介護に関わるすべての人を応援します

UDF(ユニバーサルデザインフード)とは|おすすめ商品を紹介

ノウハウ
「ユニバーサルデザインフード」という名称を聞いたことがありますか?介護食のUDFは、日本の社会問題でもある高齢化社会には欠かせない存在です。 介護の強い味方であるUDFの特徴、対象者、おすすめUDF商品を紹介します。 UDF商品を利用して、高齢者の方と一緒に安心・安全そして楽しい食事をとりましょう!
公開日
更新日

(1)ユニバーサルデザインフード(UDF)とは?

「ユニバーサルデザインフード」は、略して「UDF」と記載されることもあります。UDFとは、一言で表すと「食べやすさに気を配って作られた食品」と言えます。

介護の現場で食べられている「介護食」はもちろんですが、それ以外にも普段の日常における食事で活躍する注目の食品です。ユニバーサルデザインフードは、特に「食べやすくておいしい」食事ができるように作られています。

現代の日本では「超高齢化社会」という深刻な社会問題を抱えています。今後はさらに介護が必要なお年寄りが増えてくることが予想されます。しかし、介護職種の人材は足りていません。

超高齢化社会の進行に対応できるように、今後はさらに「食べさせやすい介護食」のニーズが高まることが予想されます。そこで、開発されたのが「UDF」なのです。

UDFを作ったのは「日本介護食品協議会」です。介護が必要な「噛む力が弱くなった人」でも「おいしく食事をしたい」という要望を持っています。その要望に応えるために、制定されました。この規定をクリアした食品が「ユニバーサルデザインフード」と呼ばれ、UDFというマークがパッケージに記載されます。

(2)UDFの対象者

「ユニバーサルデザインフード」の対象となるのは、次のような事項に当てはまる方たちです。

  • 野菜などの固いものを噛むのが難しいお年寄りや身体に障害を持つ人
  • 嚥下機能が低下した人、飲みこむ時にむせてしまう人
  • 口腔内がかわきやすい人
  • 歯科治療を受けていて、一時的に食事が困難になっている人

このような、食事をする機能に影響がある症状や身体状態の人が対象となっています。歯の治療中にも利用できるので、知っておくと今後便利ではないでしょうか。

(3)UDFの4つの区分

「ユニバーサルデザインフード」には、4つの区分が設けられています。UDFのパッケージには必ずUDFマークの記載があります。

区分の分け方は、「大きさ」、「かたさ」、「とろみ(粘度)」から、区分1~区分4までの4段階です。

例えば、ベビーフードを想像してみましょう。ベビーフードは「離乳準備期」から「離乳完了期」という5段階の区分があります。

その介護食品バージョンがUDFの区分です。その区分が以下の4つになります。

  • 容易にかめる
  • 歯ぐきでつぶせる
  • 舌でつぶせる
  • かまなくてよい

噛む力と飲みこむ力によって、どの区分が当てはまるかを判断して購入しましょう。

また、今後食品を選ぶときには「UDF(ユニバーサルデザインフード)」というマークが書かれているかどうかぜひチェックしてみてください。

(4)UDF「とろみ調整食品」とは?

「とろみ調整食品」とは、ユニバーサルデザインフードの区分とは別に用意された段階です。

片栗粉のようなイメージで、とろみを調整するために使用する食品のことです。片栗粉との違いは、唾液で溶かすことができるかどうかです。

片栗粉を使ったとろみは、食べている間に唾液によってサラサラな状態に溶けていきます。しかし、とろみ調整食品の場合は唾液で溶けることがありません。

ずっととろとろのままの状態で食べることができるため、食べやすい食事を作ることができるのです。使い方も簡単で、とろみ調整食品を入れた分だけ「とろみ」が加わります。特に、加熱は必要ありません。

(5)UDFとベビーフードの違い

「ユニバーサルデザインフード」UDFは、ベビーフードとは違うのでしょうか?

UDFは、ベビーフードとして利用することは控えた方がいいと言われています。なぜなら、ベビーフードよりも3つの項目、「味」「栄養素」「塩分」の値が高いためです。ですから赤ちゃんのための離乳食としての使用はできません。

ベビーフードは赤ちゃんのためのものですが、UDFは普段は食事が問題なくできる大人のための食品になります。そのため、味がベビーフードよりも濃く作られているのです。

では、UDFにはどんなものがあるのか、おすすめのUDF商品をご紹介します。

(6)おすすめUDF商品① キューピー「やさしい献立」

マヨネーズでもおなじみのキューピーが提供する「やさしい献立」は、おすすめのUDF食品です。介護食は味気ない食事でおいしくないと感じる人は多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解決するために、キューピーはおいしいと感じる介護食を提案しています。それが、「やさしい献立」です。

「やさしい献立」は、病気や高齢によってかむ力・飲みこむ力が低下した方のための食品です。塩分は控え目に作られていますが味が薄いということはありません。

素材の美味しさを活かして作られた、エネルギーや食物繊維を補給するためにもおすすめのUDFです。最もおすすめの特徴は、UDFの4区分それぞれに「主菜」「副菜」「補助食」が揃っているという点です。

やさしい献立は4段階の食べやすさを提案しており、それぞれで様々な商品を提供しています。その商品と値段を紹介していきます。

容易にかめる

セット内容

  1. 鶏だんごの野菜煮込み
  2. 海老だんごのかきたま
  3. 煮込みハンバーグ
  4. 貝柱のマカロニグラタン
  5. 鶏と野菜のシチュー
  6. おじや 鶏ごぼう
  7. おじや かきたまごぼう
  8. おじや 五目ひじき ×2個
  9. 肉じゃが
  10. 和風ハンバーグ

10種11個セットになっておりAmazon価格で2,138円(税込み)となっています。

1個の値段は定価で194円(税込み)になります。

歯ぐきでつぶせる

セット内容

  1. おじや 親子丼風
  2. おじや 鮭大根
  3. おじや 牛すき焼き
  4. おじや 鶏ごぼう
  5. けんちんうどん
  6. 鮭と野菜のかきたま
  7. すき焼き
  8. 貝柱の彩りかきたま
  9. 海老と貝柱のクリーム煮
  10. 肉じゃが
  11. 牛ごぼうしぐれ煮

11種11個セットとなっており、Amazon価格で1,872円(税込み)となっています。

1個の値段は定価で194円(税込み)になります。

舌でつぶせる

セット内容

  1. やわらかおかず かぼちゃの含め煮
  2. やわらかおかず 肉じゃが
  3. やわらかおかず 大根の鶏そぼろあん
  4. やわらかごはん
  5. やわらかおじや 鶏とたまご
  6. やわらかおかず かれいと大根の煮もの
  7. やわらかおかず かにのクリーム煮
  8. やわらかおかず うなたま
  9. やわらかおかず さつまいもと豆のきんとん
  10. やわらかおかず 牛丼風
  11. やわらかおかず かつ煮味
  12. やわらかおかず 豚汁

12種12個セットとなっており、Amazon価格で1708円(税込み)となっています。

1個の値段は定価で162円(税込み)になります。商品によっては1個194円(税込み)のもあります。

噛まなくていい

セット内容

  1. なめらかごはん
  2. なめらかおかず 鶏肉と野菜
  3. なめらかおかず 豚肉と野菜
  4. なめらかおかず 鮭と野菜
  5. なめらかおかず 白身魚と野菜
  6. なめらかおかず 大豆の煮もの
  7. なめらかおかず うぐいす豆
  8. なめらか野菜 グリンピース
  9. なめらか野菜 かぼちゃ
  10. なめらか野菜 にんじん ×2個
  11. なめらか野菜 コーン ×2個

11種13個セットとなっており、Amazon価格で2138円(税込み)となっています。

1個の値段は定価で162円(税込み)になります。商品によっては1個194円(税込み)のもあります。

また、やさしい献立の特設HPでアレンジメニューが紹介されているので参考までにぜひチェックしてみてください➡優しい献立HP

(7)おすすめUDF商品② マルハニチロ「メディケア食品」

次におすすめするUDF商品はマルハニチロが提供する「メディケア食品」です。

「メディケア食品」は、食を通じて健康を応援するというコンセプトを元につくられたブランドで、身体機能が衰えても美味しいものが食べられるように「食べる喜び」と届けてくれます。

「これが介護食なの?」と驚いてしまうようなおいしい食品が揃っているのが特徴です。以下にラインナップを紹介します。

歯ぐきでつぶせる

  • ポークムースかつ 
  • チキンムース唐揚げ 
  • もっとエネルギー 中華五目あんかけ

舌でつぶせる

  • バナナ
  • バレンシアオレンジ
  • ゴールデンパイン

フルーツもあるため、デザートが好きな方に特におすすめです。

(8)おすすめUDF商品③ サラヤ 「とろみ調整食品」

最後に紹介するおすすめUDF商品は、サラヤの提供する「とろみ調整食品」です。

とろみ調整食品は、まぜるだけでいいので初心者の方にもおすすめです。食品に混ぜるとすぐに溶けてくれます。

一度付けてしまえば、なかなかとろみが取れることはありませんが、とろみを強くする際などは調整が必要です。

(9)UDFはアレンジも可能

食べやすくておいしいくても、やはり毎日同じでは飽きてしまう方が少なからずいらっしゃると思います。そんな方はUDFのアレンジをしてみましょう。

飽きがこないようにUDFを簡単にアレンジできるレシピなどが、各販売メーカーで公開されています。購入したUDFのメーカーの公式サイトを訪問してみてください。

ちょっとした工夫を加えるだけで、おいしくて飽きが来ない食事ができるようになります。

(10)UDFを利用して介護の負担を減らそう


出典:https://www.pakutaso.com/

UDFは、今後さらに利用される機会が増えてくる食品として注目されています。

今までは、介護する側の人が細かく切って食べさせてあげたり、おかゆなどを別に作って食べさせている場合が数多くありました。

しかし、いくら介護する側が工夫しても、毎日味気ない食事では食欲も落ちてしまいます。さらに、介護を受ける側の人もおいしい食事を食べたいと考えて不満につながる可能性もあります。

UDFは、味付けは普段皆さんが食べるような食事と変わりないため、そのような不満やストレスを軽減する効果が期待できます。

この記事が気に入ったら
いいねしよう!