めて、夜勤がなくなるのも魅力と待っています。

費用

受験費用は、1万円程度です。合格した後は、実務研修があるのですが、そこで3万円前後かかります。

難易度

  • 「特別な資格を持っていない場合は、10年以上&1800日の実務経験」
  • 「有資格者は、5年以上&900日の実務経験」
  • 「相談援助業務は5年以上」

これらのどれかを満たしていなければなりません。ただ、これは以前の話であり、さらに条件が課せられるようになったため、受験資格を得る難易度は非常に高いといえるでしょう。

平成30年度からは、無資格&初任者研修のみの修了者は、受験資格を得られなくなりました。受験資格があるのは、国家資格を取得してから5年の実務経験者のみです。

ケアマネージャーの受験資格について、より詳しい記事はこちら

→『【2018年度以降】ケアマネージャーの受験資格 | 変更点を徹底解説

睡眠健康指導士

高齢者は眠りが浅くなることも多く、昼夜が逆転しがちです。そんな時に、睡眠をサポートするのが睡眠健康指導士の役割です。

費用

  • 初級は22,000円ほど。
  • 上級は1100,00円ほど。

難易度

この資格は、希望すれば誰でも受講できます。講義を受ければ資格取得できるため、難易度は低いです。

ケアクラーク

ケアクラークは、介護事務としての能力を証明する民間資格の1つです。

民間資格とは言え、公的資格であるケアマネージャー(介護支援専門員)同等の介護保険知識が求められるため、ケアマネージャーとしてキャリアアップしたい人は必見です。

ケアクラークの取得方法について、より詳しい記事はこちら

→『ケアクラークとは | 独学は可能?介護事務管理士との違いや受験資格』

費用

受講料は、6000円程度です。

難易度

特別な受験資格はありません。試験は年6回実施されているので、チャンスが多いです。合格率は50%と言われており、難易度は高くありません。

心理カウンセラー

上手な介護を提供するためには、高齢者の心理を理解することも大切。そこで重宝されるのが心理カウンセラーです。

費用

費用は、5万円程度です。

難易度

取得に必要な期間は、4ヶ月程度です。スクーリングの必要はなく、通信講座で学べるので、比較的時間の制約が大きい人にとってもあまりハードルの高い資格ではないのが魅力です。

福祉住環境コーディネーター

介護が必要な高齢者は、当たり前な生活を送ることが困難です。この資格を取得することで、高齢者がどんなことを不便と思っているのか理解でき、介護しやすい環境を作ることができます。

費用

受験する級によって費用が異なります。おおよその費用は、5000円から1万円です。

難易度

一級の試験は、年1回開催されています。それ以外の級は、7月と11月に開催されています。試験の合格率は50%と言われているので、難易度は高くありません。

福祉住環境コーディネーターについて、より詳しい記事はこちら

→『福祉住環境コーディネーターとは | おすすめテキストや試験情報

喀痰吸引等研修

この資格は、痰の吸引が必要な高齢者にとって役立ちます。介護業界で、今後重要の増える資格です。

費用

1号~3号までで値段が違います。

  • 1号は15~20万円。
  • 2号は10~15万円。
  • 3号は3~5万円程度です。

難易度

資格取得には、研修や講義、練習が必要です。資格取得までは期間が必要ですが、難易度は高くありません。

喀痰吸引等研修の取得方法に関して、より詳しい記事はこちら

→『喀痰吸引等研修(かくたんきゅういんとうけんしゅう)とは | 研修内容や受講費用

社会福祉士

介護業界の仕事は、介護が必要な高齢者をサポートするだけではなく、家族ともコミュニケーションをとります。その時に役立つのが、この資格です。社会的生活が困難な高齢者に対して、テキストサービスを案内します。

費用

受講する施設にもよりますが、50万円といたところです。

難易度

オーソドックスなのは、実務経験を4年経験した後に、養成学校に通う方法です。難易度は高めで、合格率は25%前後となっています。

社会福祉士の取得方法について、より詳しい記事はこちら

→『社会福祉士の試験の受験資格 | 取得方法3パターンや必要期間

(7)働きながらの資格取得は可能か?

結論から言うと、働きながら資格取得するのは可能です。例えば、介護福祉士は、3年以上の実務経験が必要なので、いやが応にも働きながら取得しなければなりません。

また、介護向けの資格は、通信講座で勉強できるものが多いです。スキマ時間で勉強をして、資格取得する人が増えています。施設に出向いて受講する場合は、平日だけでなく土日に開催されている受講を選ぶこともできます。

(8)介護資格がなくても(無資格でも)働けるか

無資格でもできる仕事は存在する

介護の仕事は、資格がなくても働けます。ただし、それは仕事内容に異なります。資格なしで働きたい場合は、「介護助手」か「介護補助」を目指してみてはどうでしょうか?

介護助手と介護補助は、文字通り、介護職の助手をするのが仕事です。技術的なサポートだけではなく、レクリエーションしたり、話し相手をするなど、コミュニケーションをとることを主な。

キャリアアップを目指すのであれば、取得しておいたほうがいい資格はある

先述の通り、介護職で無資格であってもできる仕事はありますが、無資格のままだと(※厳密には、介護職員初任者研修を取得済みでないと)「身体介助(被介護者の身体に直接触れる介助)」そのものが基本的にはできないため、介護職としてのキャリアアップが難しい場合もあります。

本記事で説明したとおり、初任者研修は比較的コストがかからない資格なので、無資格で介護職としてのお仕事をしている方は、取得を検討してはいかがでしょうか?

(9)資格取得のすすめ


出典:https://www.photo-ac.com/

介護の現場は、突発的に様々なことが起こります。それらを回避するためにも人が必要であり、そのために資格の取得はとても重要なのです。

介護の現場はどこも多忙ですから、一人でも多くの資格取得者に就業してもらいたいと思っています。しかし多忙であるがゆえに、資格取得をサポートしてあげられる教育機関は少ないのです。そのため、資格取得者を増やすためには、スタッフ一人一人が、自ら動かなければなりません。

(10)入念に調べて自分に合った資格選びをするのが大切

今回は介護関係の資格に焦点を当ててみましたが、いかがでしたでしょうか?

ひとえに介護の資格といっても、仕事内容も様々であれば、取得に必要な条件・試験も全く異なることがはっきりとしたのではないでしょうか。

もし仮に、読者の方が介護職に就くため、あるいは、介護職の中でもキャリアアップがしたい、という場合、すぐに資格取得のための勉強を始めるのではなく、まずは自分が目指しているポジションや現場が求めている能力などの様々な要素を考えましょう。そのうえで、どの資格が必要なのかを自分の中ではっきりさせておくことが重要といえます。

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