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利用者様の個別ニーズにこたえるスケッター | 受け入れ施設の大きなメリットとは

スケッター
いろはにかいごでは現在、新進気鋭の介護マッチングサービス、スケッターについて特集しています。 今回は、スケッターを取り入れ、重要だけれどもスタッフの方が中々手が回りにくい様々なお仕事をスケッターさんにお任せしている、「特別養護老人ホームさくら」の法人本部マネージャー・野崎さんに、スケッターをお知りになったきっかけやサービスの魅力をお伺いしました!
公開日
更新日

「スキマ時間」を通じ、介護施設での一般業務と「助っ人」とのマッチングを行うサービス、スケッター(Sketter)。

2019年の8月にリリースされてから、登録者も登録施設も急上昇中です。

とはいえ、スケッターというのは今までとはまったく異なる勤務形態であることもあり、施設によって最初の反応は様々。

今回は、スケッターというマッチングサービスを実際に取り入れ、活用している施設管理者の野崎様に、スケッターを取り入れたきっかけやサービスの魅力についてお伺いしました!


施設のご紹介

喜田:

まず、簡単に施設様・さくら様の説明をお願いします。

野崎様:

当事業所の特徴は、障害者の施設・かえでと併設しているところです。

建物は3階建てになっていて、1階は通所、2階と3階は入所とショートステイ用になっています。入居者の割合は、障害者の方が10人に対して、高齢者の方が60人です。

入所スペースも、障害者施設は2階の半分ほどになっていて、3階は特養のスペースになっています。なので、障害者施設はこじんまりとしていますね。

事業としては、さくらもかえでも入所とショートステイをやっています。あと通所です。それ以外には、高齢者に対しては居宅介護支援と地域包括支援センターもやっています。

喜田:

このあたり(東京都足立区)だと規模的には、大きい施設になるのですか?

野崎様:

中規模か小さいほうですね。入所者の数が100人を超えると、大きい施設になってくるかなと思います。

施設によっては、5階建ての施設などもあります。

スケッター利用のきっかけ

喜田:

そうなんですね。外から施設を見たときは大きい印象を持ったので驚きです(笑)

ありがとうございます。次はスケッターを利用したきっかけについて教えてください。

野崎様:

最初は、ある介護従事者の集まりにて、鈴木さん(※スケッターを運営する株式会社プラスロボCEO)とお話したのがきっかけです。

当時はまだスケッターというサービスがリリースはされておらず、あくまでサービスの概要だけを聞いていた形だったのですが、話を聞いたときに、うまく活用できれば現場的にも介護業界的にも、ありがたい試みだと思いました。

喜田:

一般業務が非常に多い現場的に、スケッターがサポートになるというのは想像に難くなかったのですが、業界としてもありがたい、というのも感じられたんですね。

野崎様:

はい。

私が単純に新しい動きが好きということもありますが、こういった「介護業界で今までやってこなかったこと」というのを大事にしないと、業界がつぶれてしまうと思っています。

また、職員・利用者の方が使いたいという思いがあるだろうと思いました。そのため、スケッターの鈴木さんに職員・利用者に対して直接スケッターの話をしてもらいました。

喜田:

施設の入居者の方がぜひ利用したいと言っていたのですか?

野崎様:

スケッターの仕組みを説明して、利用してみたら、うまくはまったという感じです。

ご存じかと思いますが、介護職員は忙しく、なかなか手が空かないことがあります。

今は、自分史を作成したいけれども身体障害があってお一人では難しい、という方の自分史聞き書きのサポートを、スケッターさんにお願いしています。

職員も、どうしても入居者お一人に長い時間を割くことが難しい状況で、はじめはお一人で自分史を録音してもらい、文字起こし業者に依頼して文字化しようか、と話していたんです。でもそれはあまりに味気ないな、と。

その時に、スケッターを「自分史の聞き書き者」として活用できるのでは?と思いつき、ご本人にお伝えしたんです。

ご本人にとっても、スケッターは人が実際に来てくれ、その業務だけに向き合ってくれる、一人でやってもらうことにならずその点が魅力的に映ったのではないかと考えています。

実際にスケッターを使ってみて

喜田:

ありがとうございます。

実際にスケッターを取り入れてみて、そのような施設スタッフから見た魅力・施設利用者さまから見た魅力というのをどれくらい体感されたのでしょうか?

野崎様:

一般業務で手一杯なので、ご利用者の個別のニーズや余暇にスケッターを導入することができてよかったです。利用者さんの反応も非常にポジティブなものが多かったです。

喜田:

そうだったんですね!では逆に、想定外だったことはありますか?

野崎様:

そうですね…。

スケッターのサービスをフルに活用するためには、仕事を振る施設側の受け入れ姿勢も重要だと感じました。

スケッターに応募して行う仕事が、「単なる作業」、「機械的作業」のような仕事ばかりだと、スケッターさんも来たくなくなってしまうでしょう。

スケッターに応募したくなるように、施設が提供する業務を工夫することが必要だと思うんです。

例えば、「お茶を入れる」という業務一つをとってみても、「入居者の方の目の前に、お茶をどんどん置いていく」のか、「一人ひとり声をかけながら、話をしながら、お茶出しをしていく」のかで、全然変わります。

職員は、実際の介護現場で業務が立て込んでくると、どうしても「単なる作業」になってしまう時が出てきてしまう。それが、嫌なのです。

そこを、「単なる作業」で終わらせないケアができるように、スケッターさんには入ってほしい。スケッターを取り入れた理由は、単純に、手間を省くためはないんですよね。だからこそ施設側は、「単なる作業」で終わらない仕事の切り出し方を考えたい、と思っています。

スケッターさんも、そういったケアのお仕事が「楽しい」「続けたい」に繋がるのだと思います。

手間を省く、という面に加えて、利用者さんにもスケッターさんにも、関わりの中で価値を見出してもらうことを考えなくてはならないなと思います。

喜田:

スケッターを取り入れている施設さんは、人手不足の解消のためにスケッターを取り入れているイメージがありましたが、お話を聞いた限りでは違うのかなと思いました。

野崎様:

施設ごとによって考え方があると思いますが、私の考えでは、施設が下働きのつもりで呼ぶ、というのはスケッターの本来の活かし方ではありません。

そういった雰囲気を伝えてしまうと、スケッターさんは来たくなくなってしまうと考えますし、結果的に施設の評判を落とすだけとなってしまいます。

この仕事の良さは、利用者さんとの関わりが楽しかったり、ほっこりしたり、また感謝をされたりすることです。そこがこの仕事の一番の魅力です。

その魅力が、短時間であっても伝わる受け入れ方をしたいと思っています。

「人手を増やすことができる」という施設側のメリットと、この「介護職の魅力が伝わる」というスケッター登録者のメリットをつなげることこそ、施設側がやるべきことだと思っています。

喜田:

そのような考え方が、スケッターの利用者が後々、施設に就職・介護職に対するイメージの改善、などにつながってくるんですね。

野崎様:

そう思います。別にうちの介護施設に就職しなくてもいいんです。他の施設に行ったとしても、結局介護業界に人が来ることがプラスなので。

もっと言えば、ほかの業界に従事する、となった場合でもいいんです。介護に一度でも触れていれば、今まで一度も介護に触れていない人と比べて、よりポジティブな視線になる、という可能性もあるわけですから。

介護業界に対してネガティブなイメージを持たれてしまうことが時折ある。そういったイメージが変わるには、就職でもバイトでも施設見学でもいいから、一度介護に直接触れる必要があると思うんです。

喜田:

その手段の一つとして、新たにスケッターという選択肢が生まれたわけですね。

野崎様:

はい。社会人で介護実習に来る方のなかには、最初はネガティブなイメージを持っていた、という方もいるんですけど、最後はイメージと違った、と言って帰っていきます。このような機会をスケッターを通しても、増やしていきたいです。

喜田:

スケッターに来た人の感想はポジティブなものが多いということは、施設側も感じるということですね。

ちなみに、どれくらいの頻度でスケッターさんは来ますか?

野崎様:

週1程度で来ています。けっこう応募が多いんです。たくさん応募をいただいています。

あと、現場の人の心を動かすのは利用者さんの心です。

そして、利用者が欲していることはたくさんあるはずです。

喜田:

そこにスケッターがうまくはまれば、利用者にとっても施設にとってもスケッターにとっても利益があり、ウィンウィンウィンですね。全員の満足感がある。

野崎様:

そうです。利用者さんがスケッターをいいと言っているのを聞くと、施設の人もスケッターに対していい印象を持つと思います。

今後の展望

受け入れ側にも意識として持たなくてはいけないことがあるという話がよく分かりました。今後スケッターを使っていく中で、スケッターのサービスに期待することは何かありますか?

野崎様:

直近だと、スケッターのサイト上でのやり取りでしょうか。今、スケッターさんと施設とのやり取りは、1対1になります。サイト上でコミュニケーションをとる際に、グループを作れるようになったらいいなと思います。これは、LINEでやってくれって感じかもしれないですけど(笑)

あとは、利用者さんとスケッターさんとのマッチングの中で、どうしても相性があわない、といったことはまれにあります。

そのような、スケッターさんのコーディネートが、ボトルネックになるかなと思っています。

喜田:

スケッターさんだけでなく利用者さんとのコーディネートも重要、ということですね!

鈴木さん(株式会社プラスロボCEO)もおっしゃっていたのですが、スケッターの登録者はどんどん増えてきているので、受け入れ施設も増やしていきたいという思いがあるそうです。

野崎様:

新しいものにウェルカムな人もいれば、慎重な人もいます。

スケッターがもっと有名になってメディアで取り上げられて広まっていけばいいなと思います。そうすれば、いろいろな話が動きやすくなってくると思います。

喜田:

スケッターに掲載するお仕事を増やしていこうとは思っていますか?

野崎様:

利用者さんから要望があれば増やしていこうと思います。私は現場で働くというよりも、現場で勤務している職員の皆のサポートだったり、利用者さんのニーズを聞いたりという管理業務をしています。

なのでまずは、現場をとりまとめているリーダーが、スケッターに対してウェルカムになればいいなと思います。スケッターの導入について、私が言うのと現場の人が言うのとでは違います。

1人が良いと思っても足りないんですよね。

とはいっても、施設長とかが言っても足りない。

現場の声が大切です。ポイントはそこかなと思います。

喜田:

スケッターの営業の方にお聞きしたのですが、スケッターに掲載されている施設様には、手厚くサポートをされているそうです。

これからは使い続けることへのサポートも必要になりますね。


介護業界は、ネガティブな印象を持たれることも多い現状があります。

スケッターとして来てもらうことによって、介護業界について触れてほしい、という野崎様。

単なる労働力ととらえるのではなく、介護業界のためにもスケッターを受け入れ、利用されているところに意義を感じたインタビューでした。

その他のスケッター特集はこちらからも!

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