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社会福祉士の仕事内容とは | 業務/給与/やりがい/将来性など

資格
社会福祉士の仕事内容は、病気や障害によって日常生活に不便さを感じている人の相談にのり、サポートすることです。社会福祉サービスを利用するための手続きや、各機関との連携を図り、課題解決をおこないます。社会福祉士の具体的な業務内容や平均給料、やりがい、将来性について説明します。
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(1)社会福祉士の役割とは?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2188985

人々の福祉の様々な悩み・相談・負担に寄り添い、適切なアドバイスをしていく社会福祉士

社会福祉士は、福祉の全般的な相談を請け負うことが仕事です。シニア世代の方々・体にハンディがある方々・子どもたちなど、日々生活するにあたってなんらかの障害がある人の相談に応じ、社会福祉サービスをどう利用して問題を解消していくか、アドバイス・指導を行います。

今後ますます加速するであろう高齢社会、経済的にもサポートが必要な高齢者が増加することが予測されます。社会福祉士もそれに伴って高齢者の方の相談を受けることが増えるでしょう。

(2)社会福祉士の行う仕事内容

社会福祉士の仕事内容についてですが、児童から高齢者まで対応する仕事なので多岐に渡ります。業務内容は大きく3つにわけることができます。

相談業務

もっとも重要なのが相談業務です。日常生活における「不便さ」について相談にのり、社会福祉サービスを利用してどう問題を解決するかを提案・支援します。

管理業務

福祉サービスを提供する設備や施設、福祉に関係した法律に対応するといった管理業務も社会福祉士の仕事です。

各機関との連携

各機関への連絡を取り、調整を行うのも社会福祉士の大事な仕事です。利用者が適切なサービスを受けられるように、行政・関係機関と必要な情報について共有し、調整します。

例えば、病院などで働く社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)は、医師をはじめとする医療の専門家や、医療機関と提携する介護施設などと連携して支援をはかります。また利用者の状況が変化した場合には、サービス計画を作り直します。

(3)社会福祉士が行う相談業務とは?

では特に重要な仕事「相談業務」についてお話しします。

社会的サポートを必要としている人や家族の相談に乗り、どんな支援・サービスが受けられるかの提案をします。生活に困窮している人・高齢者の介護・児童福祉など、福祉全般が対象となります。

社会福祉制度について豊富な知識を持つ社会福祉士はいわば「福祉のエキスパート」ですから、さまざまな勉強が必要です。

(4)社会福祉士の勤務場所

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/403286

社会福祉士の就業先は様々ですが、代表的なものとして下記のような場所があげられます。

  • 高齢者向け施設
  • 児童福祉の施設
  • 知的ハンディを持つ人のための社会福祉施設
  • 病院や保健所など医療機関
  • 福祉サービスを実施する民間企業
  • 基幹相談支援センター

介護の現場では特に多くの社会福祉士が活躍しています。ケアハウス・グループホーム・短期入所型施設・地域包括支援センターなど、相談業務のプロとして働くことが可能です。

(5)社会福祉士の仕事をしながらできる副業3選

ここで社会福祉士として働きながらできる副業についてご紹介します。もし今の職場で副業が可能な場合は参考にしてみてください。

福祉系のアルバイト

介護を必要とする人に家に訪問し、介護業務を行う訪問ヘルパーは募集も多く、登録制が大部分です。自分が就業可能な時間を前もって伝えておけば、その時間に合わせて仕事を入れてもらえるでしょう。時給も高いため、福祉の仕事をするうえで訪問ヘルパーでの経験が役立つこともきっとあるはずです。

しかし社会福祉士では訪問ヘルパーとして登録はできませんので、訪問ヘルパーを行うにはヘルパー2級という資格を取得する必要があります。

専門学校などで講師を務める

社会福祉士として長く経験を積んでいる場合は、専門学校等で講師を務めることができる場合があります。求人が出ていることもあるのでまめにチェックをする必要があります。

これまで仕事を通して得た経験を多くの人に伝えるいい機会になります。自分の出身校で講師をするケースもありますので、トライするチャンスがあればぜひやってみましょう。人前で話すのは緊張しますが、自分自身を見つめ直す好機でもあります。

投資にチャレンジ

直接社会福祉士とは関係はありませんが、まとまった元手がある場合は投資も一つの選択肢となります。投資というとギャンブルのように思えて不安に感じる人もいるかもしれません。

しかし少ない額から投資できる「NISA」などもありますので、心配な方はそうした方法をチョイスしてみてはいかがでしょうか。

(6)社会福祉士の平均給料

多くの福祉の分野で活躍できる社会福祉士は、職場・職種によっても給料には大きな差が出てくるのが正直なところです。福祉業界では比較的高水準とも言われています。

自治体の福祉事務所・社会福祉協議会・児童相談所であれば、公務員として採用になります。それぞれの地方自治体公務員に準じた給料を得られますし、休日数・福利厚生でも好待遇を受けられるでしょう。

民間の施設で働く場合、その地域の公共機関勤務と同じぐらいの給料で設定されることが多いです。社会福祉士の資格を持っていることで「資格手当」が通常の給料に加算される傾向もあります。

初任給は大卒なら月に17万~20万円、短大・専門学校卒であれば15万~18万というところからスタートです。社会福祉士の平均給料を見てみますと26万~35万円、年収で考えると約380万~550万円となっています。

経験を積み重ねていくと昇給も望めるのが社会福祉士の仕事です。

(7)社会福祉士の仕事のやりがい

社会福祉士のやりがいは、やはり相談者に対していいアドバイス・サポートができることです。相談者は個々に事情を抱え苦しんでいます。その相談者の状況をしっかりと把握し、もっとも適したサポートをするのが社会福祉士の業務なのです。

利用する本人と家族の考え方が違うこともあり、その間に立って調整することも必要ですから、難しい仕事でもあります。その分達成したときの喜びは大きいといえるでしょう。

(8)社会福祉士の仕事の将来性

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/456626

社会福祉に関連する法律は近年見直されており、民間企業の関心も徐々に高まっています。現在でも福祉の仕事の中では給料も安定していますが、今後もこの状況が続くでしょうし、優遇される可能性は大きいです。

社会福祉士は経験がものをいう仕事でもあり、社会福祉士として駆け出しのころは辛いことが多いかもしれません。そこを乗り越えてこそやりがいを感じられる仕事と言えるでしょう。

(9)すぐに相談業務の仕事はできない?

社会福祉士の資格を取得し、就職しても実はすぐに相談業務ができるわけではない、といった話も聞きます。相談業務には「即戦力」が求められているという事実もあるのです。

福祉施設では相談職を募集するときに広告を出さず、知り合いでこの仕事につきたい人がいないかと探すこともあります。その場合に「社会福祉士」の資格を持っていると有利なのです。

社会福祉士の資格を取るために、学校に通っているときから人脈を作っておけば、「相談業務で働いてみない?」とその人脈で声をかけてもらうチャンスも増えます。同期だけでなくもちろん先輩や学校の先生とも友好な関係を築いておけば、就職情報を教えてもらえます。

もしくは、福祉施設でのアルバイトなどを通じ、社会福祉士の仕事とはどのようなものなのか知ることができた、と、学校の外の実地で学ぶ人もいます。

相談業務に限らず、何か卒業後にしたい業務があれば、在学しているうちに行動をしてみるのが大事なようです。

(10)社会福祉士の仕事内容を知ってから資格取得を


出典:https://www.photo-ac.com/

社会福祉士は国家資格でもあり、病気や障害などにより日常生活を続けるのが難しい人をサポートする仕事です。多くの人と関わり相手に寄り添って働く仕事でもあるので、ストレスもたまりやすい大変な職業ではあります。

しかし社会福祉士は、福祉に関して困っている老若男女の相談に乗ったりサポートをすることで、彼女彼らの問題を解決し、生活の質を上げることのできるとてもやりがいのある職業であると言えます。

人の役に立つのが好き、人とコミュニケーションを取るのが好き、冷静な状況判断が得意という方に社会福祉士は向いているといえるでしょう。

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