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【まとめ】介護職員の仕事内容は?やりがい、資格の種類、給料など解説

就職・転職
介護職といっても、職場によって仕事内容や役割は異なります。この記事では施設別の介護職員の役割を解説します。また、介護職に就いて働くメリット・デメリットも紹介します。
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(1)介護職とは

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/348234

高齢者や障害者の生活支援・自立支援を行う仕事

介護職とは、老人ホームや病院など様々な場所で介護の仕事をする職員もしくは職種、全般のことを指します。

そのため介護職といっても、働く場所、所有資格によって仕事内容、給料が異なります。

「介護職に興味がある」「介護業界への転職を考えている」という人はこの違いを理解することが重要です。違いを理解していく中で自分にどんな仕事が合っているのか分かってくるかもしれません。

高齢化に伴い、社会的な影響がますます大きくなっている介護職の仕事内容、必要資格、給料など詳しく説明していきます。

(2)どういうところで働くのか

介護職の働き先のタイプとしては大きく「介護施設」「訪問介護事業所」の2つに分けることができます。介護施設は入所型になるので24時間体制となり、一方の訪問介護事業所は利用者が日中だけ滞在するなど日帰り型の施設となります。

介護施設

訪問介護事業所

  • デイサービス(通所介護)
  • デイケア(通所リハビリテーション)

(3)介護職の主な仕事内容

介護職の仕事は、

  • 職種
  • 所持資格
  • 勤務する施設

などによって、仕事内容は様々です。ここでは介護職としての専門性が問われる代表的な仕事内容4つをご紹介します。

  • 食事介助
  • 入浴介助
  • 排せつ介助
  • レクリエーション

食事介助

食事介助とは、一人で食事を安全にとることが難しい方が、楽しく安全に食事をとれるようにサポートする仕事を指します。

食事をどの程度できるかという嚥下(えんげ)能力や食べるスピード、その日の体調によって、できる介助も変わってきます。

誤飲などの事故がないよう、注意することが非常に大切な介助です。

食事介助について、より詳しい記事はこちら

→『食事介助の目的・方法・注意点 | ポイントをおさえて安全な介護を

入浴介助

入浴は、体を清潔に保ったり、一日の疲れをリフレッシュしたりと、様々な重要な役割を持つ行動だといえます。

怪我などをされたことがある方は経験したことがあるかもしれませんが、入浴には多くの能力・筋肉を必要とします。

さらに、お風呂場は滑りやすいので、介護事故につながりやすい場所の一つでもあるので、安全にリフレッシュするために、専門的なサポートが必要なのです。

入浴介助について、より詳しい記事はこちら

→『入浴介助のマニュアル | 訪問入浴サービスについても解説

排せつ介助

トイレへ行くにも一苦労、という方を誘導したり、着替え等をしっかり行うお手伝いをしたり、という仕事になります。

非常にデリケートなサポートになるので、相手への気遣いと最低限のサポートの両者のバランスが求められる仕事になります。

レクリエーション

レクリエーションとは、普段の生活だけで退屈しないよう、施設入居者や利用者が楽しめるアクティビティを他の施設入居者や利用者と行うことを言います。

レクリエーションを通じ、

  • 身体・認知機能の維持・向上
  • リフレッシュ
  • 他の利用者・入居者とのコミュニケーション

といった効果が期待できます。

このレクリエーションを企画・運営するのも、介護職の主な業務の一つです。

もちろんこれ以外にも、

  • 施設の運営に必要な業務(介護施設における一般業務
  • 他の職種との連携
  • 利用者の生活環境のケア
  • メンタルケア(相談にのるなど)

といった仕事があります。

具体的な仕事内容・仕事の割合などは、施設によっても異なりますので、詳しくは本記事の()以降をご覧ください。

(4)介護職として働くのに、必要な資格はある?

基本的には必要ないものの、キャリアアップなどに必要な資格はある

(2)で説明したように、介護職の仕事には、かなりの専門性が求められます。

そのため、介護職という言葉を聞くとき、「資格が必要」と考えてしまう方もかなり多くいらっしゃいますが、特定の職種・仕事を除き、多くの介護職の仕事に資格は特に必要ありません

その理由の1つとして、介護職の仕事は、教科書などで学ぶよりも、お仕事をしながら学ぶことのほうが多いことが挙げられます。

しかし、無資格の介護職は、例えば「要介護者の身体に直接触れる介助」は基本的にできないなど、できる業務が非常に限られています。

なので、

  • ホームヘルパーなど、資格が求められる仕事もしたい
  • 介護職としてスキルアップをしたい
  • キャリアアップをしたい

という場合には、介護職でも資格が必要になる資格もあります。

(5)介護職の資格4つ

前述したように、介護職として働くだけであれば資格は必要ありませんが、介護職としてのスキル・キャリアをアップさせるのに役に立つ国家/民間資格はたくさんあります。

こちらではその中でも、介護職の多くが取得を目指す4つの資格について紹介していきます。

介護職員初任者研修

無資格で介護職として勤務することになった人のほとんどがまず取得するのが、「介護職員初任者研修」という資格です。

研修を受講・修了するだけで取得することが出来るので、介護職として必要な最低限の知識・経験を証明する、入門的な資格といえます。

この介護職員初任者研修ですが、2013年以前は「ホームヘルパー2級」という名称でした。

この資格を取得することで、

  • 身体介助(体に直接触れる介助)
  • 訪問介護(在宅で介護生活をしている要介護者のお家に出向き、)

といった業務が出来ることになります。

出来る仕事が多く、専門知識も証明することができるので、給料や求人数も、無資格者と比べて増える傾向が強いです。

介護職員初任者研修を取得する方法やかかるコスト、具体的なメリットなどに関しては、こちらの記事もぜひご参考ください!

→『介護職員初任者研修とは | 資格取得のメリットと試験内容

介護職員実務者研修

介護職員実務者研修とは、介護職員初任者研修よりも実践的・専門的なバージョンの、上位資格といえます。

この資格を取得することで、介護職としてのスキルを更に向上することができるだけでなく、「介護福祉士」という、介護職として唯一の国家資格を取得する国家試験の受験資格を得ることができます。

介護職員実務者研修の取得のためには、研修の受講・修了が必要になります。

詳しくは、以下の記事もご参考ください!

→『介護福祉士(介護職員)実務者研修とは | 費用・受験資格・カリキュラム

介護福祉士

介護福祉士は、介護における唯一の国家資格です。

介護福祉士を取得することで、介助などの業務に必要な技術・知識の専門家として現場のリーダー・指揮などの幅広い役割を任されることができるようになります。

そのため、介護福祉士を取得しているのといないのでは、給料や待遇に大きな差が生まれることがあります。

例えば、厚生労働省『平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要』という資料によると、介護福祉士の資格取得者と無資格者の間には、およそ5万円もの差がある、という情報もあります。

介護福祉士の給料について、詳しくは以下の記事もご覧ください!

→『介護福祉士の給料の平均額は?|改善策、各種手当など

ケアマネージャー(介護支援専門員)

介護福祉士を取得したのちは、ケアマネージャー(介護支援専門員)という、公的資格の資格を取得後、要介護祥の介護計画を立て、現場をリードする「ケアプラン作成」といった仕事を目指すケースもあります。

要介護者とその家族だけでなく、業務の管理や行政・関係施設とのやり取りなども行う点から、介護支援専門員は、介護に関する幅広い能力を求められる資格・職種であるといえます。

介護支援専門員のなり方や給料などについて、より詳しくは以下の記事もぜひご参考下さい。

→『ケアマネージャー(介護支援専門員)の受験資格 | 変更点を徹底解説

(6)介護職の仕事① 老人ホームでのお仕事

老人ホームと一言でいっても、その種類にも様々なものがあり、それぞれ介護職の仕事・役割も変わってきます。

ここでは、複数種類ある老人ホームでのお仕事について、ご説明します。

特別養護老人ホームの仕事

特別養護老人ホームとは要介護3以上の高齢者が入居する公的施設です。

亡くなられるまで生活を営むことができ、利用者によっては終の住処ともなります。

要介護3以上の方というのは身の回りの事が自分でできない状態の方を指します。

具体的には排泄が一人でできなかったり、物事を理解することが困難だったりする形です。

そのため利用者の生活全般を支えなくてはしなくてはなりません。

実際に介護職が行う仕事としては

  • 排せつ介助
  • おむつの交換
  • 寝具の交換
  • 食事介助
  • レクリエーション
  • 入浴介助
  • 記録書類を作成する

というのが全体的な介護職の仕事内容です。

高齢者を最後まで支え続けられることができるため、やりがいの大きな職場といえるかもしれません。

介護老人保健施設(老健)での仕事

介護老人保健施設は要介護1以上の高齢者が入居する公的施設です。

施設の目的は利用者の自宅復帰であり、原則として数ヶ月の利用期間を設けています。

基本的には利用者の終の住処となる場所ではありません。

この施設では介護が必要な利用者が自宅復帰できるよう支援することになるため、特別養護老人ホームよりもリハビリに特化しています。

そのため仕事内容には機能訓練指導員のリハビリテーションをサポートするというものも含まれる形です。

特別養護老人ホームが要介護3以上の方しか入居できないのに対し、介護老人保健施設では要介護1以上の方から入居できます。

そのため介護職員は利用者に合わせた仕事を行うことになるでしょう。

要介護度が高い利用者には排泄・食事・入浴の介助が必要となりますが、要介護度が低い利用者に対してはそうした介助を介護職が行う必要はありません。

人に合わせたサービスを提供していくことになります。

有料老人ホームでの仕事

有料老人ホームは自立・要介護1以上の方が入居できる民間の施設です。

自立とは要介護認定を受けなくて良い健康な高齢者を指します。

民間なのでサービスの幅から経営形態まで様々な形がある形です。

また有料老人ホームは

  • 「介護付き」
  • 「住宅型」

の2つに大別することができます。

介護付きの場合は施設の職員として入浴や食事の介助を行う形です。

対して住宅型の場合は外部の介護サービスと提携し、その介護サービスの職員が入浴や食事の介助を行うことになります。

介護職の仕事が関わるのは介護付きの場合で、利用者の生活を支援する介助の他、施設によっては外出の際の付き添いなどをすることになります。

一般的に特別養護老人ホームや介護老人保健施設よりも軽度の要介護者が集まりやすいため、介護職としての仕事内容は比較的軽めのものになるといえるでしょう。

(7)介護職の仕事② 病院での仕事

病院での介護職は、入院している患者の介護を行うことになります。

主体となるのは医療行為であり、医師や看護師の指示の下で動く形です。

病院と介護施設における介護職の立場は少し異なります。

介護施設では介護職が主体となって利用者の介護を積極的に行うことができますが、病院では作業者として看護師と医師の下につくのです。

病院ではあくまでも医療行為を軸としているので、介護自体はメインではありません。

仕事内容としては他の施設と同じように食事介助や排泄介助、入浴介助などを行うことになります。

また看護師のサポートとして器具の運搬や管理を行うことにもなるでしょう。

(8)介護職の仕事③ グループホームの仕事

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3859

グループホームは認知症の高齢者が集まって生活をする施設です。

入居条件は要支援2以上の65歳以上の方となります。

そのため特別養護老人ホームや介護老人保健施設の利用者よりも軽い症状の方が集まる形です。

要支援2というのは要介護よりも軽い症状を指しています。

具体的には身だしなみや掃除、並びに移動において介助を必要とするも、排泄や食事をほとんど一人でできる方が認定されるのです。

そのため排泄介助や入浴介助は基本的に行わなくても良いでしょう。

仕事内容としては

  • 食事や掃除
  • 洗濯のサポート
  • リハビリ
  • レクリエーションの実施

などとなります。

施設の利用者数は基本的に少人数となるため、介護職として手厚い介助を行う事ができるはずです。

また認知症の方の介助を行うため、認知症への理解が求められる介護職でもあります。

(9)介護職の仕事④ サービス付き高齢者向け住宅の仕事

サービス付き高齢者向け住宅は自立している高齢者のサポートを行う施設です。

有料老人ホームとは異なりより症状の軽い高齢者が主な利用者層となります。

こうした施設では外部の介護サービスと連携をとっているため、介護の仕事は訪問介護サービスの介護職が行うことになります。

そのためより正確に言うならサービス付き高齢者向け住宅と契約している介護サービスのスタッフとして介護職が雇われる形です。

訪問介護の仕事内容は

  • 入浴介助や臥床介助
  • 食事介助
  • 部屋の掃除
  • 食器の片付け

などになります。

また住宅によっては訪問介護を利用しないところもあるので、仕事量は施設によって異なるでしょう。

(10)介護職につくにあたって心がけること

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/953238

介護職は人の生活をサポートするという職業になります。

主体はあくまでも利用者であって、利用者が快適に生活できるよう支援を行う事が仕事なのです。

人間は高齢になると認知能力や思考能力が低下し、私達が当たり前だと思う事ができなくなったり考えられなくなったりしてしまいます。

そのため傍目から見ればもどかしい思いをするかもしれません。

そうしたときに高齢者を叱るのではなく、寄り添うように導くことが大事です。

利用者を一人の尊厳ある人格としてとらえ、尊敬をもって接することができれば挨拶や距離感の取り方なども自然と身についていきます。

介護者として相手に対する尊敬の念は心がけておきたいところです。

(11)介護職に就くメリット・デメリット

メリット

介護職は需要が高いため求人募集が多く行われています。

そのため職を失うリスクが低く、現場が合わなければ転職することもできるような状況です。

また性別で差別されることがないため女性でも働くことができ、キャリアアップも望めます。

デメリット

需要が高いかわりに従事する人が少ないため、1人あたりの負担する仕事量は多めです。

そのためライフスタイルの変化に対応しにくく、仕事を中心とした生活を送ることになるでしょう。

介護職には以上のようなメリットやデメリットが存在します。

忙しいものの仕事の量が多いため生活を安定させることができる職業といえるかもしれません。

(12)介護職の施設ごとの仕事内容や介護職全体の特徴を理解しよう

介護職が活躍する主な施設をみてきました。

特別養護老人ホームでは高齢者の終の住処ともなる施設ですし、介護老人保健施設は自宅期間を目指すリハビリのための施設となります。

有料老人ホームでは食事補助や外出補助のなどを行うことになるでしょう。

またサービスつき高齢者向け住宅では、施設と契約している外部訪問介護サービスの介護職が介助を行っている形です。

病院の場合は医療行為が目的なので患者の介助の他、医師と看護師のサポートも行うことになります。グループホームでは認知症の高齢者の方に向けた軽い介助やレクリエーションをすることになるでしょう。

一口に介護職といっても仕事内容は施設によって様々です。

ですがどれも利用者に寄り添い生活を支援するという点では変わりません。自分が理想とする介護の形に最も近いところを職場として選ぶと気持ちよく仕事をしていくことができるでしょう。

介護職について詳しく説明しているので、併せてご覧ください。

介護職の給料・賞与の現状|業界内外の比較や、金額の理由など


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