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AIは介護業界の人手不足問題を解決する!?|AIのメリット・デメリットも紹介

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介護業界の人手不足問題についてどれだけ詳細に知っているでしょうか。 介護業界の人手不足問題は現在深刻な状態です。 まず、事実として介護業界は人が足りていません。そしてこの背景には、別の問題も関わってきます。 知っている人が多いと思いますが、日本は今、少子高齢化の問題も抱えています。 この人手不足問題を解決する方法として、現在、AIの導入が注目されています。 介護業界以外の業界でも活躍が増えてきているAIですが、介護業界にはどういった影響を及ぼしてくれるのでしょうか。 この記事では、介護業界の人手不足問題に対する有効性、またAI導入のメリット・デメリットについて紹介します。
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(1)そもそもAIとは

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1504437

介護業界だけではなく、ほかの様々な業界でも注目度が高まっているAIですが、そもそもAIとはどういったものを表すのでしょうか。

AIとはArtificial Intelligenceの略で、日本語では人工知能といいます。

AIの定義については、AIの専門家や研究者の間でも統一されていません。

明確な定義づけがないため、AIとは「人工的につくられた知能」であり、その概念や技術そのもののことを指すと考えて良いでしょう。

また、AIには「自律性」と「適応性」という2つの特徴が備わっています。

  • 自律性 人が指示することなく自動的に作業を行う能力
  • 適応性 経験や学習によって能力を向上させる能力

「自律性」は現在のロボットなどにも備わっています。しかし、2つめの「適応性」はいまのロボットにはありません。この点こそ、AIの強みと言えるでしょう。

そして、AIは次の2つに分類することができます。

分類 説明 自律性 適応性
弱いAI 特定の作業を行う特化型AI
強いAI 様々な作業を行える汎用型AI

強いAIとは、「正しい入力と出力を備え、適切にプログラムを与えられたコンピューターは問題を本当の意味で理解することができる。それは人間と同じように意識・思考を持っている」とされています。

それに対して、弱いAIは意識・思考を持たないAIとしています。現在開発されている人工知能は意識を持っているものはなく、弱いAIに分類されます。

介護ロボットとは

介護業界にAIを導入するにあたって注目されるものが、「介護ロボット」です。

介護ロボットとは、生活面の介護が必要な人(要介護者)を補助し、介護者側の負担を軽減することを目的に開発されているロボット機器です。

「介護支援ロボット」や「介護福祉ロボット」とも呼ばれます。

増え続ける高齢者の数に対して介護現場の人手不足が深刻化しており、介護ロボットがその問題を解決できるのではないかと考えられていることによって、注目を集めています。

(2)介護業界の現状

現在、日本は少子高齢化という現状にあります。これによって高齢者が増えているのですが、高齢者が増えることは介護サービスを受ける人も増えるということです。

介護サービスを受けたい人が多く介護サービスの需要が多くても、それに対応する介護サービスの提供者の確保ができず介護サービスの供給がなくては、介護業界が成り立ちません。

人手不足の問題は、介護業界において大きな問題といえます。

介護業界は人手不足

介護業界は人手不足という現状については、この記事を見る前から知っている人もいると思います。

実際、介護業界はどれだけ人が足りていないのでしょうか。

介護施設の67%が人手不足

介護労働安定センターは、「平成30年度介護労働実態調査」の結果を出しました。

平成30年度介護労働実態調査結果について(%)
①大いに不足 ②不足 ③やや不足 ④適当 ⑤過剰 不足感(①+②+③)
訪問介護サービス員 27.0 29.6 25.5 17.5 0.4 82.1
介護職員 14.2 23.0 32.0 29.6 1.3 69.2
全体で見た割合 10.5 23.1 33.6 32.4 0.5 67.2

※数値は、当該職種のいる事業所を100とした場合の割合

その結果によると、介護施設の従業員が不足していると回答した人は、介護事業所全体のうち67.2%でした。

全体的にも介護職員は不足しているのですが、その中でも特に不足しているのが訪問介護員です。

82.1%が不足と感じていて、多くの人が不足と感じていることがわかります。

少子高齢化という問題も関わっている

介護業界の人手不足の大きな要因の1つに、少子高齢化の問題があります。

少子高齢化の影響は、介護業界のみならず他の業界にも大きな影響を与えメディアでも取り上げられる機会が多いので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

平成30年度「高齢者白書」によると、現在日本は男女合わせて3515万人の高齢者(65歳以上)が存在します。これは、日本の全人口1億2671万人のうち27.7%を占めていることになります。

また、人口が減少していく中で高齢者が上昇するペースは年々上昇傾向にあり、2065年(平成77)年には、約2.6人に1人が65歳以上、約3.9人に1人が75歳以上になると予測されています。

この中で、75歳以上に関しては、2054年(平成66年)まで増加傾向が続くと見込まれています。

(3)介護業界でAIの使用は進んでいる

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1711185

介護業界の人手不足の問題に対処するために、現在介護業界ではAIの使用が進んでいます。

上記で述べたように、介護業界は人手不足問題に直面しています。この背景には、少子高齢化などの問題も関わっていて、解決するのが難しい問題になっています。

この問題を解決するためには、人の力だけではなく、ロボットの力を使うことも必要になってきます。

介護施設には様々な業務がありますが、どうしても施設の方がやらなくてはいけない業務があります。

ロボットに任せることができる仕事はロボットに任せることで、人が行う仕事の負担を軽減し、仕事にゆとりを持たせることができます。

AIの使用はサービスの向上にも繋がる

また、利用者さんに対するサービスの向上という良い面もあります。

仕事が効率化されサービスをすぐに提供できるようになったり、利用者のSOSにすぐに気づくことができるなど、サービスのスピードの面などで向上することなどが予想できます。

(4)介護業界で活躍しているAIの種類

実際に介護業界で導入されているAIを紹介します。一口にAIと言っても、様々な種類があります。

1.運転計画を自動作成する「DRIVEBOSS」

1つ目に紹介するものは、パナソニックカーエレクトロニクス株式会社が開発した「DRIVEBOSS」というものです。

「DRIVEBOSS」は送迎支援サービスで、介護福祉施設の利用者さんの送迎をAI(人工知能)の力によって効率化します。

送迎計画や送迎ルートを自動的に作成してくれる

「DRIVEBOSS」は利用者さんごとの状況に対応して送迎計画や送迎ルートを自動的に作成して送迎を効率化してくれます。手間や負担がかかる送迎業務が効率化されることで、他の業務に割く時間も増え、結果として介護サービス全体の向上につながります。

利用者のサービスを向上してくれる

またDRIVEBOSSは介護スタッフの送迎業務負担を軽減するだけでなく、介護施設利用者側から見た送迎サービスも向上してくれます。

例えば、

  • 介護施設の利用者さんの車いすの利用や直前連絡の要不要
  • 乗り降りに要する時間
  • 利用者間の相性
  • 座席配置に配慮して送迎計画を組む

などは利用者さんにとって嬉しいことです。

「事故抑制」というサービスもついている

「DRIVEBOSS」のすごいところは介護スタッフの送迎業務軽減や利用者さんにとって快適な送迎をすることだけではありません。それは「事故抑制」といったサービスです。

事故抑制とは、急加速や急減速、速度超過など、危険な運転に対してカーナビでメッセージを伝え、またログを取ることで安全運転評価をすることができるため、即時的な安全性を確保することも、安全性に対して反省をすることもできます。

これによって安全な運転ができるようになると、スタッフにとっても利用者さんにとっても負担が減ることにつながります。

業務車両管理システムDRIVEBOSS-ドライブボス | Panasonic

2.コミュニケーションを取って人を元気にさせる「パルロ」

2つ目に紹介する富士ソフト株式会社の「パルロ」はコミュニケーションロボットと呼ばれるもので、会話や身振り手振りで人とコミュニケーションを取り、介護福祉現場などで活躍するAI(人工知能)搭載ロボットです。

「パルロ」はさまざまなシーンで使用されることを想定しています。例えば自宅で使用されることも想定しており、その活用は介護福祉施設に留まりません。

パルロにはたくさんの機能がありますが、介護福祉現場で大活躍するのは、私たち人との会話とレクリエーションの二つが主になります。

人と話しているような自然さ

パルロは会話が得意で、話し相手の顔を記憶し、人間のように自然な会話を振る舞うことができ、まるで人と会話しているように感じるでしょう。パルロが介護福祉現場で使われるAI(人工知能)技術として優秀なのは、その人の行動や趣向などを記憶していく点です。この機能のおかげで話し相手への理解を深めていき、「最高のともだち」となります。

レクリエーションで活躍する

介護福祉施設の利用者さんなどと一緒に遊ぶAI(人工知能)技術でもあり、レクリエーションを仕切ってくれます。パルロのレクリエーションはレクリエーション介護士が監修したものである上、クイズやゲーム、運動、音楽など、レクリエーションのバリエーションも様々で、質・量ともに充実しています。そうなると、充実したレクリエーションによってパルロの利用者の心身の健康増進が期待できます。

会話ロボット最先端! PALRO(パルロ)【公式】 富士ソフト

3.床ずれの度合いを測る「床ずれ診断くん」

寝たきりの状態になると、同じところの皮膚がずっと圧迫されてしまうので皮膚の障害である「床ずれ」が起きやすくなります。3つ目は、介護において問題となる床ずれをAI(人工知能)で対策しようと、兵庫県朝来市大植病院の中村洪一先生によって開発されたのが「床ずれ診断くん」というアプリです。

床ずれの重症度を判断してくれる

「床ずれ診断くん」はスマホのアプリで、皮膚の画像をLINEで送るとAI(人工知能)で分析し、医師への相談を促したりします。床ずれの重症度の区別は素人にはできないので、手軽に判断を任せられるアプリは役立つはずです。

在宅介護の家族も利用しやすい

これまで医療や介護福祉現場で活躍するAI(人工知能)技術は、どちらかといえば医療や介護の従事者の業務の手助けに注目して作られてきました。

しかし、「床ずれ診断くん」は在宅で介護している家族でも利用できるという点で非常に新しいAI(人工知能)の利用といえるに違いありません。これから介護を行なう家族が簡単に使えるようなAI(人工知能)技術が増えるでしょう。

「床ずれ診断くん」は、システムの能力を増強し、より多くの事例を学習する目的で、クラウドファンディングを計画しています。より多くの事例を学習することで、よりAI(人工知能)の精度が上がっていくでしょう。

4.頼れる自律型人型ロボットの「アイオロス・ロボット」

4つ目のアイオロス・ロボットは、アメリカのサンフランシスコに拠点を置くアイオロス・ロボティクス社が開発した自律型ロボットで、介護分野で活躍することが期待されています。

見た目は人型で、二本のロボットアーム、頭が付いており、下半身はなく、知能や視覚、移動といった様々な機能の実現にAI(人工知能)が用いられています。

モノの持ち運びが可能

アイオロス・ロボットにできることの一つとして、モノの持ち運びがあります。周囲の環境を認識、学習し、二本のアームで2㎏程度までのモノをつかんだり、10kg程度までのモノを持ち上げたりすることができます。

モノの持ち運びは介護現場でよくあり、AI(人工知能)によってカバーしてもらえると助かりますよね。

業務効率化が見込める

他にも、高齢者の見守りや緊急対応にも役立ち、介護福祉現場で必要とされているさまざまな機能を持ったAI(人工知能)搭載ロボットであり、導入すると業務効率化につながること間違いありません。

難しい業務をアイオロス・ロボットに任せることで、介護スタッフの負担も軽減されますし、加えて介護福祉施設の利用者さんとのコミュニケーションに時間を割けるので、利用者さんの満足度や心のケアにもつながるでしょう。

アイオロス ロボティクス 取扱メーカー|丸文

5.個室内の状況を把握する凸版印刷が開発した見守りサービス

2018年の介護報酬の改定により、見守り機器を導入すると夜間駐在の人員削減を可能となり、そのため医療機関で見守り機器の需要が増加しました。しかし、ネットワーク通信の利用が多い医療施設内では、電波干渉の観点から、新たな機器の導入に多くの障害が存在していました。

そんな中、障害をなくすような見守りサービスを凸版印刷が開発し、注目を集めたのです。

見守りが行き届きにくい場所も見守る

凸版印刷はZETAと呼ばれる電波干渉の可能性の少ないネットワークを利用し、電波干渉の問題を解決しました。凸版印刷が開発した見守りサービスはトイレやシャワー室、お風呂などを含む個室におけるサービスで、かつてから見守りが行き届きにくい場所です。

この個室内に人感センサーなどを取り付け、センサーで検知した情報をパソコンで管理し、個室の見守りを実現しました。

この介護サービスのどこにAI(人工知能)が使われているかというと、蓄積された緊急時の検知パターンの学習です。学習により、緊急事態の早期発見や個室内でのトラブルに対応できるようになることが期待されます。これで、スタッフの労力も減りますし、利用者さんも安心して過ごせます。

凸版印刷、ZETAとAIで病院内施設見守り | 凸版印刷

(5)AIを導入する際の手順

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1895768

いざ、AIを導入しようと思っても、

  • AIをどうやって選べばいいのか
  • 何か事前に準備することはあるのか

など、疑問が出てきます。AIを導入する際に行うことを順を追って説明します。

1.導入前に目的を明確にする

AIを導入するにあたって、まずはAIを導入する目的を明確にしましょう。何のためにAIを使うのか、なぜAIを使いたいと思ったかを、今一度振り返って整理します。そうすれば、現状に最も最適なAIを選ぶことができます。

目的を明確にする際には、管理者、現場スタッフも含めて、施設の人みんなで話し合いましょう。様々な目線から施設の課題を検討することで、施設の本当の課題が見えてきます。

2.介護ロボットを選定する

目的を明確にしたら、介護ロボットの情報を集め、介護ロボットの選定を始めましょう。選ぶ際に重視するポイントは目的によって異なってきますが、特に重視したほうがよいポイントについて紹介します。

操作のしやすさ

介護ロボットが使いやすいかどうかという点に注意しましょう。操作が難しいとスタッフが苦労するのはもちろんですが、施設の利用者の方も利用する介護ロボットの場合は、利用者の方も苦労してしまいます。

また、頻繁に使用する介護ロボットの操作が難しければ、使わなくなっていくことにもつながってしまいます。

介護ロボットの大きさ

スペースをある程度確保できていれば問題ないのですが、あまり大きすぎるものを準備してしまうと邪魔になってしまうこともあります。

実際に介護ロボットをどこに置くのか、それを踏まえてどの程度の大きさがよいのかということも、事前に考えておきましょう。

これまでの導入事例などを参考にする

導入したい介護ロボットがすでにどこかの施設で導入されていれば、その施設が使ったことによる情報を参考にしましょう。

経験とは大きなアドバンテージです。使ったことによってわかった情報があるので、ぜひ参考にしましょう。

3.費用対効果を検討する

介護ロボットを導入する際は、費用対効果を検討しましょう。

コスト比較をする際は、介護ロボットがもたらす直接的なメリットだけでなく、間接的なメリットにも注意すべきです。

介護ロボットの導入で、業務に必要な人員数や所要時間が減るとしたら、それは大きなメリットです。

しかし、「見守りロボットを導入したことで、これまで気づかなかった危険行動に気づくようになり、アラート数が増え人員が多く必要になった」という場合のように、導入前よりも介護業務も増える、というケースもあります。

このケースのように、業務や手間が増えるからと言って、「この介護ロボットは費用対効果が良くない」とはいい切れません。手間が増えた分、介護の質が向上していることもあるからです。

4.受け入れ体制を整える

施設に導入する介護ロボットが決まったら、受け入れる準備をしましょう。受け入れる準備としては、以下のようなものがあります。

担当者を決める

メーカーとのコンタクトをとったり、操作方法を現場スタッフに教える役を担う、運用の中心人物となる人を決めましょう。

対象者を決める

これは、ロボットを選定する際に決まっていることもありますが、誰を対象に介護ロボットを使用するのかを決めましょう。

本人や家族からの同意を得る

録画機能を持つ見守りロボットなど、利用者のプライバシーにも関わる介護ロボットを導入する場合には、事前に利用者本人に確認し、同意を得ましょう。

その際には、本人だけでなくご家族にも同意を得たほうが良いでしょう。

(6)AIのメリット

1.介護対象者の心理的負担の軽減

AIを導入するメリットとして、介護対象者の心理的負担を軽減するということが考えられます。

利用者の中には、人にやってもらうのが申し訳ないなどと感じてしまう人もいらっしゃいます。介護ロボットはAIなので、そのように後ろめたさを感じる必要はなくなります。

2.介護スタッフの身体的負担の軽減

AIのメリットは、利用者側だけでなく、スタッフ側にもあります。

AIを導入することによって介護業務を減らすことができます。介護業務には、利用者をベッドから車いすまで移動させたり、利用者の見張りなど、多くの種類の業務があります。

高齢化により介護に従事する労働者の数そのものが減少しており、介護従事者一人にかかる負担は年々増大している状況です。

AIを活用した介護ロボットの活用により、介護従事者の体に負担をかけやすい仕事を介護ロボットに代わってもらえ、機械的な作業は介護ロボットに任せることができます。

3.介護業務の効率化

AIは効率よく仕事をこなすことができます。そのため、AIに任せることができる仕事に関しては、効率よく仕事を進めることができます。例として、以下のような仕事があります。

利用者の見守り

利用者の見守りに活用されるのが、画像解析AIです。こうしたAIを活用することで、利用者の見守りが24時間可能になります。

利用者のコミュニケーションのサポート

利用者のコミュニケーションのサポートには、自然言語処理AIが活用されます。AIを活用した音声アシストが開発されており、利用者のリクエストにこたえ、対話できるロボットの開発も進められています。

(7)AIのデメリット

1.人の温かさが感じられない

AIのデメリットとして、ロボットならではの人の温かさが感じられないということがあります。直接利用者と関わる業務に関しては、ロボットが対応してしまうと、利用者が寂しさを感じてしまうこともあります。

2.コストが高い

AIが搭載されているものなので、費用は多くかかってしまいます。導入後の働きぶりを考えると、初期投資として考えれば妥当なのかもしれませんが、できる限り費用は押さえたいものです。

3.保管スペースの確保が大変

現在は介護ロボットは大型のものが多くなっているため、保管スペースの確保が大変になります。

事前に保管スペースを確保しましょう。介護ロボットを購入する前に、購入後どこに置くのかということを想定することが必要です。

(8)AI導入以外の人員不足への対処法

AIの導入による業務の効率化以外にも、介護業界の人手不足問題に対応する施策は存在します。実際に行われている施策から、これから行っていくべき施策まで紹介します。

1.介護職イメージアップに向けた国策

介護職のイメージアップのために、国は施策を打っています。

勤続10年のスタッフに8万円支給

政府は、勤続年数10年以上の介護福祉士に対して月額平均8万円相当の処遇改善を行う「新しい経済政策パッケージ」を閣議決定しました。これには、職員のキャリアアップを評価し、介護職への定着をねらった目的があります。

ただし、支給条件に見合う人が多く存在しないなど、この施策にはまだ問題点があります。

2.外国人人材の活用

現在介護人材不足として、政府が最も力を入れていることが外国人人材の活用です。

日本で十分な人材が確保できなければ、海外に求めることも方法の1つです。

今後少子高齢化が進む日本においては、介護人材不足対策はグローバルに考えなければいけない問題になっていき、外国人人材の活用は主流な方法になっていくかもしれません。

3.働く環境を整える

介護現場の人手不足は、過酷な労働環境が原因になっている場合が多くなっています。なので、働く環境を整えることによって、介護業界で働く人が増えることが見込めます。

タイムスケジュールや業務内容などを見直すことが必要ですが、この時に現場の方と話すことも行いましょう。実際に現場で働いているスタッフは、別のことに問題を感じているかもしれません。

また、環境改善をして、人が足りないなどの問題点が浮上してきたら、新たに介護職員を募集刷ることもあるかもしれません。

4.人手不足を補う効率的な介護用品の購入

介護士の負担を減らすために、効率の良い介護用品を購入することも1つの方法として挙げられます。この場合の介護用品は、介護をするときに助けとなる機器や器具のことを指します。

介護用品は、AIを使用したものだけでなく、手ごろなものも存在します。

介護用品があることでスタッフの負担を軽減させられるため、人手不足の状況の緩和につげることができるでしょう。

また、介護用品を購入するときは、レンタルをしてから購入すると失敗を減らせます。せっかく購入しても、合わなかったり使い勝手が悪かったりすれば、使わなくなってしまいます。

レンタルして1度使ってみてから購入すれば、このような問題はなくなります。

(9)AI導入は介護業界の未来を救う

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/33368

介護業界の現状として、人手不足という問題があります。その問題に対処する方法として、介護業界へのAIの導入が徐々に進んでいます。

これから、AIの発達などによってAIを導入しやすくなれば、ますますAIを導入する施設が増えていきます。

様々なAIが生まれることが考えられますが、AIの特徴を比較して自分の施設に合ったAIを選びましょう。

AI導入は、介護業界の人手不足問題を解決するための、1つの有効な手段です。

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