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アロマセラピーの効果 | 実施方法やアロマセラピストに必要な資格

悩み
アロマセラピーは、好きな香りでリラックス効果を得るもので、女性にとても人気があります。植物から抽出したエキスさえあればどこでも楽しめますが、より効果を得たい方、またアロマについて知識を高める資格などについて知りたい方のために、ここでくわしく紹介していきます。
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(1)アロマセラピーとは

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1865201

アロマセラピーは、植物の香りを嗅ぐことで身体をリラックスさせ、さまざまなトラブルを解消させていく療法です。アロマセラピーが発祥したフランスでは医療として扱われており、アロマテラピーとも言います。

日本でも、香を焚いて気持ちを静めたり身だしなみを整える時に用いたりする方法は古来よりありました。アロマセラピーとしては、80年代にフランスで扱われているような治療という目的ではなく、美容やリラクゼーションに使う方法としてイギリスから伝わりました。

香りとして使用されるのは、植物の葉や花、果実、樹皮などから抽出されたエッセンシャルオイル(精油)です。部屋に香りを充満させるだけでなく、直接肌につけて効果を出す場合もあります。

(2)アロマセラピーの効果

香りは、人間の原始的な感覚でありダイレクトに身体に反応を起こす「嗅覚」を刺激します。そして大脳から自律神経や免疫などを調整する視床下部に伝わって作用するため、さまざまな効果が期待できます。アロマセラピーでどんな効果が期待できるか、挙げていきます。

健康に対する効果

  • 細菌やウイルス、癌などと戦う、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を増やす
  • 女性ホルモンの一つであるエストロゲン様の作用で、女性ホルモンのバランスを整える
  • 認知症の改善
  • メラニンの生成を抑制する(スイートアーモンドオイル)
  • 動脈機能の改善(イランイラン)

精神的な効果

  • 集中力が高まる(ペパーミント・レモン・ローズマリーなど)
  • 不眠症の改善(カモミール・ラベンダー・ネロリなど)
  • やる気を起こす(グレープフルーツ・ジャスミン・レモングラスなど)

(3)アロマセラピーの実施方法

アロマセラピーは、さまざまな実施の仕方があります。実施しやすい方法で楽しみましょう。

部屋に広く充満させる

アロマポットやアロマディフューザーなどの専用の機器で香りを広げます。またコットンやハンカチなどに1~2滴垂らして、机や枕元に置いて香りを嗅ぎます。

入浴や沐浴剤として使う

浴槽や洗面器などにお湯をはり、エッセンシャルオイルを入れてよくかき混ぜてから、手・足・全身などを浸けます。

吸入する

コップなどにお湯を入れて、エッセンシャルオイルを入れ立ち上った香りを吸います。

湿布する

洗面器に水を入れエッセンシャルオイルを入れてかき混ぜた中にタオルを浸し、軽く絞ったものを肩や腰などに置いて湿布します。

トリートメントする

エッセンシャルオイルをキャリアオイルで希釈し、1%までの濃度にしたものを肌に直接塗布してマッサージします。

(4)アロマの主な利用方法

またアロマの利用方法についても紹介していきます。

化粧品に使う

化粧水やクリーム・シャンプーやリンスなどを、エッセンシャルオイルやその他の材料を合わせて作ります。(好きな香りのエッセンシャルオイル)

虫よけとして使う

虫が嫌うエッセンシャルオイルを利用して、虫よけスプレーを作ります。天然の成分なので子供やペットがいても安心して使えます。(レモングラス・ゼラニウムなど)

カビ防止に使う

強い抗菌作用があるエッセンシャルオイルを利用して、浴室などのカビを防止するスプレーを作ります。(ユーカリ・ティートゥリーなど)

(5)アロマセラピーに関するアイテムの種類

アロマセラピーに関係するアイテムが販売されていますので、おすすめの商品を紹介していきます。

精油

  • 基本のエッセンシャルオイル
  • ブレンドエッセンシャルオイル:目的や使用シーンに合わせてブレンドされたオイルです
  • エッセンシャルオイルルームスプレー:部屋に一吹きで香りが漂うスプレーです
  • ピロースプレー;安眠効果のあるエキスのスプレーで枕に吹きかけ使用するものです
  • マスクスプレー:マスクの外側に吹きかけ良い香りを楽しみます

アロマディフューザー

  • オイルディフューザー:水や熱を使わずスイッチ一つで香りが漂います
  • ミストディフューザー:ミストで部屋に香りを漂わせるものです
  • アロマランプ:ランプの熱で香りを広げます

アロマストーン

小さな空間で香りを楽しむものです

(6)アロマセラピーに必要な精油(エッセンシャルオイル)とは?

アロマセラピーを行うためには、エッセンシャルオイルが必要になります。精油と呼ばれているものも同じです。植物から抽出された濃縮エキスで、芳香性の高いものになります。先に紹介したような利用法で、お湯や水に数滴たらしたり、刺激の少ないキャリアオイルで希釈したりして使います。

エッセンシャルオイルは100種類以上あり、種類によって効果も違ってきます。目的によってオイルを選ぶ必要がありますが、自分が好きな香りであることも重要です。自分に合ったエッセンシャルオイルを見つけてみましょう。

またエッセンシャルオイルは100%天然のオイルですが、中にはあまり質が良くないものもみられます。質の悪いエッセンシャルオイルを使用すると、トラブルを起こす場合もあるため、できるだけ信用できるところで購入するようにしましょう。

(7)アロマセラピーの注意点

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2197688

アロマセラピーは、フランスでは医療に用いられているほどです。リラックスできストレスを解消するなど良い効果が多い療法ですが、エッセンシャルオイルの中に刺激が強いものもあります。そのため、目の周りや唇・肛門や傷口などには使用しないようにしてください。その他、使用する際は注意しなければいけない人もいることを知っておきましょう。

使用する際に注意が必要な人

赤ちゃんや子供

ベビーマッサージは赤ちゃんと触れ合うことでより繋がりを強くすると人気が出ていますが、1歳半までの乳幼児にはできるだけエッセンシャルオイルは使わず、ホホバオイルなどの刺激の少ないキャリアオイルだけでマッサージしましょう。また7歳までの子供でも、エッセンシャルオイルは半量程度にしておくのが無難です。

アレルギーを持っている方

子供でも大人でも、花粉症などアレルギーを持っている方はエッセンシャルオイルを使用する際、パッチテストを行い問題がないことを確認してから行いましょう。名前が違っても同じ種類でアレルギーが出る場合がありますので、注意してください。

また柑橘系のエッセンシャルオイルでは、つけてすぐに紫外線に当たると炎症が起きる場合がありますので、つけてすぐに外出する際には注意しましょう。

持病がある方

持病がある方は、自分だけで判断せずに医師に相談してから行ってください。アロマセラピーでは、高血圧やてんかんがある方は、特に注意が必要です。ローズマリーやタイム・バジル・セージなどのエッセンシャルオイルは身体の機能を活性化させる効果があるため、高血圧の方が使うと、血圧が上がってしまう場合があります。

妊婦や妊娠している可能性がある方

妊娠している方では、精神的にイライラしたり落ち込んだりしやすくアロマセラピーでリラックスし安定できるというメリットがあります。しかしエッセンシャルオイルによっては刺激がありすぎ、妊娠中や妊娠の可能性がある場合は使用しない方が無難なものがあります。

ペパーミント・ローズマリー・バジル・スイートフェンネル・レモングラス・セージ・ジャスミン・カモミール・ゼラニウム・サンダルウッド・イランイランなど

(8)アロマセラピストとは

アロマセラピストは、アロマセラピーに使用するエッセンシャルオイルについて、高い知識を持ちアドバイスできる人をいいます。アドバイスを行うだけでなく、その人にあったエッセンシャルオイルをブレンドし、トリートメントなどで身体をリラックスさせたりストレスを解消させたりできます。

アロマセラピストになるためには、エッセンシャルオイルに対しての専門知識や、身体の解剖生理学・皮膚科学などの知識を得なければいけません。アロマセラピストの資格は公的な資格ではありませんが、セラピストになるのであれば、専門の学校で学んだり資格が取れる検定試験を受けたりするのが良いでしょう。

(9)アロマセラピーに関する検定・資格にはどのようなものがあるか

アロマセラピーをもっと追求し知識やスキルを深めたいと考えている方もおられるでしょう。日本アロマ環境協会(AEAJ)の実施している資格や検定試験について紹介しますので、参考にしてください。またこの他にも、日本スポーツツーリズムが認定しているアロマをスポーツの分野に生かした「スポーツアロマトレーナー」や、日本アロマコーディネーター協会(JAA)が認定する「アロマコーディネーター」などもあります。

アロマテラピー(セラピー)アドバイザー

アロマテラピーの基礎知識を持っていると認定する資格で、アロマテラピー検定1級に合格した方が、認定講習会を受講し登録すれば取得できます。

アロマブレンドデザイナー

エッセンシャルオイルのブレンド技術を上げることができる資格で、アドバイザーの資格を持っている方が必要カリキュラム(20時間)を終了し登録すれば取得できます。

アロマハンドセラピスト

アロマハンドトリートメントを行うことができる資格で、アドバイザーの資格がある方が必要なカリキュラム(5時間)を終了し、登録すれば取得できます。

アロマテラピーインストラクター

アロマテラピー教育のスペシャリストとして認定する資格で、アドバイザーの資格がある方が、認定校で必要なカリキュラム(25~48時間)を終了し試験に合格、登録すれば取得できます。

アロマテラピスト

ボディやフェイスにアロマトリートメントなどを行うことができる資格で、アドバイザーの資格を持った方が、認定校で必要なカリキュラム(30~146時間)を終了し、学科やトリートメントの実技などの試験に合格、登録すれば取得できます。

(10)様々な効果のあるアロマセラピーを試してみよう

アロマセラピーは、アレルギーや妊娠時などの注意事項などを守れば、さまざまな効果が期待できるものです。キャリアオイルとエッセンシャルオイルがあれば、自分で楽しむことも簡単にでき、またより効果を得たいと思えば、アロマセラピストによってトリートメントなどを行ってもらっても良いかもしれません。

趣味として始めるアロマでも、より深い知識を得ることができれば他人を癒すこともできます。アロマセラピストはAIが発展しても、ロボットでは補えないものが多く、代替えされにくい職種であるため将来性があるといえます。アロマの知識を深めて、アロマセラピストとして活躍してみるのも良いのではないでしょうか。

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