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2020年「老人福祉・介護事業」倒産が過去最多118件|うち7件は新型コロナ関連

最新情報
東京商工リサーチによると、2020年の「老人福祉・介護事業」倒産が118件を記録しました。これは、2000年の介護保険施行以来、過去最多となります。そのうち7件は新型コロナ関連倒産で、2021年も引き続き増加傾向となることが危惧されます。
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倒産の多くは経営不振が続く小規模事業者

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2812014

東京商工リサーチが、2020年「老人福祉・介護事業」の倒産状況調査を発表しました。

記事によると…

 2020年(1-12月)の「老人福祉・介護事業」倒産は118件に達し、過去最多を更新。介護保険法が施行された2000年以降、過去最多だった2017年と2019年の111件を上回った。新型コロナ感染拡大で利用控えなどが進み、経営が悪化した新型コロナ関連倒産も7件発生。人手不足などで経営不振が続く小規模事業者に加え、新型コロナの影響が件数を押し上げた。

倒産数は昨年までも右肩上がりの傾向にあり、その状況が反映された結果といえそうです。

業種別では訪問介護事業が半数近くを占める

データのくわしい内訳は、以下のようになっています。

 業種別は、「訪問介護事業」が56件(構成比47.4%)と半数近くを占め、深刻なヘルパー不足が影響した。次いで、デイサービスなどの「通所・短期入所介護事業」の38件(同32.2%)で、前年から18.7%増加。大手企業との利用者の獲得競争が激しく、倒産増加の一因にもなっている。

 負債総額は140億1,300万円(同13.3%減)と減少。前年に負債53億8,600万円を抱えて民事再生法の適用を申請した有料老人ホーム経営の未来設計の反動減や、負債1億円未満が94件(構成比79.6%)、従業員5人未満79件(同66.9%)など、小・零細事業者を中心に推移したためだ。

1月7日にはふたたび緊急事態宣言が出されるなど、新型コロナの影響は強く、2021年もさらなる増加傾向となる可能性が高そうです。

(記事URL:「『老人福祉・介護事業』倒産は118件で過去最多を更新、コロナ関連倒産も」)

Twitterの反応

昨年の介護の倒産、過去最多118件コロナ長期化で今年も厳しい見通し
在宅サービスの厳しさは今後も続きそうですね。https://t.co/BAiZ9OKman#介護 #ケアマネ

— ケアマネパンダマン (@cm_pandaman) January 12, 2021

ちゃんとした人が、ちゃんとした数いないと、介護の仕事って成立しないのよね~。
だけど、上層部の方々、それが分からない人ばかりだから。
だから毎年、たくさんの介護事業者が倒産してるのよね~。

— デイちゃん(@dnjQ1watR66wc0P) January 12, 2021

2020年の老人福祉事業者の倒産が過去最多。今年も厳しい見通し#SmartNews

へぇ〜、意外だったわ、福祉事業って近年急増していて介護士免許取得する人も多かったから失業者も急増してるのかなぁ? https://t.co/u77gDlp5Gp

— 老蛇(ろうじゃ) (@metaljijii) January 12, 2021

「保健所」も「介護」も全く同様だと思います。

保健所がパンクして機能不全に陥っていることはご存じの方も多いですが、昨年は介護事業所の倒産も過去最多で「介護」も崩壊が始まっています。

必要な介護が提供されなければ、介護度の重い高齢の患者さんは、退院できなくなり病院がパンクします。

— 笛吹き男 (@whistleblowman) January 11, 2021

ネットの意見

訪問介護事業者や通所介護の事業者が倒産が増加しているとのこと。コロナエフェクトですね。
老人ホームも、新規入居数が落ちていると聞いており、今期の決算の締め等で状況が見えてくるかもしれません。
基本的に、施設型、訪問型、通所型等、2025年までは増加させないと受け皿が厳しい状況ですので、国は介護保険以上の対応をしないとサービスの担い手が存在しなくなってしまいます

もちろん飲食店とかも大事ですがもっと幅広い目線で給付金も考えたら良かったのに。

介護は仕事がキツいのに給料は安いと聞く。もっと国で保証は出来ないのか?毎月介護保険が引かれているようだが、、、。

指定取り消しばっかり、もう既に介護保険制度は崩壊してますよ。

まとめ

新型コロナ関連倒産そのものは7件と全体の6%程度で、まだそこまで大きな影響が出ているわけではありません。

しかし、昨年のダメージが今後の倒産に結びつく可能性は高く、さらに新型コロナ対策が長引くことで、その数が急増するおそれもあります。

この危機は、今まで介護業界がかかえてきた構造的な問題が、新型コロナによって一気にあらわになったものだといえるでしょう。非常に厳しい状況ではありますが、これに対処していくには、補償などの一時的な支援とともに、思いきった構造改革も同時に進めていく必要があるのではないでしょうか。

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