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介護職の志望動機の書き方 | 未経験・新卒などケース別に解説!

就職・転職
介護職の採用において志望動機は履歴書や面接で聞かれる重要な判断材料のひとつです。採用担当者に響く志望動機を書くための重要なポイントを説明していきます。また、未経験から介護職に就く場合、転職・再就職の場合などパターン別にも解説していきます。
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(1)採用担当者に響く!介護業界での志望動機の書き方

就職・転職活動は自分のキャリアを左右するとても重要な機会です。その就職・転職活動の際、自分の思い描いた進路に進むためには「採用担当者の求めていることを知る」必要があります。

面接時に頻繁に聞かれる質問として、以下の2つがよく挙げられます。

  • 職務経験
  • 志望動機

これら2つは、介護業界に限らず面接官が特に着目している、核となる質問だからだといえるでしょう。

これらの質問にどのように答えるかで、採用するか否かの判断に大きくかかわってきます。そのため採用担当者に響く志望動機のポイントは理解しておく必要があります。

履歴書に書く志望動機の主なポイントは4つ!

介護業界での志望動機の書き方として、抑えておきたいポイントは4つあります。この4つのポイントをマスターして採用担当者の気を引く志望動機を書きましょう。

ポイントの詳しい説明は次の章からしていきます。また、この記事では介護職経験者・未経験者の場合などその人のケースによった志望動機のポイントも紹介していきます。

(2)介護職の志望動機の書き方 ポイント① 

自分の強みと応募先への興味を伝える

介護職の志望動機を書く際に気を付ける第一のポイントは、自分の強みと応募先への気持ちの強さです。応募先に熱意が伝われば、「採用したら一生懸命働いてくれそう」と好印象を持ってもらえます。

ここでの”熱意”とは「この施設で働きたい」と考えるその理由やロジックも含まれています。これらが明確に伝われば伝わるほど、面接官は求職者の志望動機に納得しやすくなるでしょう。

逆に、過度に熱意が前に出てしまうと、説明が冗長になり面接が長引いたり履歴書をしっかり読んでもらえなかったりする場合があるので、簡潔に伝えるように努力しなければなりません。

一言で自己PRできるようにしよう

基本的には、自分の強みと応募先への気持ちの強さを一言で表せるようにし、それらを裏付けるような経験談などを付け足しましょう。

例えば、自分の強みが真面目なところにあると感じたら、「私の強みは真面目なところで…」と始め、真面目なことにより成し得た経験や周囲に評価された話を入れると強みがはっきりと印象付けられるのでおすすめです。

「やる気だけは誰にも負けません」「将来性に惹かれました」といった、あいまいで使い古された表現では採用担当者の印象には残りません。

自己PR・志望動機を書く前に、

  • 自分の強み
  • なぜ介護の仕事をしたいのか
  • 応募先の介護事業者の何に魅力を感じたのか

などを整理しておくことが大切です。

(3)介護職の志望動機の書き方 ポイント② 

志望先の特徴を把握し、それにマッチしていることを伝える

介護職の志望動機を書く際に気を付ける第2のポイントは志望先の特徴を把握し、それにマッチしていることです。

介護業界にはさまざまなサービスがあり、それを提供する事業所の特徴もさまざまです。

例えば、コストを削減し、利用者の経済負担を減らすことを重視しているところもあれば、スタッフと利用者の密接なコミュニケーションを重視しているところもあります。

まず応募先の特徴を述べてから、自分のできることを言い、マッチしていることを伝えます。そうすることで、応募先に自分が向いていることがアピールでき、好印象を持ってもらえる可能性が高まります。

ただし、やみくもにマッチしていることだけをアピールしても好印象は持たれませんので、きちんと下調べをして応募先の特徴を把握したうえで、自分の性格や考えとどのようにマッチしているか伝えられるようにしておきましょう。

(4)介護職の志望動機の書き方 ポイント③ 

相手に伝わりやすいよう、具体的な内容を用意する

介護職の志望動機を書く際に気を付ける第3のポイントとしては、応募先に伝わりやすいような内容を用意し、説明できるかを考えてみることが挙げられます。

介護についての内容でも良いですし、志望動機と合わせてもいいです。

具体的な内容は、自分の志望動機をまとめる上で大事ですが、志望先へ伝えやすくまとめることで、自分の志望動機へのヒントになる場合もありますので、細かく文章を形成することが重要です。

具体的に書くとは、自分の経験や事例を入れることです。具体的な経験を交えることで内容が深くなり、思いがより伝わります。

相手に伝わりやすい内容にするためには、一人で考えるだけでなく、家族や友人にチェックしてもらうことも大切です。

また、サイトやエージェントを介して就職・転職する場合、キャリアアドバイザーなどの担当者に志望動機をチェックしてもらうと安心です。

自分だけで考えていると、わかりにくい部分に気づきにくかったり、適切な言葉を選択できていなかったりする可能性があるので、ほかの人のチェックしてもらいよりわかりやすい志望動機になるように工夫しましょう。

(5)介護職の志望動機の書き方 ポイント④ 

ネガティブな表現は避ける

介護職の志望動機をまとめる際に、表現を謙虚にする場合がありますが、表現の仕方によってはネガティブに受け取られる場合があります。応募先がネガティブにとった場合には、志望動機が大きくマイナスになる場合があります。

謙虚な表現とは、「自分自身の能力・地位などにおごることなくへりくだり、相手に対して素直に意見を受け入れ接すること」です。あくまで低姿勢で相手の意見を受け入れることです。

自分の立場を低く構えようとしすぎて、素直に自分がしてきた仕事や経験について話せばよいところ、卑屈になったり、過小化して話したりしてしまうと、話を聞く相手はこちらの話で何を伝えたいのかよくわからなくなってしまいます。

また、気持ち的にも自信を持って思いや考えを前面に出すことができなくなり、応募先に志望動機を正確に伝えることができなくなることもあります。

そのため、謙虚さを意識しすぎてネガティブになり過ぎないように、あらかじめしっかり準備をしておきましょう。

以上4つのポイントが、介護職を志望する際の基本的かつ主なポイントになります。

以下では、志望動機を準備する際のポイントを、未経験や経験者といったケースごとに紹介していきます。

(6)介護職の志望動機【未経験の場合】

介護への思い、どのくらい努力できるかの意気込みが見られやすい

未経験者が介護職で初めて働く場合は、前歴がないので実績を出すことはできません。そのため応募先に対する志望動機は「どのくらい努力できるのか」を前面に出します。そこをどう話していくかが大事なポイントになります。

応募先は未経験者を採用することを、一般的にあまり好みません。介護という、生身の相手に触れる仕事を未経験者にさせることは、事業所にとってリスクが高いことと考えるからです。

それでも努力して介護職として働きたいという志望動機を示せば、応募先も前向きに検討するようになります。

介護職員の数がだんだんと不足してきている今、事業所側も「教えながら仕事を覚えてもらう」という姿勢が強くなってきているので、まずは教わる前段階として、熱意が伝わりやすいように伝えるための準備意識するとよいでしょう。

研修を受講した方や、福祉の勉強を多少なりともした人は、どんなことを学んだのかということや、それをどう活かしていくことができるのかということを書いてみてもいいかもしれません。

(7)介護職の志望動機【経験者の場合】

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/348157

転職理由と自分の実力をメインに!

現在介護職に就いており、同じ業界の別の職場で働こうと考えている方は「なぜ転職を考えているのか」、そして「なぜここを志望しているのか」に答えられるようになるまで志望動機を練り直しましょう。

現在介護職として働いている場合で転職を考えている場合は、自分の実績を志望動機の中に組み込めるため大きな強みとなります。積極的に介護力をアピールしましょう。

ただし、介護職としての勤務経験も持ちながらの転職の際には、「なぜ転職を考えているのか」、「なぜここを応募しているのか」、「現在の職場ではいけないのか」といった質問にしっかり答えられる必要があります。

「キャリアアップをしたいから」、「待遇を上げたいから」、「前の職場が合わなかったから」など、様々な理由があるでしょう。上記の2つの質問にできる限りポジティブな形で答えられるように志望動機を考えましょう。

(8)介護職の志望動機【新卒の場合】

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1115111

学校で学んだことを今後どう活かしていきたいか

専門学校や大学などで福祉を学んできた場合は、知識がありますので応募先も採用の基準があります。そのため自分がどのようなことを学んできたか、またそこから得たものを今後どのように活かしたいと思うかを志望動機に入れるようにしましょう。

ただ、介護の仕事は多岐にわたっていますので、自分が学んできたことがどの部分で活かせるのかを見極めないと、せっかく学んできたことが無駄になってしまいますし、現場で活かすことができないままになってしまいます。

まず自分が得たものをどの程度活かすことができるのかを、志望動機を出す前に十分検討しましょう。自分が介護で何をしたいかをわかった上で次の段階に進まないと、仕事を始めてから壁に突き当たってしまうことになります。

(9)介護職の志望動機【ブランクがある場合】

ブランク理由は明確にする

ブランクがあると、事業者側は「なぜブランクがあるのか」という点に不安や疑問を抱きます。

過去に介護職として働いていて、事情があって現在は働いていないが、また介護職として働きたい場合の志望動機は、新卒や現役での介護職とは少し異なる点があります。

それは、志望先が抱くであろう、志望者がその職場で勤務することに対する不安材料を軽減する必要がある、という点です。

介護職に限らず、すべて職種・業種についていえることですが、一定期間のブランクを経た志望者に対し、企業や施設側は「どうしてブランクがあったのだろう」「今のスキル・モチベーションはどうなっているのだろう」という不安を抱くことになります。

また、そのブランクを経てもなおこの職場で働きたいのはなぜなのだろう、という疑問も生まれるでしょう。

どのように相手の懸念を解消すればよいか

そういった、志望先が抱くであろう、ブランクに対する不安材料・疑問を志望者が解消しないことには、志望動機も伝わりづらくなってしまうでしょう。

  • 一度職場を離れたその理由
  • 一定期間のブランクの間何をしていたのか
  • ブランクの間、どんな学びがあったのか
  • ブランクの間、どういった心境の変化があってもう一度介護職に就こうと思ったのか

といったことをまずしっかり説明できるようにしたうえで、志望先の志望動機を練るようにしましょう。

(10)介護職の志望動機【ケアマネージャーを目指す場合】

人間性が伝わるエピソードを書く

ケアマネージャーの採用では人間性が特によく見られます。

ケアマネージャーの求人数は介護職に比較すると少なく、良い条件の求人は競争率も高くなる傾向があります。ケアマネージャーは利用者だけでなく、家族や他の事業所、医療施設、市役所など多岐にわたる分野の人たちと関わる職種です。

そのためケアマネージャーは、志望者がそれら様々な人々とそれぞれきちんとした人間関係を形成できるかどうかを知るため、人柄が重視される選考が行われる傾向にあるといえるでしょう。

そのため、ケアマネージャーに求められる人間性とマッチしたエピソードを書くとよいでしょう。

また、志望動機以外の記入欄でも「人柄」が滲んでいると好印象です。

例えば履歴書では、基本的な個人情報だけを記入するだけのものではなく、「記入のマナーが守られているか」「本人の熱意はどれだけあるか」なども見られていると考えましょう。

(11)志望動機を具体的にして介護職への就職・転職を成功させよう

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2348636

介護職はハードな仕事内容が取り上げられることが多いですが、今後の活躍に向ける期待は大きいと言われています。しかしメディアなどに取り上げられると、どうしてもマイナスなイメージが出ていて、厳しい労働環境しか表現されていません。

そのイメージを払拭するためには、まず介護職を正しく理解してもらわなければなりません。そのためには介護職で働いている人、介護職をめざしている人も、マイナスイメージをもたないようにすることです。

確かに人間相手の仕事ですので、時には気分が落ちてしまう場合もありますが、気分を入れ替えるなどして仕事に対してもプラスイメージを持つようにしなければなりません。

活躍の場が求められる介護職として熱意を持つことが大事です。

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