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介護施設職員約1万2,000人を最優先
世田谷区は、新型コロナ対策として、区内の介護施設や保育園・幼稚園の職員などに無料でPCR検査を行うことを発表しました。
症状の有無にかかわらず、希望者は全員受けられるということです。
記事によると…
検査は、まず介護施設職員約1万2000人、続いて保育園と幼稚園の職員約1万1000人を対象に実施。並行して、特別養護老人ホームなどの施設入所予定の高齢者も検査の対象とする。
区長は、介護施設での死亡者が多いことをあげ、クラスター化や地域への拡大を防ぐ狙いがあるとしています。
大量検査のため自分で検体を採取する方式に
検査方式は、以下のとおりとなっています。
区は、大量検査を可能にするため、自分で鼻からぬぐい取って検体を採取する方法を採用。開始当初の検査数は1日500件程度だが、一つの試験管に4人分の検体を入れる「プール方式」を採用する10月以降は、1日1000件が可能になる。
世田谷では、これに合わせて有症者や濃厚接触者への検査も拡充していく予定です。
(記事URL:「介護者・保育者ら2万3000人をPCR検査へ 世田谷区が公費で希望者全員に」)
Twitterの反応
世田谷区、希望者ということらしい。メディアのよっては2万人無差別に検査するように見える書き方もあるので注意。
— 英語にビビりマン@WFH (@hikosans) August 24, 2020
介護者・保育者ら2万3000人をPCR検査へ 世田谷区が公費で希望者全員に:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/p0NlXvq2sy
これだけの検査をすると、世田谷区の感染状況が分かると思われる。
— 植木淳一 (@jun1wood) August 25, 2020
しかし、検査して判明した陽性者をどうするのか。入院隔離とか自宅待機にする場合、生活費の補償を併せて考えるべきでしょう。そうでなければ、放置しておくのが良いかと。
介護者・保育者ら2万3000人をPCR検査へ 世田谷区が公費で希望者全員に:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/f7sdnjJOKE
— 石山尊浩@お天気お兄さん (@tishi0704) August 25, 2020
これって定期的に受けれるものなのかな。でないとあんまり意味がない気はするけど…。
介護者・保育者ら2万3000人を検査するのに23日。時間をかけ過ぎで検査をした意味がありません。老人介護者に絞りこんで定期的にやる方が良いと思う(重篤者を減らす意味がある)検査数拡大が目的になっていて、重篤者・死亡者を減らす観点がないようにみえる。
— チェシャ猫 (@CheshireCat2828) August 24, 2020
ネットの意見
世田谷区の介護施設で働いています。
先日職員に陽性者が出ました。
保健所が入り濃厚接触者が認定され対応にあたりましたが、施設スタッフから見ると納得のできる人数ではなく、感染が広がらないかとても不安でした。感染が判明した時、区長の発言を見ていましたので、『私達介護職員は必ずPCR検査の対象になる。』と皆が思っていました。現実は程遠く、誰一人対象になりませんでした。
世田谷区に区長の発言を踏まえてどうなっているのか問い合わせしましたが、『まだ何も決まっていない』とのお返事でした。
職員でPCR検査した人は、あまりにも不安で自費で行った2名のみです。
このような状態で感染拡大を防げるのでしょうか。
必要なところを検査対象にしてほしいです。
現場で働く者です。
検査が受けれるのはありがたいのかもしれない。
でももし万が一無症状て自分だけ陽性だった場合白い目で見られ、職場にいづらくなる気がする。陽性になった人だって誰か利用者、他の職員からうつった可能性があるのに。
症状がある人だけにしていい気がする。
これ以上コロナのせいで犠牲になる人を増やさない方がいい。
保育士・介護士に検査するのは構わないが、必ず陽性者いる。
区はもちろん、施設もその後の対応はできるのだろうか?現場は大混乱しないだろうか?
陽性者=悪という風潮が日本にはある。施設に対して誹謗中傷や、利用者保護者からの不安な声など対応策は簡単ではない。
当然負担のかかる保健所は、人員確保など対応出来ているんだよね?
症状がでたら受ければいい。今日症状がでなくとも 明日感染するかもしれない。
どっちかと言うと 市内で無作為の方がよいのでは?
施設ででた場合代わりはいるの?
症状がでなくても感染してる人は実は多いとおもう。施設はあれだけ感染対策しているんだし わざわざあぶり出さなくてもよいと思う。
まとめ
一時は、すべての職員に行われるという情報も流れていた世田谷区の検査ですが、最終的に希望者のみというかたちに落ちついたようです。
PCR検査は、あくまでその時点での感染を把握するためのもので、それだけで施設内感染をゼロにすることができるわけではありません。
しかし、職員のなかには日常生活でも感染対策に気を休めることができず、過大なプレッシャーに悩まされている人も少なくありません。そうした人たちに安心感をあたえるという意味でも、希望者のみに行うやり方はのぞましいといえるでしょう。
一方で、現在では陽性者が出た場合に、施設の休業や風評被害などの社会的なリスクがとても高くなっています。行政には、これらに対するフォローもしっかり行っていくようお願いしたいところです。