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介護施設でのクラスターと戦った医師が語る「初動の大切さ」

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約60人の感染者が出た富山市の介護老人保健施設で「見えない敵」と最後まで戦った医師が、クラスターが起きるとどうなるのか、戦うために必要なコトを語った。
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感染症対策の基本を徹底し、感染者を0に

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/497273

2020年4月25日、60人の感染者がでた富山市の介護老人保健施設に富山大付属病院の医師・山城清二教授(64)が感染拡大を食い止めるために応援に入った。当初の施設は圧倒的な人材不足で、患者の対応、感染症対策もろくにできておらず危機的な状況だった。

記事によると・・・

この時、施設には28人の感染者を含め、51人の入所者がいた。対して、スタッフはわずか5人。18人の感染者を出していたため、圧倒的に不足していた。

 陽性者と陰性者を分けるゾーニングは徹底できておらず、両者のベッド間をカーテンで仕切っているだけの部屋もあった。入所者の平均年齢は90歳近く、寝たきり状態の人も多い。なかには高熱で呼吸困難に陥っている人もいた。親と同世代の人たちの惨状を前に、責任の重さを痛感した。

 ゾーニングを急がなければならなかったが、感染者を転院させるのは容易ではなかった。当時、富山県内の感染症指定医療機関の一つ、富山市民病院でクラスターが発生していた。さらに、感染者は治療だけでなく、介護を必要としていた。おむつ交換などの際は体の接触が避けられない。防護服が不足していた他の病院も受け入れに消極的だった。重症にならない限り、施設で治療と介護をすることになった。

クラスターにより、このような様々な問題が起きる中で山城清二教授は感染者0にどうもっていたのか。

記事によると・・・

山城教授も防護服姿で治療に当たりながら、感染者に食事を与え、体を拭いた。防護服の扱いに慣れない間はトイレにも行けず、水分補給も感染が怖くて控えていた。不安にさいなまれながらも、「1行為1消毒」や、顔を触らないなど感染症対策の基本を意識した。「緊急時に大事なのは結局基本なんです」

 重症になっても、施設内で治療を続けたこともあった。弱った状態で転院すると体に負担がかかり、かえって悪化する恐れがあったからだ。その結果、死期が迫った患者と家族への対応もした。どうしても顔を見たいという家族には防護服を貸し、15分だけ面会してもらった。

引用:初動の大切さ訴える クラスターと戦った医師 富山|朝日新聞DIGITAL

「備え」が大切。その一つが初動対応

記事によると・・・

施設では4月3日に38度以上の発熱者が出ており、最初の感染者が確認された17日までに20人以上に発熱があった。しかし、救急搬送されて尿路感染症などと診断された入所者もいたといい、施設側は保健所に連絡していなかった。

 これに対して山城清二教授はこう語る。

「対応が早ければそれだけ救える人も多くなる。今後は少しの異常でも行政に報告して欲しい」

いかに初動対応が大切か、今回のクラスター発生から収束までを経験した方の言葉は重く響く。また、山城清二教授は

「すぐに手厚い医療・介護支援ができる体制を平時につくることが大事です」

と国、市、地方自治体と協力して備える必要性も強く訴えています。

引用:初動の大切さ訴える クラスターと戦った医師 富山|朝日新聞DIGITAL

Twitterの反応

富山県、富山市足りません。クラスターが病院や介護施設で発生して逼迫しています。
知事や市長が疎いので、大阪府知事や福岡市長のように自ら動いてくれません。
何卒、よろしくお願いいたいます。
富山市民より

— lara (@Lara_assets) April 21, 2020

介護崩壊は、医療崩壊と共に緊急課題だ。行政の全面的なバックアップをしないと施設がすぐ閉鎖になる。

【速報】介護施設で新たに18人感染 富山市でクラスター発生(フジテレビ系(FNN)) https://t.co/EsneU9G8uu

— 臼井俊二 Shunji Usui (@breathingdeeper) April 20, 2020

まとめ 

新型コロナウイスの第二波、第三波が警戒されている中で、介護施設のような蜜で接触を避けられない仕事場では「備え」をしっかりしておくことが大切です。

今回、富山市で起こったクラスターから得られた教訓は次に活かしていかなければなりません。

感染者が出ても、それに対応できる十分な人材、防護服など感染症対策に必要な用具、国・地方自治体との連携体制が十分にできているか今一度確認しておきましょう。

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