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介護施設での面会制限の緩和へ|新型コロナ感染対策との両立が今後の課題に

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厚生労働省は、新型コロナ対策としてもとめてきた介護施設での面会制限を緩和できるように決めました。その背景には、家族と会えないことで認知症に悪影響が生じているという懸念があります。しかし、依然として介護施設での感染リスクが高く、面会時の感染対策が今後重要になりそうです。
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面会制限による認知症への影響が深刻

厚生労働省は、これまで原則中止としてきた介護施設での面会を、感染対策を条件に緩和できるように決めました。

記事によると…

国が方針を転換した契機の一つは、広島大などが介護・医療施設などを対象に実施し、8月に発表したオンライン調査の結果だ。回答した施設の38.5%が、面会制限などの生活の変化で認知症の状態に影響が生じたと答えた。

「認知症の人と家族の会」(京都市)が9月に実施したインターネット調査では、同様の回答が約半数を占め、10月7日に制限緩和を求める要望書を厚労省に提出している。

最近では、介護施設でのクラスター発生が減少傾向にあることも判断材料となっています。

慎重な姿勢を見せる施設も

この決定を受け、さっそく面会の機会拡大を検討する施設も出ています。

一方で、簡単には踏み切れないという施設も少なくありません。

家族や入居者の意見を聞いた上で、地域の感染状況を踏まえて施設ごとに判断するというのは、近畿や首都圏で介護付き有料老人ホームを展開するチャーム・ケア・コーポレーション。「首都圏では繁華街に近い施設もあり、慎重にならざるを得ない」(担当者)

東京都文京区の介護付き有料老人ホーム「杜の癒しハウス文京関口」の柳沼亮一施設長は「入居者と職員が検査を最優先で受けられるなど、行政には感染が発生した際の対応も示してほしい」と求める。

厚生労働省では、面会時の具体的な感染対策を示しつつ、最終的な判断は施設ごとにゆだねていく方針です。

今後は、官民一体となって面会しやすい環境づくりをしていくことが課題となりそうです。

(記事URL:「介護施設の面会制限緩和へ 感染対策の徹底急ぐ」)

Twitterの反応

面会制限が緩和されて会えるのは凄い嬉しい。嬉しいんだけどまだまだ感染の不安はあるし、何か複雑だわ。 https://t.co/gy1kEC4zfU

— あーちゃん (@archan34) October 13, 2020

コロナだから会えないんだよと言っても忘れてしまうし、認知症の人の不安は、本人が無自覚のうちに大きくなっていると思う。

介護施設の面会制限緩和へ 厚労省、認知症影響を考慮:日本経済新聞 https://t.co/75IyGbRgqT

— LUA (@lua_de_suga) October 14, 2020

リスクが高くなる行為や環境が具体的にわかってきた中で、議論や検討が取り残されていた部分。ようやく。とはいえ、インフルエンザの流行期を迎えるし、施設の事情や地域の感染状況も異なるから緩和されない(できない)施設もあるだろう。冬を前に職員も家族も緊張が続く。https://t.co/kLJXADM4KS

— 森まどか (@morimado) October 14, 2020

施設にいる方は…孤立しないよう、悪化しないよう職員は対応している…

家族になりきったりもする…

たしかに、長くあわないと家族の顔忘れられることもある
半数の家族は、コロナ禍前でも面会あまり来られないが…

面会制限緩和して、感染した場合、まず職員、施設がたたかれる…これはやめてくれ

— 鱗雲-JAPAN (@XXX01xxx08) October 13, 2020

ようやく緩和へ。
コロナ感染訴訟を危惧する施設もあると思いますが、従来通りの感染症対策で僕は十分と考えます。そもそも感染源の特定はかなり難しく、訴訟になっても法的な因果関係のハードルは高いと思います。
「ようやく会える」と喜ぶ家族も多いと思う。https://t.co/UUkmyYWeZO

— 畑山 浩俊@介護保育特化弁護士 (@hirotoshikaname) October 13, 2020

ネットの意見

高齢者施設に勤務しています。現在はタブレット面会のみで直接面会は禁止しています。ご家族は会えないストレスで限界がきて、イライラされている様子を感じます。面会緩和に異論はありませんが、万一コロナウイルス感染者が出ても施設を非難しないでほしいです。職員は利用者様に感染が広がる恐怖を感じながら、まだまだいろんなことを自粛しながら生活しています。対策をしても感染する可能性がゼロではないことを忘れないでください。よろしくお願いいたします。

親が施設入居してますが春から外出できず、面会はガラス越しです。顔を見に行くたびに涙ぐんで墓参りに行きたいと訴えます。施設の中ばかりだと足は弱くなり認知症も進んでしまってます。先長くない高齢者を生かす為だけでなく、残された時間を歩けるうちに笑って過ごせるよう楽しみを作ってあげたい。家族としてはそう思います。施設として陰性証明で安心してもらえるなら、誰でも容易に受けられるようなシステム作りをして欲しいです!

正に倫理的ジレンマな訳ですが
ケア専門士からしたら解除は妥当だと思います

日に日に認知機能が低下していく姿を
私は見たくないし、その人らしい生活を
送るためには面会は必要だと思いますよ

リハビリの中止や面会謝絶で、驚くほど廃用進んでしまった。コロナの重症死亡と寝たきりの増加とどちらが多かったかのかな、、、

良しとなっても、感染防止のため面会に行かない人もいると思う。そういう人に対し、冷たいなどと言ってはいけない。ウイズコロナの中、個々人の選択を尊重する世の中にしていく必要がある。

まとめ

認知症の問題を抜きにしても、高齢者の介護において、親しい人とのコミュニケーションは生活の質を向上させるために欠かせないものです。その観点からすると、面会制限の緩和はとてものぞましいことといえるでしょう。

しかし一方で、接触が増える以上は感染リスクが高まることも確実です。感染防止対策だけではなく、実際に感染が発生したさいの対応などについても、しっかり準備しておくことが必要でしょう。

また、社会全体としても、感染発生について施設や職員を責めるような風潮を作らないようにしていくことが大切です。

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