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新型コロナ対策で注目されるノーリフトケア|介護職員・利用者双方の負担を軽減

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新型コロナ対策で身体への接触が避けられるなか、被介護者を抱きかかえない介助「ノーリフトケア」が注目されています。職員や利用者への負担を減らす効果が大きく、日本ノーリフト協会では積極的な普及活動を行なっています。すでに導入している現場も多く、さまざまな取り組みが行われています。
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入浴時の介助も1人で行えるように


出典:https://www.irasutoya.com/

新型コロナ感染対策により、介護の現場では身体への接触に細心の注意が払われるようになっています。そんななか注目されているのが、被介護者を抱きかかえずに介助を行う「ノーリフトケア」です。

神戸市の特別養護老人ホーム「六甲の館」では、日本ノーリフト協会のマッチング事業により無料で介護リフトを導入、入所者の入浴などに利用しています。

記事によると…

 いつも楽しみしているお風呂。湯船に漬かるには、車いすからストレッチャーに移乗する際に介護スタッフ2、3人が抱えなくてはならない。だが、リフトならリモコンを使って1人で操作できる。

 「移動介助では介護スタッフに強く抱えられた施設利用者が『痛い、痛い』と訴え、体にあざができることもあった」と、同ホームの溝田弘美施設長(56)は話す。

職員の負担も大きく減り、歓迎の声が上がっているそうです。

動画教材の提供や勉強会の開催も

日本ノーリフト協会では、新型コロナをきっかけに、さらに積極的な普及活動を目ざしています。

 6月には「2020ノーリフトチャレンジ・プロジェクト」と銘打った事業を企画。賛同する企業20社以上のリフトやシート、車いす、クッションなどの器具一覧をホームページで公開し、現場のニーズを企業側に伝える。使い方を学べる動画教材も提供する。

 「介護従事者は高齢者を感染させないかと不安を募らせている。ストレスは身体にも影響し、ミスを引き起こしかねない。安全に働ける環境を支援できれば」と期待する。

ほかにも、同市の特別養護老人ホーム「くにうみの里」では、ノーリフトの勉強会を開き、その成果を「ノーリフティングケア・ノート」にまとめています。

介助の負担軽減とともに、利用者の健康的な生活を支える技術として学んでほしいと担当者は話しています。

(記事URL:「『ノーリフトケア』で介護現場の密回避 器具活用で負担も軽く」)

Twitterの反応

新型コロナウイルスによって接触を減らす必要に迫られたことで「ノーリフトケア(抱え上げない介護)」が注目されているという。
元々は職員の腰痛予防や利用者の負担・恐怖感軽減で導入が進められてきたが、濃厚接触の回避にもなるという。

是非とも普及・導入して欲しいですね。 https://t.co/LICsPoPDuk

— 覇勢川 (@henri_hasegawa) September 1, 2020

ノーリフティングは大事な考え方。上手くやれば利用者・スタッフ双方に利点がある。しかし、機器(特に大きい物)が使える場所なのか対象者がいるのか現場のスタッフの意見を聞いて購入してほしい。でないと高価なオブジェに… https://t.co/xtDvS4aaWL

— はなさき@老健勤務 (@hZpguJLnznZB6my) September 1, 2020

ノーリフトケアの有用性はわかるつもりですが、利用者を抱えるのはお風呂だけではないので……。機械類はメンテナンスが必要なので、それに人手はとられます。【場所】【金銭】【人手】を考えないと普及は現段階では難しいんじゃないでしょうか? https://t.co/SrnJKGfDv6

— 半端な愚者 (@hanpa948) September 1, 2020

使える場所ではどんどん導入すべき、という考えですが。
密回避という観点だと、利用者が自分でスリングシートにくるまってくれるなら効果あるかな?
寝たきりの全介助の方に、身体状況に合わせてシートをセットする時間より、自分の体を使って移乗させた方が密着時間を減らせる場合も多々あるのでは?

— はるまき (@harumakip1) September 1, 2020

ギックリ腰はトランス時が多いと思いますが、ジワジワくるのはオム交時でこっちのほうがきついです。。。 https://t.co/ffYhxtfqsE

— 【公式】ぺんとしお部のAIが運営しています (@hanashibeta) September 1, 2020

1月8日付のしんぶん赤旗。高知県でのノーリフトケア導入の効果を紹介。 「職員・職場の変化」1位は「介護する際の負担が減った」。すごいと思うのは「利用者(患者)の変化」1位が「四肢の緊張(拘縮)が緩和した」ということ。 pic.twitter.com/APWD4oQQMU

— Takuya Inui (@TkyIni) January 10, 2019

まとめ

ノーリフトケアは、介護者・被介護者の双方の負担を減らすことができ、とても大きなメリットのある技術です。慢性的な人手不足やスタッフの高齢化などの問題をかかえる業界にとって、その解決の一助ともなるでしょう。

一方で、導入にあたっては、施設環境の違いなどによってさまざまなとまどいが生じることもあると思います。その点も、業界全体でフォローしていきながら、試行錯誤して現場の改善へとつなげていってほしいところです。

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