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【忘れてはいけない】結婚したら必要になる公的な手続き8つ

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結婚をしたら、氏名や住所などが変わることにより様々な変更手続きが必要になります。 「何の手続きをしたらいいのかわからない」「手続きの流れがわからない」などという方のために結婚したら必要になる公的な変更手続きを簡単に解説します。 事前にどんな手続きが必要か確認して、スムーズに変更手続きが行えるようにしましょう。
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更新日

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/991918

6月に結婚式をあげる人は多いのではないでしょうか。「6月の花嫁」「6月の結婚」を意味する”ジューンブライド”は日本でもよく知られており、「6月に結婚した花嫁は幸せになる」という言い伝えがあります。

結婚をして新しい生活が始まるとなると、住所や氏名の変更などで公的な手続きが必要となってきます。また、手続きをする前に戸籍謄本の有効期限など確認しなければならないこともあります。

結婚にともない変更手続きが必要となる主な届け出とその手続き方法について確認していきましょう。

(1)住民票の変更手続き

転出届

結婚をして2人で新しい住所地に住む、また夫が住んでいるところに一緒に住むなど、現在と異なる市区町村へ引っ越す場合は「転出届」を提出しなければなりません。

届け出場所 今まで住んでいた市区町村の役所
届け出る人 本人または世帯主(代理人可)
提出期限 引っ越しの14日前から当日
手続きの流れ

転出届けを提出し、「転出証明書」※を発行してもらう。

※この証明書は引っ越し先の市区町村役所に届ける書類なので大切に保管しましょう

持ち物

・本人確認書類(運転免許所、マイナンバーカード、パスポートなど)

・国民健康保険証、高齢者医療受給者証、乳幼児医療証など(該当者のみ)

・印鑑(市区町村によって要否は異なります)

代理人の場合

・委任状

・代理人自身の印鑑

・代理人の本人確認書類


 

転入届

引っ越しを済ませたら「転入届」を新しい住所の市区町村へ提出しましょう。婚姻届けを出してから提出すると2人の新しい戸籍ができます。この転出・転入届の一連の流れが終わってようやく、住民票の変更手続きは完了となります。

届け出場所 これから住む市区町村の役所
届け出る人 本人または世帯主(代理人可)
提出期限 引っ越し後14日以内
手続きの流れ 転出届けを提出した際に発行された「転出証明書」を提出する。
持ち物

・転出証明書

・本人確認書類(運転免許所、マイナンバーカード、パスポート、年金手帳など)

・印鑑

・年金手帳(国民年金第1号被保険者のみ)

・住民基本台帳カード(持っている場合のみ)

代理人の場合

・委任状

・代理人自身の印鑑

・代理人の本人確認書類

(2)印鑑登録の手続き

結婚をして姓が変わり、これから住む市区町村で印鑑登録が必要な場合は改めて新規登録をする必要があります。

届け出場所 これから住む市区町村の役所
届け出る人 本人または世帯主(代理人可)
手続きの流れ

登録をする印鑑を持参し役所に置いてある印鑑登録申請書に記入をします。申請書と本人確認書類を提示して、印鑑証明書を受け取れば手続きは終わりです。

持ち物

・登録する印鑑(実印)

・本人確認書類(運転免許所、マイナンバーカード、パスポートなど)

代理人の場合

・委任状

・代理人の印鑑(実印)

・代理人の本人確認書類

これまで住んでいた市区町村で印鑑登録していた場合は以下のタイミングで自動的に失効されます。

  • 転出届を提出したとき
  • 登録している印鑑と姓が別になった場合

失効して時間がたたないうちに印鑑登録の手続きを行いましょう。

(3)パスポートの変更

ハネムーンや海外での結婚式など結婚に伴いパスポートが必要になる方は多いと思います。結婚によって姓や住所、本籍地が変わる場合はパスポートの変更手続きが必要になります。

有効期限があるパスポートの変更手続きには「新規発給申請」「訂正申請」の2通りあります。それぞれの方法を説明していきます。

新規発給申請する方法

新規発給申請とは新たにパスポートを作り直すことです。住民票を登録している都道府県のパスポートセンターで申請から受領の手続きを行います。

申請には、次の書類が必要です。

  • 一般旅券発給申請書(パスポートセンターで入手可)
  • パスポートの記載に変更が生じているのが確認できる戸籍謄本または抄本
  • 写真
  • 有効パスポート

申請から受領までは約1週間ほどかかるので余裕をもって手続きをしましょう。

訂正申請をする方法

現在、手元にあるパスポートを訂正する方法です。新たに作り直さないので、訂正後もパスポートの有効期限は変わりません。手数料は新規発給するよりも安くなっています。

届け出場所 住民票を登録している都道府県のパスポートセンター
届け出る人 本人(代理人可だが本人の自署必要)
手続きの流れ

パスポート窓口に必要書類をもって申請手続きをします。

婚姻届けを出した直後で戸籍謄本ができていない場合は代わりに「婚姻届受理証明書」を提出します。この「婚姻届受理証明書」は婚姻届けを出した市区町村の役所でもらえます。

後日、手数料をはらって受け取ります。

持ち物

・一般旅券発給申請書(パスポートセンターで入手可)

・パスポートの記載に変更が生じているのが確認できる戸籍謄本または抄本

・写真

・有効パスポート

・戸籍謄本または抄本(まだできていない場合は「婚姻届受理証明書」)

(4)車の住所・指名変更登録

車の住所・指名変更登録は結婚で姓・住所が変わり、車検証の記載を変更する場合に行われる手続きです。氏名が変わった場合と住所が変わった場合で手続き方法、持ち物が異なるので注意しましょう。

届け出場所 引っ越し先管轄の運輸支局
届け出る人 本人(代理人可)
手続きの流れ
氏名変更の場合

届け出場所で必要書類を提出し、変更手続きを行います。そこで新しい車検証を受け取り、自動車税の登録事項の変更を申請します。

住所変更の場合

まず必要書類を準備します。必要書類にある「自動車保管場所証明書」は引っ越し先の所轄の警察署で新しく取得します。取得には4~5日ほどかかります。

引っ越し後、15日以内に届け出場所で変更手続きを行い、新しい車検証を受け取ります。

最後に自動車税の登録事項の変更を申請して終わりです。

持ち物 
氏名変更の場合

・戸籍謄本

・自動車検査証

・印鑑

・手数料納付書(運輸支局で入手可)

・自動車税、自動車取得税申告書(運輸支局で入手可)

住所変更の場合

・住民票

・自動車保管場所証明書

・自動車検査証

・印鑑

・手数料納付書(運輸支局で入手可)

・自動車税・自動車取得税申告書(運輸支局で入手可)

・ナンバープレート(管轄が変わった場合)

代理人が行う場合はどちらの変更手続きでも上記の持ち物と委任状が必要となります。

(5)運転免許証の変更手続き

運転免許証の氏名、住所、本籍地が変わったら変更手続きを行う必要があります。運転免許証は本人確認の時など利用シーンが多いので、早めに変更手続きを行いましょう。

届け出場所 引っ越し先の所轄の警察署
届け出る人  本人
手続きの流れ 

届け出場所で「運転免許記載事項変更届」をもらい、必要書類とともに提出します。変更手続きが終わるとその場で変更後の免許証を受け取ることができます。

持ち物

・運転免許証

・住民票の写し

・証明写真

・申請用の証明写真(他の都道府県からの転入の場合、 必要になることがある)

(6)年金加入者の変更手続き

結婚をして氏名・住所が変更した場合の手続き方法は加入している年金の種類によって異なります。今回は国民年金に加入している人の変更手続きについて説明していきます。

国民年金の氏名変更手続き

この氏名変更手続きは被保険者の種類(第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者)によって異なります。具体的には届け出先、必要書類などです。

氏名変更手続きは2か月とかなり要するので早めに手続きを行っておくとよいでしょう。

被保険者ごとの具体的な手続きの流れ(届け出先、必要書類など)を知りたい方はこちらの記事を読んでみてください

年金手帳の氏名変更 | マイナンバーカードは必要?申請書類を解説 

必要書類を入手する方法も紹介されています。

国民年金の住所変更手続き

氏名変更手続きと同様、住所変更手続きも被保険者の種類で手続きが異なります。住所変更手続きには期限があり、新しい住居に引っ越してから「14日以内」に行う必要があります。

まずは自分が第何号被保険者なのか確認し、適切な変更手続きの流れをとりましょう。

手続きの流れが被保険者の種類ごとに詳しく紹介されている記事になります。

年金手帳の住所変更がスムーズに!手続きの流れ、必要書類、提出先等 

事前に確認して、期限内にしっかり手続きしましょう。

マイナンバーがあれば年金関連の変更手続きが不要に

マイナンバーと基礎年金番号が結びついている被保険者は原則、上記のような氏名・住所変更手続きに関する届け出が不要になります。

結びついているかどうかわからない人は「ねんきんネット」やお近くの年金事務所で確認しましょう。

(7)公的医療保険加入者の手続き

公的医療保険の主なタイプは「国民健康保険」「健康保険」「共済組合保険」の3つです。

結婚をして必要となる手続きはそれぞれ異なります。

国民健康保険加入者の手続き

結婚をして氏名、住所が変わった場合は引っ越し先管轄の役所に届け出を出します。

その際に必要なものは次の3点です。

  • 被保険証
  • 年金手帳
  • 印鑑(本人が署名する場合は不要)

婚姻届けを提出した際にすぐに住民票をもらえる場合はその場で変更手続きを行える場合があるので、役所の人に聞いてみると良いでしょう。

健康保険加入者の手続き

健康保険は民間企業勤務の方及びその家族が加入できる保険です。

結婚後、パターンによって手続きが異なってきます。

お互い働き続ける場合

結婚後、お互い働き続きる場合はそれぞれの会社に婚姻届けを提出します。そのあとの手続きは基本的に会社が行ってくれます。

健康保険加入者の配偶者に扶養される場合

この場合に当てはまる人(年収130万円以下の社会保険未加入者)は配偶者の会社の保険に加入することになります。加入するには配偶者が会社に婚姻届け、年金手帳(配偶者の)を提出する必要があります。その後の手続きは基本的に会社側が行ってくれます。

手続き後、配偶者の会社から保険証が届けられます。

寿退社後、国民健康保険に切り替える場合

配偶者が自営業の場合、または切り替える本人が失業保険を受けてっている場合にこの手続きが行われます。

この手続きは退職翌日「14日以内」に現住所のある役所で行う必要があります。

共済組合保険加入者の手続き

共済組合保険は公務員、及びその家族(被扶養者)が加入できる保険です。

結婚後、「お互い働き続ける場合」、「共済組合保険加入者の配偶者に扶養される場合」の2パターンあり、健康保険の場合と同様の流れになります。

(8)マイナンバーカードの手続き

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1839487

マイナンバーカードは公的な身分証明書であり2021年3月から保険証として提示できるようになります。マイナンバーカードは国民の利便性向上のために作られたものであり、これから様々な場面で利用することがあるでしょう。

このマイナンバーカードでも結婚をして氏名・住所が変わった場合は変更手続きが必要になります。この変更手続きには期限があり引っ越してから「14日以内」となります。手続きの流れとしてはお住いの市役所にマイナンバーカードを持っていき変更手続きを行います。

「使わないからいいや」という方もいるかもしれませんが、マイナンバーカードを持っておくと便利なことがいくつもあります。マイナンバーカードを利用するメリットについては次の記事で書かれています。

【2021年~】マイナンバーカードが保険証として使用可に?改正の背景も 

(9)要注意!戸籍謄本には有効期限がある

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2402985

戸籍謄本は婚姻届け提出時やパスポートの変更手続きの際に必要となってきます。

戸籍謄本そのものに有効期限はないのですが、家族関係の変化によって記載内容と現状とが異なる場合があります。異なった書類を提出してしまうと、情報の修正のために手続きしに行ったりなど面倒な手続きが増えてしまいます。そのため、自治体が戸籍謄本に有効期限を設けている場合があります。

この有効期限は提出先の自治体によって異なるので、提出前に必ず確認しておきましょう。

結婚における戸籍謄本の有効期限や取得方法について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。

戸籍謄本の有効期限をケース別に紹介 | 転籍・婚姻・パスポートなど 

(10)余裕をもった手続きを

出典:https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/PAK95_sunadokei20141018123010_TP_V.jpg

結婚をしたら婚姻届け提出以外にも、しなければならない公的手続きがたくさんあります。

また公的手続きの中にも提出期限が設けられているものもあるので、自分はどの手続きが必要なのか、必要書類はなにかなど事前に確認しておくようにしましょう。

そうすることで、必要手続きの漏れや期限が過ぎてしまうといったことは防げると思います。

結婚をしてバタバタする前にしっかり準備をして余裕をもった変更手続きを行いましょう。

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