介護に関わるすべての人を応援します

ARメガネによる「ハンズフリー介護作業支援システム」を開発|入居者のデータをレンズに投影・読み上げ

最新情報
KDDIが社会福祉法人「善光会」とともに、AR技術を活用した介護作業支援システム開発しています。カメラ付きARメガネに入居者のデータを投影するというもので、職員は両手をふさがず作業に集中することができます。昨年には、現場での実証実験も行われました。
公開日
更新日

顔認識技術で入居者を判断

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2461617/

介護職員にとって、入居者一人ひとりの状態を把握しておくことは最適なケアを行うために必要不可欠です。しかし、入居者数の増加と職員の人材不足によって、そういったこまやかなサービス提供もむずかしくなりつつあります。

この課題を解決するため、KDDIが社会福祉法人「善光会」とともに開発しているのが、AR技術を活用した介護作業支援システムです。

記事によると…

「ハンズフリー介護作業支援システム」は、KDDI総合研究所が開発した顔認識技術や音声合成技術と、善光会が開発したスマート介護プラットフォーム「SCOP」を組み合わせ、カメラ付きARメガネで介護関連情報をレンズに表示して音声で読み上げるというものだ。

「SCOP」には、入居者の体温や血圧などのヘルスケアデータが一元管理されており、事前に正面や斜めから撮影した写真を基に、ARメガネを通して入居者の顔を認識。インターネット回線を通じて「SCOP」から、入居者のヘルスケアデータを読み取り、ARメガネのレンズに投影。同時に入居者の名前を音声で読み上げる。ちなみに、音声の内容は状況に応じてさまざまな設定が可能だが、今回は名前を読み上げる設定とした。

善光会が運営する介護施設では、以前からスマホやタブレットで「SCOP」を利用していました。しかし、現場では両手を使う作業や急な対応を求められるケースも多く、手がふさがってしまう操作には問題がありました。

その点、「ハンズフリー介護作業支援システム」ならARメガネを装着するだけで両手が自由となり、利便性も大幅に増すというわけです。

昨年には実証実験も実施

2020年10月13日〜12月18日にかけては、善光会の介護施設で「ハンズフリー介護作業支援システム」の実証実験も実施されました。

6人の職員に使用してもらった結果、「スマホで情報を検索する手間がないのがありがたい」「直感的に使用できて、着任したばかりでも簡単に使える」「思ったよりも文字が見やすい」などの声があった。気になる点としては、「ARメガネが重かった」「見た目がサングラスのように見える」という意見も。

改善の余地はあるものの、実際に使用できる日が来ることが待ちのぞまれそうです。

(記事URL:「ARメガネで介護作業をスムーズに 職員が入居者のデータや健康状態を素早く把握」)

Twitterの反応

#ディープラーニング #入居者一人ひとり】KDDI総合研究所と善光会、ARメガネを活用したハンズフリー介護作業支援システムを開発 これは必見ですね。https://t.co/PNXyS59kaU https://t.co/zykTUTCm3Z

— AI 未来を作る技術(人工知能 機械学習まとめニュース) (@AI_problem) February 18, 2021

ARメガネはまずはそういうので良いのよ。 https://t.co/nNE6YRIim5

— きみかげ じみな@Vstreamer/就職してしまった (@kimikage_jimina) February 2, 2021

ARメガネとかも、医療介護現場にはぴったりだと思うんだ。顔認識で情報が表示されたら、いちいち記録確認する手間が省けるし

— 藍吾 (@i5indigoblue2) June 14, 2018

アリババグループのCEOが退任して、介護事業をスタートする。
日本だけじゃなくて、世界中介護問題は起きている。
介護負担が軽くなり、親孝行が心から楽しめるものにしたいなー。#遠距離介護 #親の介護 #介護テクノロジー #わたしの看護婦さん #わたかんhttps://t.co/MbwEqigjJV

— かんべたかこ@介護者応援団/わたかん (@kambetakako) April 10, 2021

少子化で人口先細ってるんだから福祉業界はテクノロジーの開発普及も急がねばならんのもまた事実だし、介護看護保育業界の有用性に見合った給与報償の体系も整備せにゃならんと思いますぜ

— 十河テル@YOI沼住人絶賛病み上がり (@tougouteru) April 10, 2021

ネットの意見

デジタルヘルス関連に注目したい。

・病院業務へのロボット技術の導入
・診断におけるAIの活用
・介護サービスでARやVRなどのXR技術の活用
など、内視鏡検査時の画像診断能力は医師の補佐として十分使えるフェーズのようですし、医師や医療従事者の働き方改革になるような期待感しかないです。

存在の拡張
医療や介護の現場でAI、ARが使われることになるとメリットが大きいと思うと同時に、やはりそこには人間の温かみだったりといった介在価値がある。
AIが人間の拡張を下支えするという考え方はすごく大事だと思った。

認知、知覚の拡張に関して、伝統文化や消えていってしまう記憶、風化を防ぐ新しい情報伝達の媒体として大きな役割を果たすと思う。

クラウドもARもAIもヒアラブルも…
やっぱキャズムを超えるのは、イケてる企業がクールなサービスやプロダクトを作った時で。
ヒアラブルも世間に浸透して当たり前になれば、医療への活用がより進むと期待したい。

クールなイノベーションから始まり、その先で解決できる医療・介護上の課題は沢山あるんじゃないかと思う。

まとめ

介護職員の作業は肉体的にも精神的にも、とても負担が重いものです。それが人手不足の現場にほぼ丸投げされていることで、大きなかたよりを生み出しているのが現状といえるでしょう。

そうしたなか、一人ひとりの人間の身体・精神を拡張し、サポートしてくれるARのような技術はまさに介護業界にとってうってつけのものです。

IT化などテクノロジーの導入は、スタッフの高齢化などもあり、これまであまり介護分野では進んできませんでした。しかし、このように直感的で実感しやすいかたちであれば、さらなるあたらしい技術が次々と現場を支えていくようになることも期待できそうです。

この記事が気に入ったら
いいねしよう!