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【徹底解説】ハウスダスト対策│発生しやすい場所や掃除のコツなど

悩み
一般に浸透しつつある「ハウスダスト」ですが、何を指しどういったリスクがあるのかはあまり知られていません。「ハウスダスト」は、細かいホコリの総称と言えますが、場合によっては人体に悪影響を及ぼしてしまいます。また、微細であるが故に清掃の方法にも工夫が必要になってきます。本記事では、そんなハウスダストの種類・発生しやすい場所・掃除の方法等に関して、説明していきます。
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(1)ハウスダストとは


出典:https://www.pakutaso.com/

目視で確認できないホコリやチリの総称が、ハウスダスト

ハウスダストとは、肉眼では確認できない1mm以下のホコリやチリの事を指します。ホコリやチリと言っても、その種類は様々なもので構成されていますが、砂塵や繊維の屑等の室内塵にアレルギーを引き起こすアレルゲンが含まれたものをハウスダストと一般的に言います。

この内、アレルゲン物質はハウスダストアレルギー」を引き起こす原因となっており、その多くが微細に粉砕されたダニ(チリダニ、ツメダニ、コナダニ等)の死骸や糞等で構成されているので、「ハウスダストアレルギー」=「ダニアレルギー」と言って差し支えないでしょう。その他、「ハウスダストアレルギー」を引き起こす原因となるものには、以下のようなものが挙げられます。

ハウスダストアレルギーを引き起こす物質 影響やアレルギー

細菌

非常に微細で肉眼で確認できないものの、ハウスダスト内に多く含まれる場合もある物質。インフルエンザ等の原因となる他、ダニのエサとなる場合もあります。

花粉

代表的なものにスギ花粉等がありますが、夏はブタクサ、秋はヨモギやエノコログサといった様に、季節によって異なります。衣類や風によって飛散しやすく、くしゃみ、目のかゆみ等の花粉症の原因となります。

黒カビ

繁殖しやすく、菌糸や胞子を空中にバラマキ、胞子が体内に入ると気管支ぜんそくや鼻炎といったアレルギー症状を引き起こす事がある物質。梅雨時期や冬場(結露等)は発生しやすくなる傾向があります。

ダニ

「ハウスダストアレルギー」の主な原因となる物質。チリダニ、ツメダニ、コナダニ等がありますが、室内にいるダニの多くはチリダニ。体長1mm以下なのでいとも簡単に粉砕され、死骸などの他糞等も飛散しやすく、アレルギーやアトピーの原因となります。

(2)ハウスダストが発生する要因

ハウスダストが発生する要因は、室外からのものと室内から発生するものとに大別する事が出来ます。

室外から入ってくるハウスダスト

風によって窓から運ばれてきたり、衣類等に付着して室内に入ってきます。ハウスダストの1/3を締め、その種類としては、砂塵、花粉、昆虫の死骸及び糞、排気ガス、細菌などがあります。

室内で発生するハウスダスト

衣類や布団などから発生する繊維の屑が多く、その他ダニや黒カビと言ったアレルギーを引き起こすアレルゲン等があります。繊維屑の等のハウスダストに関しては、厚着になりやすい冬場に多く発生しやすく、黒カビは梅雨や冬場の湿気の発生しやすい時期、ダニは通年(特に7月~10月)でハウスダストになりやすくなっています。

また、人間の抜け毛やフケ、ペットの抜け毛、食べカス等もハウスダストになりやすいですが、ハウスダストとしてよりもダニ等の繁殖を促す餌になることが懸念されます。

(3)ハウスダストが発生しやすい場所


出典:https://www.photo-ac.com/

ハウスダストは、先述したように非常に微細なので肉眼で確認することが出来ません。比較的大きいものは床や棚等に落ちてやがてホコリとなって目に見えますが、微細なものは空中を半永久的に飛散します。

室内で発生しやすい場所としては、「廊下>バルコニー>洗面所>トイレ>リビング>和室」等が挙げられ、廊下やトイレと言ったような狭く仕切られている空間は特に溜まりやすい傾向があります。

また、ハウスダストの除去に関しては、こまめに掃除をすることで対策を講じる事が出来るのですが、日常的に掃除を行える時間は限られるので、掃除をする際は、以上で挙げた溜まりやすい場所を重点的に行うようにし、加えて以下のような場所もこまめに掃除を行ってハウスダスト対策とするといいでしょう。

洗面所や浴室

湿気が溜まりやい洗面所や浴室はハウスダストが溜まりやすい場所。加えて換気が行いにくので、黒カビなどを発生しやすく、ハウスダストアレルギー等が懸念されます。換気扇などでしっかりと換気を行う他、こまめに掃除して対策を講じておきたい場所。

押し入れ、クローゼット

狭く締め切る事が多いので、押し入れ、クローゼット等はハウスダストが溜まりやすくなっています。また、発生源である布団や洋服なが多く、換気や掃除などを頻繁に行わない場所なので、こまめに掃除してハウスダスト対策としておきたい場所。

寝室

寝室はハウスダストの発生源となる布団があり、ダニやフケ等も出やすい場所です。特に、ダニ等はアレルギーを引込しやすい物質であり、日常的に使うので、重点的にハウスダスト対策をしておきたいところです。

カーテン

カーテン自体が発生源になる他、冬場は窓が結露して黒カビなどが発生しやすくなります。

本棚

掃除の定番の場所となっている棚ですが、本などの紙はハウスダストを引き寄せやすい性質があるので、日常的に掃除をしておきたい場所と言えます。

照明カバー

ハウスダストは微細な物質ですが、静電気に引き寄せられやすい性質があります。また、微細なので中空に飛散されやすいので、照明の傘等に付着しやすくなっています。あまり掃除を行わない場所と言えますが、ハウスダスト対策としてはマメに掃除をしておきたい場所です。

(4)掃除のコツ① 床の上のハウスダストの場合

一般的な床の清掃方法としては、掃除機やフロアワイパー等だけで済ませることが多いと思います。どちらもポピュラーな方法であり、ハウスダスト対策としては有効であるものの、ハウスダストは微細な物質で中空に飛散しやすいので、床の清掃の仕方には工夫が必要です。

また、掃除機はハウスダストを吸い込むものの、同時に排気と一緒に飛散させる場合があるので、掃除機だけで清掃を行うのはあまりお薦め出来ない方法です。

ハウスダスト対策としての床の清掃

  1. 掃除機をかける前に、フローリングワイパーやドライシートで、床に溜まったハウスダストを除去する
  2. 掃除機をかけて目につくゴミを清掃
  3. ウェットシートや雑巾等で残った付着汚れを除去し、ダニ等の繁殖がしにくい環境を作る

なお、これら手順を踏んでも、ハウスダストは中空に飛散されやすいので、換気を行いながら行うとよりハウスダスト対策として有効です。

(5)掃除のコツ② 空気中のハウスダストの場合


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床に溜まる様なハウスダストは、比較的重いものなので、上記の様な方法であれば除去することが可能です。しかしながら、前述したとおりハウスダストは非常に微細な物質であり、軽いものは半永久的に中空を飛散し続けるので、掃除で除去することは難しいものがあります。

ですから、空気中のハウスダスト対策を行う場合は、空気清浄機を利用すると良いでしょう。昨今の空気清浄機は、ハウスダスト対策としてフィルターがついているものが幾つか販売されているので、そういった物を購入することでハウスダストを除去する事が可能です。

また、中空にハウスダストを飛散させやすいものとしてエアコンがありますが、内部はカビなどが発生しやすい環境なので、使い始めるシーズン毎に清掃をすることをお薦めします。ただし、エアコン洗浄スプレーなどでは除去しきれない事あるので、1年に一回でもいいので専門業者に依頼すると良いでしょう。

(6)ハウスダスト対策の掃除の際の注意点3点

重ねて言いますが、ハウスダストは非常に微細な物質であり、ホコリ等として溜まりはするものの、人が動くことでいとも簡単に中空に巻き上げられてしまいます。そのため、ハウスダスト対策として掃除を行うならば、以下の3点に注意して清掃を行うと良いでしょう。

掃除の順番は上から

ハウスダスト対策として掃除を行うならば、上から順に掃除することが重要です。

照明や本棚から、テーブルやテレビ、そして最後に床を掃除するといった具合に、上から下に向かって掃除を行うのが望ましいいです。ただし、ハタキのようなもので清掃するのはハウスダストが飛散してしまうので、ハンディモップ等ホコリの吸着性が高いものを利用して優しく取り除きながら行う事が重要です。

また、前述したように床を清掃する場合は、フローリングワイパーやドライシートで乾拭き→掃除機→ウェットシートや雑巾等水拭き等で清掃するとハウスダストを除去しやすくなります。

掃除をする時間を工夫する

ハウスダストは人が動くだけで飛散してしまいます。また、一度飛散した重いハウスダストは、床や棚に落ちるまでに数時間かかるので、ハウスダスト対策として清掃を行いたいのであれば、床や棚に溜まった状態になっている朝一番での清掃が有効です。

また、日中家を空けるのであれば、帰宅後の清掃も良いでしょう。

掃除機は最後に

掃除機はハウスダストを吸うと当時に、排気から飛散させる場合があります。ですから、上から順に清掃を行うと共に、フロアワイパー等で極力ハウスダストを吸着した上で、最後に掃除機を行う様にしましょう。

さらに、最後に水拭きをすることで、吸着汚れも除去できるので、ダニ対策にもなりハウスダストアレルギーを防ぐことが出来ます。

(7)ハウスダストの発生を予防する、布団の収納方法

収納時…掃除機の利用がカギ

ハウスダストの発生源として「布団」が挙げられます。また、ダニの棲家ともなりやすいものなので、布団を収納する場合は、ハウスダスト対策と共にダニアレルギー対策も行っておくことが重要です。

一般的な方法としては天日干しする方法がありますが、乾燥させることで防ダニ効果はありますが完全にダニ退治を行うことは出来ません。

また、布団を天日干しした際に、ハタキで叩く場合がありますが、ダニの死骸や糞を粉砕し、より飛散しやすい状態になるのでそういった方法は避けるべきです。ですので、日常的なハウスダスト対策として布団を干す場合は、乾燥後表面を軽く叩くようにし、その後掃除機でハウスダストを除去する方法が有効だと言えます。

収納されている間も注意

また、押し入れ等に収納している場合は、下にスノコを敷くようにし、湿気がたまらないようにすると共に、押し入れの換気や掃除を行ってハウスダストが溜まらない様にすると良いでしょう。更に、シーズンオフで長期間布団を収納する場合は、クリーニングにだして水洗い(ドライクリーニングは不可)してもらう様にしましょう。

(8)ハウスダスト対策に便利なアイテム


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ハウスダストは目に見えないので、ハウスダスト対策が行える家電等を利用するもの一つの方法です。一般的なものとして空気清浄機等が挙げられますが、その他にも幾つかあるので活用すると良いでしょう。

ハウスダスト対策が行える便利なアイテム

ドライ、ウェットタイプのシート及びマイクロファイバー等のモップ

ドライ、ウェットタイプのシートはハウスダストをしっかりと吸着するだけでなく、吸着汚れも清掃できるので一石二鳥のアイテムだと言えます。また、マイクロファイバーを使用したモップ等であれば、こまめに清掃が行えるので、日頃から行えるハウスダスト対策となってくれます。

<商品例>

スチームクリーナー

ハウスダストの中でも、ダニやカビはアレルギーを引き起こすリスクがあるので、最も気を付けておきたい物質です。

こういった物質対策に有効なのがスチームクリーナーです。高温スチームでダニやカビを殺すと共に、残温によりそれらの物質の発生が抑制されます。

<商品例>

乾燥機

布団等の天日干しは比較的よく行われるかも知れませんが、絨毯やぬいぐるみなどを天日干しする人は多くないとことでしょう。布製品は全般的にハウスダストの発生源となりやすい上に、ダニやカビの棲家ともなりやすいものです。

こういった物質への対策の一つとして、乾燥機を使用する事が挙げられるでしょう。乾燥機の風でハウスダストが吹き飛ばされる他、高温で温めるため10分程度の使用でもカビやダニを根絶させることが可能です。また、コインランドリーの乾燥機は大型なので、家で洗濯が行えないものでも乾燥させることが出来ます。

<商品例>

ハウスダストの飛散を抑制した掃除機

また、基本的に掃除機はハウスダスト対策としては不向きな点もありますが、昨今では「水フィルター」を使用する事によってハウスダストの飛散を防ぐ掃除機もあるので、そういったアイテムを使用するのを検討するのも有効な手段と言えます。

<商品例>

(9)ハウスダスト対策アイテムは、レンタルをすることも可能

モップや空気清浄機でハウスダスト対策が行えることを紹介しましたが、ハウスダストを吸着すると言うことは、一定の期間で交換や清掃が必要になります。特にモップなどは頻繁に使用しやすいので、短期間で汚れてしまうことが考えられます。

また、空気清浄機等の場合、清掃が面倒な上、雑に清掃を行うと空気清浄機としての機能が失われ兼ねません。

そういった場合には、ハウスダスト対策アイテムをレンタルすることも可能です。こういった方法であれば、定期的に交換が可能で、気兼ねなく使うことが出来るので、常に一定のパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

(10)家の中で鼻・耳・皮膚に違和感があったらハウスダストアレルギーに注意

ハウスダストと言うと、一般的なイメージとして単なるホコリやチリなどをイメージするかも知れません。確かに、そういった物の総称なのですが、その中にはダニやカビなども含まれるので、アレルギーのリスクも十分考えられるのです。

そういった意味でも、ハウスダスト対策を意識した清掃等は必要であり、アレルギーなどを未然に防ぐことが重要になります。また、そういった清掃等日頃から気を付けていたとしても、慢性的な咳や鼻水等の症状があったのであれば、ハウスダストを発端としたアレルギーが疑われます。

もし、寒くなってくる季節に、「寝起き時の鼻水やクシャミ」や「夜間から早朝にかけての咳」の様な症状があれば、「ハウスダストアレルギー」の可能性を疑ったほうが良いかも知れません。

何故ならば、ハウスダストアレルギーの症状は、鼻炎や咳などの他に、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性喘息などを併発することもあり、体質にもよりますが、一度アレルギーが出ると完治しにくいことが指摘されてるからです。特に、小さい子供の場合症状を適切に説明することが出来ないので、家の中にいるだけのに鼻・耳・皮膚等に違和感があったら、早めにアレルギーの有無を診断してもらい医師と相談しながら対策を練りましょう。

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