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日本介護支援専門員協会がケアマネの処遇改善を表明|継続的な引き上げで将来的には年収500万円を

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日本介護支援専門員協会の会長が、さらなるケアマネジャーの処遇改善を目指すと表明しました。継続的な引き上げで、将来的には年収500万円程度がのぞましいとしています。ただし、処遇改善のためのケアプラン有料化については、あらためて反対を強く示しました。
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まずは全産業の平均年収が目安

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2215622

日本介護支援専門員協会の柴口里則会長が、ケアマネジャーのさらなる処遇改善を目指す意向を表明しました。

記事によると…

柴口会長は会見で、「ケアマネの年収が全産業の平均(*)に届いているのかどうか。まずはそこから」と説明。継続的に引き上げていくことが望ましいとし、「将来的にはやはり500万円」と言明した。
 
* いくつかの調査があるが、厚生労働省の賃金構造基本統計調査では2019年の全産業の平均年収は463万4900円。

ケアマネ不足は今回の介護報酬改定でも焦点となっていて、基本報酬の引き上げや逓減制の緩和などの措置がとられました。しかし、業務上の負担が大きいことから、さらなる施策が必要との声も上がっています。

ケアプラン有料化には強い反対

一方で、居宅介護支援でのケアマネジメントの利用者負担導入には反対を強調しました。

柴口会長は利用者負担をケアマネの処遇改善の財源とすることについて、「相談支援でお金を徴収するのはどうか。日本にはそうした文化もない。国民の理解を得られるかしっかり考えないといけない」などと語り、慎重な姿勢を崩さなかった。

財務省の提言と合わせ、政府がどのような判断を下すかが注目されます。

(記事URL:「『ケアマネを年収500万円に』 介護支援専門員協会、処遇改善を目指す意向」)

Twitterの反応

「ケアマネを年収500万円に」
実現してほしい。ケアマネの給料少なすぎ。
介護職員処遇改善給付金とか夜勤手当がつけば普通の介護職員の方が給料高いから、ケアマネ辞める人もいる。
そもそも記事中のケアマネ給料、こんなに額面もらってるケアマネさんを私は知らないぞ。 https://t.co/uSGSbb31Pl

— ひょうすけ (@fmf807) May 13, 2021

所得の部分も確かに必要ですが、研修や書類等の配慮をもう少ししてくれれば、業務への負担が減り、イメージアップにつながるのではないかなと思います。
「ケアマネ取っても現場が良い」
「やるメリットを感じない」
と言う声が多い以上、収入が増えても厳しいかと。。 https://t.co/xciFRbsz5w

— ケアマネパンダマン (@cm_pandaman) May 13, 2021

言うのは簡単。財源をどうするかまで具体案を示さないから財務省につけ込まれる。自己負担には反対だが処遇改善に繋がるのであれば話は別と言うCMは多いのではないだろうか。現場CMと議論すべき。自己負担導入でセルフプランが脚光を浴びることで無資格ケアマネとか変なコンサルとかが出てきそう.. https://t.co/fYMJ3CAUnq

— 中原修二郎(SHUJIRO NAKAHARA) (@540529N) May 13, 2021

供給量が増えてきたといえ、まだまだニーズ市場の福祉業界で、個人が個人の能力を売れないのがなぜなのか。
例えばその原因が制度にあるのであれば、その制度を変えることが先決。

— 福祉屋 (@kakkokari4829) May 13, 2021

ケアマネには1件1万円報酬出すと、35件+予防7件もったら月収42万円×12ヶ月=年収502万円になります。 https://t.co/B4uLTfhPr3

— yumiffy☆ママさんソーシャルワーカー (@yumiffy_dream) May 13, 2021

ネットの意見

制度変更で改善できるのは経営者の負担だけです。
 
現場のケアマネは基準よりも多い件数の仕事を抱え、介護支援専門員は「人数不足、低賃金、スタッフの高齢化」の3セット。
老々介護という言葉がありますが、一部現場も同じような状況です。
誰がその仕事に就きたいと思いますか?
 
現場への抜本的な改革が出来ない限り、生き残る事業所、法人はほとんどないでしょう。
現場の負担軽減のためにできることは、システムの構築を行う、賃上げによる定職率と就職率の増加などが挙げられます。
 
大手(SONPOetc)だけが生き残っても、介護業界は支えられません。

医療従事者の頑張りは注目され、称賛されるのに、
介護関係者の頑張りは、注目されません。
知人の母のケアマネが、コロナ騒動で退職。
旦那様にコロナにかかると家族が迷惑するので仕事をやめてくれと言われ、あっさりやめたそうです。
給料ほどの報われがない職種の1つではあるが、チェンジして2ヶ月もしないうちにケアマネが再チェンジって、サービスを受ける高齢者は、どうやってケアマネと信頼関係を構築できると言うのでしょうか?

本来ケアマネジメントは費用抑制の効果があるはず。
質の高いケアマネジメントは、質の高い介護と同じくらい定義しにくいけれど、質の高さを単にサービスの利用を控えさせる方向への蛇口にしないでもらいたい。
とはいえ、蛇口を安易に全開にしてしまうケアマネもいたりするので、全体としての匙加減は難しいでしょう。
ケアマネ不要論からAI、ケアマネの処遇改善へと、どのような待遇にしていくのか注目したい。

まとめ

ケアマネージャーの年収引き上げについては、現場からも多くの賛同の声が寄せられています。

反対を述べている人も、あくまでその施策が的を射ているかどうかを議論しているだけで、ケアマネージャーの現状に何らかの改善が必要という認識は変わりません。なかには、収入より業務内容の見なおしが先決すべきだとの意見も少なくありませんでした。

その一方で、協会は今回あくまで目標を述べただけであり、そこにいたる筋道までを示したわけではありません。声を上げていくことももちろん大切ですが、今後はさらに具体的に、どのようなはたらきかけを行っていくのかも明確に示していってほしいところです。

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