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コロナ対策の影響で「フレイル」が増加?|高齢者の要介護リスクの高まりに注意

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コロナ対策が高齢者の健康にあたえる影響を調査したところ、介護の一歩手前とされる「フレイル」が増加していることが分かりました。単身世帯の高齢者になると、そのリスクはさらにおよそ2倍まで上がっていたといいます。
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更新日

5年前とくらべ1.5倍程度に増加


出典:https://www.irasutoya.com/

国立長寿医療研究センターと筑波大学のグループが、新型コロナの感染対策が高齢者の健康にあたえる影響を調査しました。

記事によると…

その結果、去年1月からの1年間で、新たに介護が必要になる手前とされる「フレイル」と呼ばれる状態になった人は全体のおよそ16%に当たる150人だったということです。
 
5年前の同様の調査ではおよそ11%で、今回は1.5倍程度に増えていてグループによりますと新型コロナウイルスにより、外出や知人と会う機会が減るなど生活環境が変わったことが影響している可能性があるということです。

調査は今年1月に行われ、全国の65歳以上の高齢者1,600人のうち937人から回答を得たものです。

運動や社会参加をうながす取り組みを

さらに、コミュニケーション不足のおよぼす影響について、以下のように述べています。

また、家族と同居し、近所づきあいなど社会との接点が多い高齢者に比べて1人暮らしで社会活動が少ない人では、「フレイル」になるリスクがおよそ2倍に上がっていたということです。

国立長寿医療研究センター理事長は、フレイルを放置しないように運動や社会参加をうながす取り組みが必要だと話しています。

(記事URL:「介護必要になるリスク高い高齢者増加か コロナで生活環境変化」)l

Twitterの反応

ネットの意見

ということは、高齢者の外出制限、自粛や、活動範囲の制限は、若者のそれ以上に生活不活発病を促進するということですね。

外出自粛により、身体活動機会が減った結果、30代でも筋肉量の低下や基礎疾患の悪化、認知機能の低下などの2次被害が懸念されるとのことです。日常生活における運動意識が重要になると考えます。

"新型コロナウイルス感染症の拡大前後で、身体の状況(フレイル(虚弱)であるか、ロバスト(健常)であるか)に関係なく、「1週間あたりの身体活動時間」は約60分(約3割)も減少"とのこと。
 
地域差も気になります。今回の自粛期間中は都心のひとり暮らし高齢者により大きな影響があったのではないかと思います。
 
また、フレイルには社会的なフレイルという側面も重要であり、高齢者のボランティア活動やサークル活動ができなくなった影響も見過ごせません。

ワクチンがどう作用するか。

まとめ

たびたびくり返されてきた緊急事態宣言などで、今年の自粛期間は昨年よりすでにかなり長引いています。今回のような調査結果も、より悪化していくことが予想されるでしょう。

その間、自宅での運動やオンラインでの対話などさまざまな対策も取られてきましたが、やはり限界があるように思われます。根本的な改善のためには、いち早く日常生活を取りもどしていくことが大切です。

ワクチン接種が進む欧米では、すでに介護施設もふくめ、従来どおりの生活に切り替えつつあるところも増えています。日本でも、接種率の増加や重症・死亡者の減少とともに、少しずつ対策を緩和していくことが必要となるでしょう。

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