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(1)お葬式のときの靴を選ぶ基本
葬式の際の靴選びは、数点のポイントを押さえることが大切
皆さんは、お葬式で身に付ける靴を持っているでしょうか?
結婚式などは事前にお知らせが届くので準備をする時間がありますが、お葬式は突然訪れることが多いので準備する時間が取れない場合があります。
このように、いざお葬式に出席しなければいけないとき、すぐにお葬式のマナーに沿った靴や服を用意できるでしょうか。
用意するにあたってお葬式のときにどのような服や靴を身に付ければいいのか事前に理解しておくことが重要です。
ここではお葬式の際の靴を選ぶポイントをご紹介していきます。自分がお葬式で身に着ける靴を持っているかも含めてぜひチェックしてみてください。
(2)お葬式のときの靴を選ぶポイント① 女性の場合
お葬式の際の身だしなみは「ブラックフォーマル」
まず服装のマナーについて説明していきます。
冠婚葬祭の際は一般的に喪服・礼服を着用することがマナーとなっています。そのように、冠婚葬祭に身に付けるべき喪服・礼服のことを総称して「ブラックフォーマル」と呼びます。ブラックフォーマルは、黒を基調とした服で、冠婚葬祭のときは、ブラックフォーマルを身に付けるのが最適とされています。
葬式の際に着用する靴のポイント
では、そのブラックフォーマルな喪服・礼服にセットで、どのような靴を合わせるべきなのでしょうか?
お葬式の際、人の靴は意外と人の目につくため、実際にどのような靴を選択すれば失礼に当たらないのか考えて着用しなくてはいけません。
女性の場合には、お葬式のときに身に付けるべき靴としてパンプスがベストです。
お葬式で身に付けるべきパンプスの選び方で、注意してほしいポイントが以下の5つです。
靴の色 | 黒色 |
---|---|
ヒールの高さ | 3~5cmで太めのものが望ましい |
望ましい靴の種類 | 飾りがついていないパンプス |
トゥの形 | ラウンドトゥ・スクエアトゥ・アーモンドトゥ |
靴の素材 | 天然皮革・合成皮革・布・生地などが望ましい |
靴の色
色はブラックフォーマルと合わせた黒色が一般的です。ヒールは、できるだけ太いがっしりとしたヒールで、高くても5cm程度がいいでしょう。また、飾りが付いている靴は選ばないようにしましょう。
ヒールの高さ
ブラックフォーマルではできるだけ肌の露出がないものを身に付けますが、特にお葬式の際には靴も露出がないものを選ぶ必要があります。ストラップは付いていても問題ありませんが、お葬式の種類によってはストラップなどがついていない方が好まれます。家族や親せきのお葬式などであれば、ストラップが付いていても問題はありません。
靴の種類
また、靴の種類にはローファーがありますがローファーはパンプスと違ってカジュアルな靴になってしまいます。ローファーをはいてくると、あまり好まれませんので避けるようにしましょう。
ヒールの素材
ヒールの素材はウェッジヒール・スタックヒール・ピンヒール以外のものを選びましょう。
(3)お葬式のときの靴を選ぶポイント② 男性の場合
次は、男性の場合を見ていきましょう。
お葬式に参列するとき、男性もブラックフォーマルを身に付けます。そのときに足元は意外と多くの人が注目する部分ですので、マナーに沿った靴を身に付ける必要があります。
しかし男性の場合は女性よりも靴を選ぶ際のポイントが減り、次の2つのポイントを守れば問題はありません。
- 黒色
- デザインは内羽根のストレートチップ
色
ブラックフォーマルを身に付けるのは女性と同じです。靴ももちろん、女性同様に色は黒色を基調に選びましょう。男性の場合は、靴は冠婚葬祭どれに参加する場合でも、このタイプの靴があれば対応可能です。まだ1つももっていないという方は、1足持っておくといざというときに安心です。
靴のデザイン
男性の靴のデザインとしてあげられた「内羽根」は、靴紐を結ぶ革の部分が内側に縫い付けられているタイプの靴のことをいいます。「ストレートチップ」は、つま先に横一線のステッチがあるタイプの靴のデザインです。ビジネスシューズとしても利用できるため、男性の場合は女性よりも選びやすいと言えるでしょう。
(4)お葬式のときの靴を選ぶポイント③ 子供の場合
では、次に子供の場合を見ていきましょう。
子供の場合は大人ほど難しくはありません。お葬式のとき、子供の靴を選ぶ際のポイントとなるのは以下の3点です。
- 黒色
- 靴は革靴
- ローファーでも可
大人の女性と違い、子供の場合にはローファーでも問題ありません。また、ローファーなどを持っていない場合は、スニーカーでも問題ありません。スニーカーにしても、できるだけシンプルなデザインを選ぶようにして、奇抜なデザインを避けることは守りましょう。
しかしなるべく上記の点を満たした靴を履いていくことをお勧めします。
(5)おすすめのフォーマルシューズ①「レディワーカープレーントゥパンプス」
「レディワーカープレーントゥパンプス」は、黒を基調としたパンプスで女性の場合はこれ一足あれば冠婚葬祭に対応できる靴になっています。価格は¥4,500~¥5,830になります。
ヒール部分も太くがっしり安定しているため、お葬式にもおすすめの一足です。色はブラックの1色のみで、サイズによって価格が異なります。
(6)おすすめのフォーマルシューズ②「ロメオバレンチノ パンプス ラウンドトゥ」
次は、女性におすすめの「Romeo Valentino」のパンプスです。
ヒールは少々高めの6.5cmですが、この程度であればお葬式にも問題ないでしょう。
色は、黒を基調としています。靴幅が3Eと横幅がおおきめに作られているので、足が大きい女性でも履きやすいパンプスになっています。価格が¥1,980~¥2,138と比較的安く購入できます。
(7)おすすめのフォーマルシューズ③ 「HUMG FENG ビジネスシューズ」
「HUMG FENG ビジネスシューズ」は、男性におすすめのフォーマルシューズです。価格は¥4,280~¥4,680と5,000円未満という安さですが、メイン素材は合成皮革でお葬式にもぴったりです。
がっしりしていて歩きやすく、普段使いもできる靴になっています。
(8)おすすめのフォーマルシューズ④「AmazingJP 革靴」
男性におすすめのフォーマルシューズ「AmazingJP 革靴」です。
お葬式をはじめとした冠婚葬祭にはもちろんですが、普段の仕事でも穿けるビジネスシューズとなっています。
価格は¥4,295~¥4,980となっています。
先ほどの女性用パンプス同様に、靴幅が3Eと大きめに作ってあるので、足幅が広めの人でも問題なく穿くことができます。
(9)お葬式の靴は早めの用意を
お葬式はいつやってくるかわかりません。
悲しいことですが、突然お別れは訪れてしまいます。できるだけ、その日がきても焦らなくていいように、事前に靴を含めたブラックフォーマルは準備しておくと安心です。
特に、お葬式の場合突然やってくるにもかかわらず、マナーを守ることが絶対とされています。お葬式に場違いな靴や服で来てしまうとそれだけで周りの方から非常識とみられてしまいます。また、亡くなられた方、遺族に対して失礼に当たります。
そのような事態にならないためにも、余裕がある間に前もってブラックフォーマルな服と靴をしっかりと揃えておきましょう。
突然お葬式が行われることになってもすぐに対応できるように準備しておくことが大切です。
(10)お葬式の靴を選ぶポイントを知って失礼のないようにしよう
お葬式の靴の選び方についてご紹介しましたが、いかがでしょうか。
まだ自分に必要ないと感じてしまう部分ではありますが、今から用意しておくことでその時が来ても焦ることなく余裕を持って対応ができます。
お葬式は、故人を送る最後の式です。失礼のないように、マナーを守って参列しましょう。お葬式の際の靴は、特に人の目につきやすいので選ぶポイントを参考にして失礼のないようにしましょう。
お葬式のマナーについて知りたい方は以下の記事をお読みください。
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