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リハビリシューズの種類、特徴、正しい選び方がまとめて分かる!

介護用品
リハビリシューズという言葉をご存知でしょうか。リハビリシューズの種類や選ぶときのポイント、メリットや特徴も書いています。医療控除の対象となるかどうか、サイズの計り方など、リハビリシューズのことを詳しく知っていきましょう。
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(1)リハビリに便利な「リハビリシューズ」とは

リハビリシューズとは、主に屋内でのリハビリのときに使う靴のことです。リハビリをするときに使用しやすいようになっており、「介護靴」「ケアシューズ」とも呼ばれます。

また、リハビリシューズには屋内だけでなく屋外で使用できるタイプのものもあります。

リハビリシューズは種類が豊富ですが、いずれもリハビリに使いやすい、また歩きやすいことが前提となっています。デザインや素材も足に負担が少ないものが多く、機能もそれぞれなので自分に合ったリハビリシューズを選ぶことが大事です。

(2)リハビリシューズを使用するメリット

リハビリシューズを使用するメリットとしては、主に以下のようなことがあります。

  • 軽くて歩きやすいため転倒の危険性が減る
  • 履きやすく脱ぎやすいため介護者の負担も減る
  • 靴幅がかなり広いデザインのものもある

リハビリシューズは、シューズ自体が軽くなっています。そのため足に負担がかからず歩きやすいというメリットがあります。

また、つま先が上がったデザインが多くなっていることもメリットです。つま先が上がっていることで、段差などでつまずきにくくなっており、転倒を未然に防ぐこともできます。

そして、着脱が楽なのもリハビリシューズのメリットです。脱ぎ履きがしやすいため介護する側の負担が減ることになり、開口部が広めのデザインが多いので着脱のストレスが軽減されます。

中には足にむくみが出る、足に装具を着用している人もいます。リハビリシューズはかなり幅が広いデザインも展開しているため、普通の靴を履けない人でも使うことができます。

(3)リハビリシューズの特徴

リハビリシューズの主な特徴としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 軽くてつま先が上げやすい
  • 脱いだり履いたりしやすい
  • 柔らかい素材で作られている
  • 片足だけや左右のサイズ違いでも購入可能

リハビリシューズはつま先がカーブしているタイプが多くなっています。かかと部分も上がっているデザインもあり、転倒のしにくさや蹴り出しがしやすいようになっています。

リハビリシューズはマジックテープやファスナーで着脱できるものが多く、脱ぐ、履くという動作が楽になっているという特徴もあります。

また、柔らかい素材で作られているため足への負担も少ないですし、筋肉が少ない人でも歩きやすくなっています。

購入するときは、片足だけの購入、左右で違うサイズでの購入が可能になっているので、それぞれ自分の足の状態に最適なものを購入することができます。

(4)リハビリシューズの種類

先述のように、リハビリシューズの特徴として自分の足の状態に最適なものを選ぶことができることが挙げられます。そのためリハビリシューズにはいくつもの種類があるのです。

ここでは、そんなリハビリシューズの種類を使用するシチュエーションに合わせて説明していきます。

歩いて移動する人向け

院内、リハビリ用→通常タイプ/装具を使用して履くタイプ

介護シューズ あゆみ 早快マジック オープン 施設・院内用 紺 (LL/25.0-26.0cm) 2503

屋外用→通常タイプ/装具を使用して履くタイプ

[セレブル] 軽量 介護シューズ レディース 幅広 4e スリッポン 女性 面ファスナー 転倒予防 屋内 屋外

車椅子に乗って移動する人向け

通常タイプ/足のむくみや外反母趾がある人向けのタイプ/足先の循環障害がある人向けのタイプ

[Eagsouni] 介護シューズ シニアシューズ 甲高 幅広 外反母趾 リハビリ 老人靴 メンズ レディース ハイカット ボア付き 保温 4E 22-29cm

ベッドで過ごすことが多い人向け

通常タイプ/足のむくみや外反母趾がある人向けのタイプ/足先の循環障害がある人向けのタイプ

竹虎 転倒予防シューズつま先なし ベージュ LL(25.5~26.5cm)

種類は様々で向いている人も違うため、用途によって選ぶようにしましょう。

(5)リハビリシューズを選ぶ際のポイント① 使う環境に合わせる

使う環境に合わせて選ぶことが大事なのは、普段履く靴と変わらないのですが、リハビリシューズ(介護靴)の場合、転倒を防いだり、履きやすかったり、といったことが非常に大事になってきます。

そのため自分がよく出歩く場所やタイミングなどの環境を今一度確認して、それに合わせたものを着用できるようにしましょう。

具体的には、以下で述べるようなことに気をつけて選んでいきましょう。

  • 屋外用なら撥水加工のあるもの
  • インソールを取り外すことができるもの
  • とにかく着脱がしやすいもの

屋外で使用する場合は、屋外用を選び、撥水加工があるかどうかも確認しておきます。雨の日に外出することがなくても路面が濡れていることもあるため、外出用は年の為に撥水加工が施されている方が安心です。

インソールは、取り外せるタイプの方が利便性が高いです。もちろん人によってはインソールを好まない人もいるかと思いますが、こと利便性においては、足がむくんだ時も調整ができる点やいつでも好きなインソールに替えることができる点を考えると、インソール付きのもののほうが無難です。

最後の、着脱のしやすさは個人の好みや体の状態にもよります。しゃがむことが出来るか、片手で着脱できるかなどを考えて選んでいきましょう。

(6)リハビリシューズを選ぶ際のポイント② 購入するときに気をつけること

これは、身に着けるものすべてに関していえることですが、リハビリシューズを購入するときには、サイズの確認をしっかりしておく必要があります。先述の通り、時間帯によっては足がむくむことがあるので注意が必要です。

そのため、前もって足がむくむ時間帯を確認しておき、最適なサイズを購入するようにします。生活スタイルによってもむくむ時間帯が違うため、サイズが合わないことがないように確認しておきます。

夕方に足がむくむ人が多いですが、朝にむくむ人もいます。本人に聞く、何度かサイズを確認するなどして選んでいきましょう。

(7)リハビリシューズを選ぶ際のポイント③ 使用者の足の状態にフィットするものを選ぶ

リハビリシューズを選ぶときは、使用者の足にフィットするものを選びましょう。リハビリシューズは安全性も大事ですが、個別性も大事です。

すなわち、自分の足の状態を細かに把握しておき、それにしっかりあてはまるものの中からベストなものを選ぶべき、ということです。

先述したとおり、使用者によっては、足のむくみなどを考慮しなくてはいけない場合もあるなどの注意は必要ですが、具体的には、以下のような基準で選ぶのがよいでしょう。

足がむくみやすい場合

横幅のあるシューズ、横幅が調整できるタイプのシューズ

外反母趾がある場合

横幅のあるタイプのシューズ

足に装具をつけている場合

装具を付けても履けるタイプのシューズ

自分だけでは靴を履けない場合

着脱のしやすいシューズ

つま先に循環障害がある場合

つま先をカバーできるタイプのシューズ

個別性は人によって違うため、最適なリハビリシューズを選んでいきましょう。

(8)リハビリシューズを通販で購入する際の注意点

リハビリシューズを通販で購入する場合、サイズ選びには注意が必要です。リハビリシューズは、基本的には一度でも履いてしまうと返品ができなくなっています。

しかし実際に履いてみなければ履き心地も分かりません。ですから通販で購入した場合、返品や交換などは対応してもらえないと考えておいた方が無難です。

そのためネットでの購入の前に、以下で説明する「足のサイズの測り方」をぜひ参考にしてみてください。

足のサイズを測る方法

足のサイズは、長さ(足長)足周の2箇所を測り、それをもとにサイズ表と見合わせることでわかります。

まず、長さは、かかとの後ろから一番長い指の先端までを測ります。かかとの中心部と第2趾の中心点を結ぶラインに合わせて測るのが一般的です。

足囲は、足の幅の一番広い部分、すなわち足の親指と小指の根元(骨が少し出っ張っているところ)の間を一周するように測ります。こちらは周計を計るので、メジャーを一周させて測るようにして下さい。

(9)リハビリシューズは、医療費控除の対象になる?

出典:https://www.photo-ac.com/

リハビリシューズは医療控除の対象になる場合と、ならない場合があります。その違いは「使用する目的」によります。

リハビリシューズを、介護予防目的としてで購入した場合、医療控除の対象にはなりません。しかし、リハビリ目的、すなわち「治療」のための購入であれば、医療控除の対象となっています。

これらの目的を分ける基準は主に次の2つがあります。

  • 購入者の状態(要支援・要介護状態にあるかどうか)
  • 購入するリハビリシューズの種類

もし治療目的であれば医療控除の対象となりますから、購入したときの領収書などは捨てないようにしておきましょう。

(10)利用者にあったリハビリシューズを選ぼう

リハビリシューズは、種類によって機能やデザインが違います。それぞれ特徴があり、屋外用、屋内用など分かれているので自分の足や体にあったものを選んでいきましょう。

リハビリは体に負担がかかるので大変です。リハビリシューズをしっかり選び、足元から気を付つけることでリハビリもより充実してくるかもしれません。

安全性や機能性が高いリハビリシューズを選び、リハビリや普段の生活の中に取り入れていきましょう。選ぶときは自分に合っているかはもちろん、サイズやサイズを計る時間も考えていくと失敗しにくくなります。

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