(1)見守りアプリとは
見守りアプリとは、スマートフォンのGPSを用いて位置情報を共有し、子供や高齢者の外出や動向を確認する事ができるアプリです。少子高齢化が進み、子供の帰宅や高齢者の見守りに益々需要が高まるものになりました。
見守りアプリは使い方も簡単です。一度設定すれば子供の帰宅を知らせてくれたり、部屋内での動きを確認することができます。アプリは、Google PlayやApp Storeからインストールすることができます。
見守りアプリの特徴は、内臓カメラで動いているものを察知して、活動状況や生活パターンを映しだしてくれます。また、緊急時には緊急メールを送る事ができます。子供や高齢者の様子を離れていても確認する事ができるので安心です。
(2)こんな人におすすめ
日本では核家族が増え、消費性向が増え、共働きが当たり前になりました。そんな中、幼い子供が1人でお留守番をする家庭も増えてきています。
小さいお子さんの安全確認はもちろん、身内に徘徊の症状がある方や離れて暮らしている家族の安否確認ができるのが見守りアプリです。遠く離れていても、近くにいても、ずっと見守り続けることができるのが見守りアプリサービスです。
そんなアプリサービスは、
- 共働きをしていて忙しい中、遠くの家に介護が必要な父母を持つ家族
- 小さい子供がいて、家を空けるのが不安になってしまう人
- 夜中に出歩いてしまう家族を持つ人
といったケースに当てはまる人にとって大きなサポートとなるでしょう。
(3)おすすめの見守りアプリ① LIFE360
LIFE360アプリは、大切な家族と位置情報を共有して居場所を確認できる無料の見守りアプリです。SNSの中でも人気のある見守りアプリで、完全招待制アプリなので、家族全員で安心して使えるのが魅力のひとつです。
LIFE360のポイントは、移動履歴も閲覧できます。子供の学校が終わってから塾に行くまでの安全確認や遊びに行って帰りが遅い時などに、どこにいるか確認できるので、離れていても子供を見守ることができるアプリです。
操作がとても簡単なので子供も使いやすいです。事前に緊急通知を送りたい人を登録しておくと、万が一緊急事態が発生した場合、サークルメンバー全員と任意の3人に自分の位置情報を知らせる事ができます。
apple storeはこちらから
(4)おすすめの見守りアプリ② iシェアリング
iシェアリングは、お互いの居場所がわかるモバイル見守りアプリです。iシェアリングは、子供を守る機能がたくさん搭載されています。SNS機能を利用することで道に迷っていないか移動ルートをチェックできます。トランシーバーがついているので無料で会話を楽しむ事もできます。
子供の安全対策に高い効果がありますが、友達や恋人同士などで使うのも便利です。距離や位置情報は3段階で設定でき、友達とのプライバシーを保つ事ができます。
友達との待ち合わせで居場所を確認でき、MAPで居場所を見ながらチャットも可能です。チャットで連絡を取りながら移動できるので、正確な時間で待ち合わせをする事ができます。
apple storeはこちらから
(5)おすすめの見守りアプリ③ ココイル
ココイルは大勢での待ち合わせや集合する時に便利な見守りアプリです。たとえば、野外でグループ活動をするサークルなどで一時的に別行動をする時に便利です。大きな祭りやイベントなどで、途中で別々になった後でも帰る時はすぐに居場所を見つける事ができ、連絡がとれない時のイライラ解消にもつながります。
サークル作成時にIDとパスワードを限られた仲間のみで共有するので、安心して使えます。サークルと呼ばれる機能は、期間限定で利用することができ、12時間経つと自然と消えます。移動中に何かあると、アバターが変化してトラブルを事前に察知する事ができます。山登りなど危険がいっぱいある場所に持って行くと居場所が特定できるので、危険から身を守る事ができます。
apple storeはこちらから
(6)おすすめ見守りアプリ④ あんしん365
このアプリはAndroidのみのアプリとなっています。
あらかじめ曜日や時刻を設定しておき、その時間にアラームを起動させます。そして、端末画面へのタッチを促して、見守りをするという仕組みです。
操作されたかどうかで家族の安否確認になります。アラームが一定時間放置された際には、指定したメールアドレスに通知メールが自動送信されるようになっています。
簡単な操作で安否確認ができることが特徴です。
位置情報の共有も可能なため、どこにいるのかといった情報もわかります。
(7)見守りアプリを使うメリット、デメリット
高齢になると周りが心配して過保護になり外出するのを禁止している場合、外出が減る事で高まるリスクも出てきます。ある研究では家に閉じこもったばかりの生活をしている高齢者は認知症になりやすいと言うデータが出ています。
見守りアプリのメリット
家だけの生活になると動く事が少なくなって運動機能が下がり、運動機能が低下してしまいます。低下することで転倒しやすくなったり、ひどくなると寝たきりになる恐れも出てきます。
家族にいつまでも元気で過ごしてもらうには、外出を促してあげるのも大切です。高齢者の一人での外出が不安な時は、携帯の見守りアプリが便利で、無料で気軽に使う事ができるのでおすすめです。
見守りアプリのデメリット
見守りアプリには欠点もあります。どんな時でも相手のプライバシーに入り込むので、お年寄りによっては持ち歩くのを嫌がる人もいます。
また、普段から携帯をもっている人は携帯をもって出かけるのが習慣になっているので忘れる事はありませんが、いつも携帯を持ち歩く事がない人は、外出する時に携帯を忘れて行くことがあるので見守りアプリの意味がありません。
普段から携帯を持ち歩いて出かけるように習慣づけてあげましょう。
(8)離れて住む親が心配な方は
遠く離れている親が高齢だと親の安否確認が一番心配だと言います。忙しくて会いに行けなかったり、毎日電話して安否確認をするのが苦手な人には、「iポット」というポットを用いた象印マホービン株式会社が提供する見守りサービスがおすすめです。
「iポット」とは無線通信機器を内蔵した電気ポットで、日常品を使って離れて暮らす家族を見守る事ができる電気ポットの安否確認サービスです。
Eメールができるすべての携帯電話やパソコン、PHSで利用でき、家族にメールで使用状況をお知らせしてくれます。
お年寄りにも優しい工夫がされていて、使い方もとてもシンプルです。湯沸、保温、再沸騰の3つの操作だけで、誰でも簡単に使うことができます。毎日お茶を飲む習慣をつけておくと、その日の安否確認ができるので、離れている家族も安心して見守る事ができます。
(9)徘徊が心配な方は
認知症になると徘徊の症状が出ることがあります。徘徊で一番危険なのが事故やケガです。徘徊による予防法の対策方法としてそのまま歩かせる方法もあります。
徘徊が心配な高齢者にはGPSが搭載されている靴やチャームがおすすめです。靴は誰でも履いて外出します。高齢者が靴を履かないで歩いているとGPS搭載の靴が察知し、周りがすぐに気付く事ができるので大事に至らなくてすみます。
一度充電をすると約2週間GPSが働き続け、スマホでもパソコンでも位置情報を検索する事ができます。徘徊が始まったら理由を聞き、GPS機能がついた靴の見守りサービスなどを利用して徘徊が悪化しないように正しい対処をする事が大事です。
(10)見守りアプリの使用で家族の外出をサポートしよう
高齢になった親を一人で外出させるのは心配だと思います。ですが、家にばかり閉じこもっていると活動量が少なくなるため、廃用症候群と呼ばれる心身の機能が低下を起こしたり、認知症や寝たきりになったりする可能性が高くなります。
高齢者が外出することで期待される効果はたくさんあります。外を散歩することで四季折々を感じることができたり、ささいな変化に気づくことができたり、近所の人との何気ない会話も楽しかったり、自然やちょっとした人との繋がりで生きる元気の力になります。
高齢者は外に出たくても歩くのが大変だったり、外出が不安になっている事もあります。高齢者がいつまでも元気でいられるように、見守りアプリを上手に活用しながら、家族みんなで高齢者の外出を促してあげられるようにサポートしてあげましょう。