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コロナ禍で収入減の音楽家を特養が支援|働く場とともに演奏会の機会も提供

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名古屋の社会福祉法人が、新型コロナの影響で収入が激減した二人の若手音楽家を雇用で支援しています。二人はパート職員としてはたらきつつ、音楽好きな入所者のために演奏会も披露。逆境のなかから、うまくニーズをマッチさせたこころみに注目が集まっています。
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施設にとっても必要だった音楽


出典:https://www.photo-ac.com/

社会福祉法人「よつ葉の会」が運営する特別養護老人ホーム「瀬古の家」では現在、二人の若手音楽家がはたらきながら演奏会の披露を行なっています。

記事によると…

 同法人が運営する高齢者や障害者の施設では、音楽の刺激は心や体の健康を保つのに欠かせないと考え、以前から積極的に取り入れている。二人が週一回五時間、ここで働き始めたのは六月。食事介助の手伝い、掃除などを担当している。その傍ら演奏を披露。給料は一日当たり約五千円だ。

新型コロナの影響で収入がほぼゼロになったという二人は、演奏の機会がありそうな職場をもとめ、音楽家にくわしい日本福祉大の湯原教授に相談。

一方、施設の側でも演奏会に行けない入所者がいたことから、今回の話が持ちかけられたということです。

みずから積極的に介護に取り組む姿も

福祉の現場ではたらくうちに、二人にも次第に変化が見られるようになりました。

 認知症の利用者を相手に「繰り返し同じことを言う様子に驚いた」と話す鈴木さんも、今は「違う話を聞き出そう」と前向きだ。石川さんは、いつもテレビの前で過ごす人を見て「演奏を聞かせて楽しませたい」と意気込む。二人とも主に正規職員の補助的な仕事をしてきたが、入浴介助にも取り組み始めている。

高齢者や障害者の気持ちをくみとることは、人前で演奏することにも活きるはずだと二人は語ります。

二人を紹介した湯原教授は、同じように専門教育を受けていない人でも、工夫次第で介護の人材不足をおぎなってくれる可能性が十分にあると指摘しています。

(記事URL:「若手音楽家を福祉職員に コロナ禍で特養が雇用支援」)

Twitterの反応

いい話しやな   https://t.co/5DMMwxqLms

— てら (@3dtcWrORRgZRXFD) August 24, 2020

音楽療法もあるし、ご本人たちがやりたいと思ってくれたら、よい試みなのではないかな。音楽が聞こえると、自然と体が動いたり、覚えている歌を歌い出すお年寄りも多い。 https://t.co/imKfWpvVNe

— yutakamika (@yutakamika) August 24, 2020

ご老人にも、施設職員にも良い影響がありそう。
こういう施設に入れた方達は幸せなのかも https://t.co/MvqyiRqoyQ

— kuromoji(黙々) (@kuromoji7) August 24, 2020

一時的なものなんだろうけどね。長く続くと本来の自分(音楽家という)を見失ってしまいそうで辛くなるであろうことは容易に想像が付く。早く元に戻れる社会になるといいんだけど。 https://t.co/Ow7wJFKUSU

— ねこ (@to_dried_bonito) August 24, 2020

まとめ

収入減に苦しむ音楽家と、人材確保に悩む福祉施設。今回の支援は、おたがいの不足した部分を補いあいつつ、なおかつ音楽で双方にプラスをもたらすという、とてもすばらしいアイディアとなっています。

もちろん、こうした雇用はあくまでコロナ禍における一時的なものでしょう。しかし、湯原教授も指摘するように、ほかにもまだ社会と福祉をむすびつけるようなニーズは、いくらでも埋もれている可能性があります。

今後も、このような取り組みで新しい介護のあり方が生まれていくことを期待したいです。

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