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お葬式にかかる時間|お通夜と告別式それぞれにかかる時間

ノウハウ
お葬式にかかる時間は、地域や信仰、葬儀のやり方にもよりますが、一般的にお通夜は焼香と通夜ぶるまいなどで2~3時間というのが多くなっています。翌日の午前中に行う告別式は、焼香と出棺で2時間程度というのが多いです。
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(1)お葬式はどのくらい時間がかかるのか

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/561668

親や親せきが亡くなると身内は悲しんでばかりいられず、お葬式を執り行わなければいけません。

しかし、突然のお葬式にどうしたらいいのか分からずに困ってしまうことはありませんか。

お葬式の形式は、地域や信仰によって違ってきますが、この記事では一般的なお葬式にかかる時間やお葬式の開始時間、タイムスケジュールについてご説明します。

お葬式にかかる時間はどれくらいなのか確認する前に、お葬式とは何かをまず説明します。

お葬式は夜に行う“お通夜”と次の日の午前中に行う“告別式”があります。

お通夜

お通夜とは、親族が集まり故人とのお別れを惜しむためのお葬式の儀式で、夜を通して故人に寄り添うことから“お通夜”と呼ばれています。

お通夜の始まりは奈良時代で、

  • 親族が一晩かけて故人を死からよみがえることを願った儀式
  • 故人の死を一晩かけて確認する儀式
  • 釈迦が亡くなったときに弟子たちが集まり、釈迦との思い出を語り合ったり釈迦からの教えを語り継いだりした儀式

など諸説があります。

以前のお通夜は、故人の前にロウソクを灯し、一晩中ロウソクの灯りが途絶えないように親族が交代で見守っていました。

最近では、お通夜を含めたお葬式の簡略化や火を使わない電気式のロウソクなどの出現により、ご焼香や通夜ぶるまいなどが終わり次第、親族も散会となる“半通夜”が行われるお葬式のスタイルが多くなっています。

告別式

告別式は、故人と交流があった友人や知人が故人にお別れをするためのお葬式の儀式で、お通夜の翌日に行われます。最後の別れを告げることから“告別式”と呼ばれています。

以前は、親族だけでなく友人や知人も墓地まで行き、遺骨を埋葬する直前に行っていました。最近では火葬する前に葬儀場で行われることが一般的となっています。

(2)お通夜が行われる時間帯

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/400984

お通夜が行われる時間帯の目安は以下の通りです。

開始時刻

午後6時頃

終了時刻

午後8~9時頃

これは故人に関係があった多くの人が、遠方からでもお葬式に間に合うように、また仕事が終わった後でもお別れに参列できるように配慮した時間となっています。

お通夜は、何時から何時までという明確な決まりがないこともあります。その場合は何時に行っても良いことになるので、真夜中でもお参りすることができます。

ただ、遺族の方は疲れているので、遅くまでやっている場合も22時以降は避けたほうが良いです。

(3)お通夜にかかる時間

お通夜自体にかかる時間は、おおむね2~3時間程度というものが一般的です。ですが身内の場合は、お通夜の前の準備や、お通夜の後に僧侶へのお礼やお手伝いをしていただいた方へのお礼などもあるので、全体的には3~4時間程度かかります。

お通夜は、関係者の人数により、多くなることがあります。理由としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 故人の交友関係
  • 仕事での役職
  • 自治会活動などの地域貢献

関係者が多ければお通夜の参列者も増えるので、お通夜の時間も長めに設定する必要があります。

お通夜にかかる時間の内訳

お通夜にかかる3時間の内訳は、目安として以下のようになっています。

  • 故人とお別れをするご焼香に2時間程度
  • ご焼香の後の通夜払いに1時間程度

参列される方は、焼香の時間と通夜ぶるまいの時間になります。通夜ぶるまいは故人を供養するものなので長居は禁物です。また、通夜ぶるまいをお断りして焼香だけでも失礼ではありません。焼香だけなら30分程度となります。

(4)お通夜のタイムスケジュール

お通夜の一般的なタイムスケジュールをご紹介します。

準備

親族は葬儀開始の1時間前に葬儀場に集合し、控室で待機します。

受付

お通夜の30分前に受付を始めます。

親族着席

親族は弔問者を迎えるために、葬儀場の椅子に座ります。

読経

僧侶が15~20分程度、読経を読みます。

焼香

親族から焼香を行います。その次に弔問者が焼香をします。

通夜ぶるまい

焼香を終えた弔問者は、別室に用意されたお酒や軽食で個人を供養する通夜ぶるまいがあります。

法話

僧侶による法話(仏教に基づいた人の一生について分かりやすくした話)が5分程度あります。法話を行わない場合もあります。

(5)告別式が行われる時間帯

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1849571

告別式の時間帯は、故人を火葬するために火葬場を予約した時間に間に合うように、弔問者数や移動時間を勘案して決めます。

一般的には、午前10時頃から告別式を開始し、

  • 焼香
  • 挨拶
  • 出棺

を行い、火葬場へ向かいます。

参列者は、開式の30分前を目安として、会場に到着したほうが良いです。親族や喪主は1時間を目安にしましょう。

また、途中参加や途中退出は避けましょう。ただし、どうしようもない場合は可能ですので、仕事で遅れてしまったときなどは、係の人に相談するなどしてから会場に入りましょう。

(6)告別式にかかる時間[一般参列の場合]

故人が生前に交友や関係性などがあった一般参列者は、受付を済ませ親族の後にご焼香を行います。

その後、

  • 喪主のあいさつ
  • 故人へのお別れ
  • 出棺の見送り

まで参列すると1~2時間程度かかることが多いです。この後に、火葬場に行くか行かないかによって所要時間はまた変わってきます。

ですが、ご焼香だけなら30分前後くらいです。告別式にご焼香のみの参列でも失礼ではありません。

(7)告別式にかかる時間[身内の場合]

告別式に参列する家族や親せきなどの身内は、

  • 受付
  • 身内の焼香
  • 一般参列の焼香
  • 喪主のあいさつ
  • 出棺

までで2時間前後かかることが一般的です。

喪主・親族の場合、葬儀社の方との打ち合わせの時間なども含めるので、一般参列者よりも長くなります。

(8)告別式のタイムスケジュール

告別式の一般的なタイムスケジュールをご紹介します。

準備

親族は葬儀開始の30分前に葬儀場に集合し、控室で待機します。

受付

告別式の15分前に受付を始めます。

親族着席

親族は弔問者を迎えるために、葬儀場の椅子に座ります。

読経

僧侶が読経を読みます。

焼香

親族から焼香を行います。その次に弔問者が焼香をします。

挨拶

喪主が代表して参列者に挨拶をします。

出棺

親族を中心に出棺します。

(9)葬儀形式別でかかる時間は違う

お葬式というと、

  • お通夜
  • 告別式
  • 出棺

というのが一般的でしたが、

  • 親族の関係性の変化
  • 葬儀業界に異業種からの新規参入
  • お葬式のスタイルの多様化

などからお葬式のスタイルも増えています。当然、お葬式のやり方によって葬儀にかかる時間も違ってきます。

ここでは、最近ニーズが高まっている3つのお葬式のスタイルの葬儀時間についてご説明します。

直葬

最近、お葬式の中でニーズが増えている直葬は、これまで主流であったお通夜や告別式を行わず、納棺と出棺のみをおこなうものです。このため、直葬はほとんど親族のみで執り行うので葬儀時間は1~2時間程度です。

家族は、お葬式を執り行う親族の時間や精神的な負担、急な費用負担を軽減になるので都市部を中心にニーズを高めていますが、身内以外は故人とのお別れができないのというのも特徴です。

一日葬

直葬と同じく、最近、お葬式の中でニーズが増えているのが、お通夜を行わず告別式と火葬を行う1日葬があります。

お通夜を行わないので、葬儀は告別式にかかる2時間程度と火葬にかかる1~1時間半程度です。

葬儀場と火葬場が離れている場合は、葬儀場の準備や火葬場への移動時間も加わり実質的に1日かかってしまうことがありますが、最近は告別式と火葬を同じ場所でできるところも増えているので、この場合は移動時間などが省略できます。

一日葬は名称のとおり葬儀が1日のみなので、従来のお葬式に比べて親族の負担が軽減されること、故人と関係性が深かった友人などは故人とお別れが出来るというのが特徴です。

家族葬の場合

ニーズが増えている3つめのお葬式のスタイルが家族葬です。家族葬は、故人の友人や知人を呼ばずに身内のみで執り行うものです。葬儀を身内のみでお通夜と告別式を行うので、受付や準備、一般参列者の焼香がないので、葬儀にかかる時間はとても短くなります。

また、身内でお通夜は不要となれば告別式のみ行う場合もあります。

お葬式のうち一般的な葬儀スタイルが63%を占めていますが、家族葬も28.4%となっており2番目に多い葬儀スタイルになっています。(公正取引委員会「葬儀の取引に関する実態調査報告書 H29.3.22」より)

お葬式は形態によってかかる時間が変わってきます。なので日程調整が重要になってきます。

以下の記事では、お葬式の日程の決め方について説明しています。併せてご覧ください。

お葬式の日程はどう決める?決め方や知らせるタイミングも解説

(10)お葬式の時間やタイムスケジュールを確認することは大切

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/430332

これまでの一般的なお葬式や、最近増えてきている一日葬であれば、故人の友人や知人もお別れができますが、家族葬では基本的に葬儀に参列することは控えるためお別れはできません。また、直葬も実質的に友人や知人が立ち会うことはできません。

身内や知人が亡くなった場合は、お葬式のスタイルが、一般的な葬儀なのかそれとも簡略化した葬儀(直葬、一日葬、家族葬)なのかをまず確認します。その後、

  • お葬式の日程
  • 時間
  • お葬式の場所

を確認しておきましょう。

特に注意が必要なのは直葬と家族葬の日程です。身内のみという事でこれまで避けていた“友引”にお葬式を執り行うことも珍しくありません。

故人の旅立ちの日なので、お葬式に参列される方は、最期のお別れをしましょう。

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