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【介護職の離職率16.7%】今すぐできる!離職を防ぐ効果的な対策とは?

テクノロジー
介護職の離職の原因は、待遇や労働環境によるものや、事業所・経営者のマネジメントによるものなど様々です。離職を防止するために、長く働き続けたいと思われる職場を作るには、職員のコミュニケーションを充実させることが効果的です。
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(1)介護職の離職率は高い

「介護職の離職率は高い」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。大変な印象のある介護職ですが、多くの方がイメージするとおり、他の業種と比較すると少し離職率が高い現状があります。

介護労働安定センターの「平成 28 年度 介護労働実態調査」によると、介護職の離職率は16.7%となっています。全産業の平均が15.0%であることを考えると、やや高い水準となっています。

出典:厚生労働省 介護労働者の雇用管理の状況について

介護業界は有効求人倍率が高い

介護職の離職率が高いことに加えて、高齢社会において介護職員のニーズが増加していることもあり、介護業界は慢性的に有効求人倍率が高くなっています。

厚生労働省職業安定局需給調整事業課の「医療・介護分野における職業紹介事業 に関するアンケート調査」によると、平成30年度の介護関係職種の有効求人倍率は全国平均で3.95倍となっており、全業界平均の1.62倍と比べて、とても高い水準と言えるでしょう。

出典:厚生労働省職業安定局需給調整事業課 医療・介護分野における職業紹介事業 に関するアンケート調査

(2)離職率が高い理由とその原因とは

それでは、介護職の離職率が高い理由は何があるのでしょうか。

介護職員の主な離職理由については、下記のような結果になっています。

  1. 結婚、出産・育児(31.7%)
  2. 法人・事業所の理念や運営のあり方に不満があった(25.0%)
  3. 職場の人間関係に問題があった(24.7%)
  4. 収入が少なかった(23.5%)
  5. 心身の不調(腰痛を除く)、高齢(22.0%)

この中で、1位と4位については「待遇・労働環境」、2位・3位・5位については「事業所・経営者のマネジメント」に関連する理由となっています。

待遇・労働環境

介護職員は、収入が少ないと言われることが多いお仕事です。そのため、給与面での不満を感じて離職してしまう方もいるようです。

また、シフト勤務で不規則な勤務になることも多いお仕事なので、体調面やプライベートのことを考えて続けることが難しいと判断される方もいます。そのため、結婚や出産・育児など、プライベートの生活環境が変わるタイミングで離職に踏み切る方が多いことも理解できます。

しかし、最近では産休や育休の取得を推進している事業所や、時短勤務や日勤帯のみの勤務が可能な事業所も増えてきています。事業所側は、職員が働きやすい環境づくりをしていくことで離職率の改善を図ることができるでしょう。

事業所・経営者のマネジメント

介護職を辞める方には、介護事業所の運営方針や人間関係に不満を持つことも多いようです。「利用者様のために」と思っても、そこに対してのアプローチは人それぞれです。職員間でのケアの方法に違いがあったり、コミュニケーション不足でうまくケアが出来なかったりすると、不安や不満が募ってしまう場合もあるようです。

また、介護のお仕事は一人で行う仕事ではなく、他の介護スタッフや看護師、ケアマネ、生活相談員など多くの人が協力しあうことが必要なお仕事です。そのため、普段からスタッフ同士がうまくコミュニケーションをとれるような職場環境づくりが必要となるでしょう。

出典:第4回社会保障審議会福祉部会 福祉人材確保専門委員会 介護人材の確保について

(3)離職率が高いと起こる問題点は

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1896829

それでは、実際に離職率が高いとどんな問題が起こるのでしょうか。大きな問題として、下記の2つが考えられます。

①常に求人を募集する必要がある

人が足りていない状態が続くと、介護職員の負担が増えるだけではなく、時には利用者の数を減らす必要もあります。そのため、離職率が高く人が定着しない事業所では、常に求人を募集する必要があります。

ハローワークや求人サイトに求人を掲載して募集することがほとんどですが、離職率が高い事業所は常に求人を掲載することになります。ずっと求人が掲載されている事業所は、常に人材不足であるというイメージがついてしまい、より人を集めることが難しくなるケースがあります。

また、求人サイトに求人を掲載したり、求人サイト経由で採用をするには費用がかかるので、採用費がかかり続けるという状況にもなってしまいかねません。

②同じ地域にある施設や同業種に比べて給与を上げる必要がある

離職率が高い事業所は、求職者からの評判も上がりづらく、人を集めることが難しくなっていきます。そのため、人を新しく採用するには給与や福利厚生など、条件を良くする必要があります。

適正よりも高い給与を支払うことは、短期的には新規採用をするのに有効かもしれませんが、事業所の人件費を圧迫してしまう結果になります。

(4)離職率を下げるために介護事業所がするべきこととは

それでは、離職率を下げるために介護事業所がするべきことは何でしょうか。代表的なものを4点紹介します。

①職員の教育を充実させる

まずは、今働いている職員への研修・教育制度の充実があります。例えば、介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修、介護福祉士などの資格取得の支援などを行うことによって、職員のキャリアアップ・スキルアップに貢献します。

国家資格である「介護福祉士」保持者が増えれば介護事業所として申請できる加算も増えるため、資格取得の支援は介護事業所側にもメリットがあります。

②職員の評価制度を見直す

介護職員の評価制度を見直すことも大事なことの一つです。適正な評価をして賃金体制を整備することで、職員の満足度や納得度を高めることができるでしょう。

介護職員の賃金向上を目的として、介護報酬を支給する「介護職員処遇改善加算」という制度もあります。

介護職員処遇改善加算は、キャリアパス整備や職場改善に取り組んでいる事業所の方が加算率が高くなるため、職員が働きやすい環境を作ることは、介護事業所の経営を助けることにも繋がります。

③業務効率化を図る

介護スタッフには、実際に利用者様にケアを行うこと以外にも多くの雑務を行う必要があります。しかし実際には、雑務に追われてケアに時間をかけられないという状況もあるようです。

そのため、業務を見直して無駄な作業をなくし、本来の業務であるケアに時間をかけられるようにする必要があります。業務効率化を行うにあたっては、システムの導入を検討するのも良いでしょう。

④スタッフ間のコミュニケーションを充実させる

介護のお仕事は一人で出来るものではありません。そのため、スタッフ間のコミュニケーションは重要となります。

先述したように、離職の原因の第4位に「人間関係」があがるほど、スタッフ間のコミュニケーションは問題になりがちです。そのため、職場内の人間関係を円滑にすることで、離職率が下がる可能性が高くなるでしょう。

また、スタッフ間のコミュニケーションが充実すれば、仕事上の情報共有がしやすくなるので、結果的に利用者様に良いケアを提供することができるようになります。

(5)今すぐできる離職率改善の対策

離職率を下げたい、と考えている方の中には、「すぐに出来る対策が知りたい」という方も多いのではないでしょうか。(4)でお伝えした内容のなかでも、「教育の充実」や「職員の評価制度を見直す」などはすぐに行うことが難しく、腰を据えて行うべき改善策です。

すぐに始められる離職率改善対策は「コミュニケーションの充実」

すぐに出来る対策の一つは、「スタッフ間のコミュニケーションの充実」です。もし現在、職場の人間関係があまり良くない…と感じられる方は、一度試してみる対策であると言えます。

人間関係が原因で退職する理由

人間関係が原因で退職するスタッフは、どんなことを感じているのでしょうか。

介護事業所で人間関係に悩むスタッフは、「良い仲間がいると思えない」、「自分は必要とされていない」と感じているといいます。

心理学者マズローは、人間の欲求は5段階に分けられると定義した「マズローの法則」を提唱しています。低次なものから、「生理的欲求」、「安全の欲求」、「社会的欲求」、「承認欲求」、「自己実現欲求」に分類されています。

介護業界向け初のチームICT「ケアズ・コネクト」を開発する株式会社ブライト・ヴィーによると、介護職員の多くがマズローの5段階欲求の中の「承認欲求」を満たされることがない状態にあり、それが満たされないことから離職に繋がってしまうことがあるといいます。

出典:ケアズ・コネクトHP

それは、事業所側が職員の承認欲求を満たせていない状態もあるかもしれませんが、ただ単にコミュニケーション不足によって引き起こされている可能性もあります。その場合は、コミュニケーションを円滑にすることによって職員の承認欲求を満たし、満足して働いてもらえる環境を作ることが出来るかもしれません。

介護事業所に専門で開発された、業界向け初のチームICT「ケアズ・コネクト」

「コミュニケーションを円滑にする」と言っても、まず何からすればいいのかわからない方も多いでしょう。そんな方におすすめなのは、介護事業所向けに専門に開発された「ケアズ・コネクト」というサービスです。

ケアズ・コネクトについて詳しくはこちら

ケアズ・コネクトは、「働き続けたい介護現場をICTで作れないか」という声から生まれたサービスで、職員のメンバーリストを作ることが出来たり、アンケートやカレンダーなどの情報共有が簡単に出来たりする便利なサービスです。

ケアズ・コネクトは単なるグループウェア(企業内の情報共有のためのシステム)ではなく、職員が働きやすい環境を整えるためのシステムとなっています。

ここでは、たくさんある機能のうち、主な機能の一部を紹介します。

基本機能

出典:ケアズ・コネクトHP

基本機能には、下記の機能が搭載されています。

  • お知らせ
  • スタッフ名簿
  • チャット

スタッフに対して、一斉にお知らせを送る機能や、施設で働くスタッフの顔と名前を一括で管理することができる機能があります。

また、チャット機能は、スタッフ個人間でも利用できるツールです。業務連絡や申し送りが楽になるだけでなく、スタッフ間のコミュニケーションも活発に行うことが可能です。

これらの機能を利用することで、事業所内に仕事を超えた仲間を作ることに繋がります。

モチベーションアップ

出典:ケアズ・コネクトHP

モチベーションアップの機能には、仕事が終わった後にその日の気分を記録してコミュニケーションを活性化する機能や、職員同士での「ありがとう」を伝えあうことができるサンクスカードという機能などがあります。

普段であれば周りに発信しないような悩みや、スタッフ同士の「ありがとう」が可視化されることでお互いに助け合うことができる環境をつくることができます。

モチベーションアップの機能はほかにも、

  • 仕事への関わりで社内ポイントを貯められる機能
  • エニアグラム
  • スタッフ間でライトに評価し合える仕組み

など、たくさんあります。

ICTを活用してコミュニケーションを充実させることは、これからの施設に重要

介護事業所でサービスを提供するのは「人」です。そのため、施設で働くスタッフの満足度を上げることが出来れば、施設のケアのレベルや充実度も高まるはずです。

スタッフの満足度が高ければ、離職してしまうスタッフも減っていくでしょう。口コミで評判が広まり、ハローワークや求人掲載サービス、人材紹介サービスなどを利用せずとも「働きたい!」という人が増えるかもしれません。

何から始めればいいのかわからないという場合には、コミュニケーションをサポートするICTを導入してみましょう。ICTによってコミュニケーションや情報共有を円滑にすることで、人間関係を改善し、離職防止に役立つでしょう。

ケアズ・コネクトは、「介護業界初の介護向けチームICT」を掲げており、介護事業所の9割が使いたいと回答したサービスです。無料お試し期間もありますので、何か手を打ってみたい、という施設運営者の方にはおすすめのサービスです。

(6)介護業界向けチームICT「ケアズ・コネクト」を導入してみよう

介護職員の離職を防ぐことは、ひいては介護事業所でのサービスの向上にもつながる大事な取り組みです。

給与の見直しや資格取得支援、業務効率化など、離職を防ぐ対策はたくさんありますが、まずは手軽に取り組めて、かつ良い職場を作るのに大切な「コミュニケーションの充実」から試してみるのがおすすめです。

ケアズ・コネクトは、介護事業所向けに専門特化して開発されたICTですので、使い方も易しく、サポート面も充実しています。介護職員の離職を防ぎたいと思っている方は、一度利用してみてはいかがでしょうか。

ケアズ・コネクトは、定期的にWEBセミナーを開催しており、セミナーに参加することでサービスについて詳しく知ることができます。

ケアズ・コネクトやWEBセミナーについて詳しくはこちら

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