介護に関わるすべての人を応援します

球磨川氾濫による浸水で特別養護老人ホーム14人が心肺停止|介護施設での避難活動の難しさがあらわに

最新情報
大雨による影響で球磨川が氾濫し、近くの特別養護老人ホームが浸水で孤立する事態となりました。自衛隊などによる救助活動が行われたものの、14人が心肺停止状態で見つかっています。同施設では以前から避難訓練も行っており、あらためて介護施設での避難活動の難しさを思い知らされる結果となりました。
公開日
更新日

60〜70人の入所者が一時孤立

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/548602

大雨による球磨川の氾濫で特別養護老人ホームが浸水し、14人が心肺停止の状態で見つかりました。

そのくわしい被害状況を、県知事があきらかにしています。

記事によると…

この施設はあふれた水につかったため救助活動が進められていたということで、このほかに3人が低体温症となり手当てを受けています。

救助要請を受けた第10管区海上保安本部によりますとこの施設からの通報内容は、4日午後、「60人から70人の入所者がいて孤立している。体調不良を訴える人もいる。ヘリコプターでの救助をお願いしたい」というものだったということです。

職員の撮影した写真から、午前中にはすでに住宅の2階まで水位が上がっていたことが分かっています。

定員60名に対し従業員は50人余り

浸水した「千寿園」は、平成12年に建造された特別養護老人ホームです。

その施設環境は、以下のようなものでした。

施設のすぐ近くを球磨川の支流が流れ、球磨川と支流との合流点からはおよそ400メートルの距離です。

運営する社会福祉法人が公表している報告書によりますと、特別養護老人ホームのほか、デイサービスなどの事業を手がけていて、このうち特別養護老人ホームの定員は合わせて60人です。また、施設で働く従業員は全体で50人余りとなっています。

電話については、4日昼過ぎの時点で故障でつながらない状態となっていたそうです。

(記事URL:「熊本 球磨村の特別養護老人ホームで14人心肺停止」)

Twitterの反応

熊本県球磨村の特別養護老人ホームで2階まで浸水し、14人が心肺停止です。介護が必要な人達が、また犠牲になります。しかし、この特養では年2回2階や高台に上がる訓練をしていたそうです。早朝に豪雨があり、職員が少なかったのが原因かもしれません。悲しいです。 https://t.co/rfC4PfkSZK

— 上野海佑 (@uenomiyuu) July 5, 2020

介護職だからわかるけど、時間にもよるけど60人に対して介護職が日中10人いるかいないかレベルだろ。夜間や早朝なら下手したら3人しかいないとか普通にあるしこれで避難しろは普通に無理。

— マエタカ (@maetaka19910928) July 4, 2020

記録的な大雨、熊本県球磨村の球磨川が氾濫
熊本球磨村の特別養護老人ホーム千寿園
14人が大雨による冠水で心肺停止https://t.co/EHY95ApL8w

重ねるハザードマップhttps://t.co/QXjByFrkWo
左上のアイコンで「洪水」を押すと描写

被害を繰り返さない、命を護るために
危険を知り
事前の対策が重要 pic.twitter.com/x2mQfJJcCk

— 久我 清 Kiyoshi KUGA (@kiyoshikuga) July 4, 2020

ネットの意見

特老だと、寝たきりも多いいだろうし、
介護度も高い方が入所していたとおもうんだがな。
入所人数自体もきっと多かっただろうし。

もともと、職員数もぎりぎりだったんじゃないのかな。
福祉の現場って、本当にどの業職よりも人の数は少ないし。

結局、日本のいびつさが
こういう所で目の当たりになるんだよな。

かわいそうに。特養は介護度が重い人が多いから、半数はベッドごと避難するしかないだろう。エレベーター使えずどうにもならなかっただろう。助けようとしたであろう職員さんたちの焦りや悲しみを思うといたたまれない。

水防法、土砂法改正に伴い要配慮者支援施設の避難確保計画が市町村の地域防災計画で定めることによって義務化されたけど、今後の促進に繋がるような最悪な事態が発生しましたね。

救助活動にあたっている自衛隊、消防などの方々。そして避難所運営を行う行政職員の皆様や関係者の方、お疲れ様です。

一刻も早く好転に向かうよう祈ります。

山口県でもありました。
まさかここが。。
兎に角、レーダーなりを見て、先へ先へと読んでいくしかありません。
線上降水帯でしたっけ。
それが掛かるとなったら、早めに動く。
昨年の長良川を見たら解るように、早めに動く。

そう言う提携を日頃から関係各所としておかないと駄目だと感じる。

この地域は洪水常襲地帯で、国交省も導流堤を設置して洪水対策をしていた
模型によるシミュレーションでは、過去の大雨では浸水しないようになるはずだった
いかにとんでもない雨が降ったのかがわかる

まとめ

特別養護老人ホームは、「要介護3以上」が基本的な入所条件となっています。そのため、移動に困難をともなう入所者も多く、その避難が容易でなかったことが想像されます。

また、施設では年2回の避難訓練を行い、当日は防災行政無線での避難の呼びかけも何度もあったといいます。それでも対応できなかったところを見ると、いかに水位の上昇が急だったかということもうかがえます。

災害というのは、どれだけ事前の対策を取っていたとしても、かならずそれを上回る想定外のケースが生じてしまうものです。大変痛ましい事故となってしまいましたが、その検証をしっかり行なったうえで、今後の介護施設での避難活動に活かしていかなければいけません。

この記事が気に入ったら
いいねしよう!