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【注意しよう】靴底の減り方からわかる、5種類の身体のトラブル

セルフケア
靴底の減り方と体の状態の繋がりについて説明しています。つま先だけが減る、外側だけが減る、内側だけが減る、または左右非対称など、その原因と改善策を紹介します。自分の健康のために正しい靴底の減り方、歩き方、靴の選び方を知っておきましょう。
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(1)靴底の減り方で身体の健康状態が丸わかり?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2475077

外出するときは靴を履きますが、靴底の減り方は人によって違います。

どこが減っているかなど特に気にしていない人も多いですが、実は靴底の減り方で健康状態が分かるのです。姿勢や筋肉、歩き方によって靴底の減り方が変わってきます。無意識の内に体をカバーするように歩くので、健康状態が分かると言われています。

左右の減り方が違う、かかとだけが減る、外側だけが減るなど減り方は様々です。その減り方によって健康状態がわかるので、靴底を見てチェックするようにしてみましょう。

歩くというのは無意識で行っているため、健康状態が分かりやすくなっているのです。

(2)足に不安を抱える高齢者が増えている

若いときと比べ、高齢になると筋力が低下します。すると当然、足の筋力も衰えますが、年々、転倒事故により救急搬送される高齢者が増えているのです。

東京消防庁のデータによると、2016年に日常生活で救急搬送された高齢者は7万人以上です。これは前年と比べると6%ほど多くなっており、その内80%以上が転倒によるものです。

転倒によって救急搬送された人数のデータを見ても、右肩上がりとなっています。2014年は転倒で救急搬送された高齢者は約4万人ですが、2016年には約5万人と、僅か2年で1万人も増加しているのです。

この背景には高齢者が増えたこと、高齢者が転倒すると大きな事故になってしまうということがあります。足の筋力が衰えると踏ん張りもきかなくなるため、転倒してしまうことも原因となっています。

それに対応するために、高齢者が安全に歩けるように工夫された介護靴というものがあります。介護靴に関して下記の記事では詳しく解説しています。併せてご覧ください。

介護靴とは | おしゃれ・実用的なおすすめシューズ5選と購入の際の注意点

参考:東京消防庁

(3)靴底の正しい減り方とは?

靴底の正しい減り方は、かかととつま先部分が減っていることです。

親指のつま先で蹴りだし、かかとで着地するという正しい歩き方をしていなければ、このような減り方にはなりません。

まず歩き出すときは親指を中心に蹴りだすようにし、かかとで着地します。そのまま足の外側、指の付け根全体に体重を移動し、また親指を中心に地面を蹴ります。このような歩き方をすると、つま先とかかと部分が減ることになります。

靴底が正しい減り方をしていれば健康状態も良いとされているので、まずは靴底をチェックしてみましょう。

(4)靴底の減り方① つま先だけ減っている

出典:https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/f3/f38ed990e715a6850d1819431af68dda_t.jpeg

つま先だけが減っている場合、足のつま先に大きな負担がかかっています。これはヒールを履いている女性によく見られる靴底の減り方です。

この歩き方をしていると足裏のかかとへの負担が大きくなり、足の付け根の痛み、中足骨骨頭痛(ちゅうそくこつこっとうつう)になることがあります。

歩くときに膝が曲がり、前傾姿勢や猫背になっていることが原因とされているので、着地するときは膝を伸ばすようにし、姿勢を正すようにします。前のめりになっていることも多いため、重心を体の中心にもってくるようにして歩くことを意識していきましょう。

高いヒールを履くと重心が前のめりになってしまうことが多いので、ヒールを履くときは特に気をつけることが大事です。

(5)靴底の減り方② かかとだけ減っている

かかとだけが減っている場合、歩くときの体重移動がうまくできていないことが多いです。つま先で蹴りだす歩き方ではなく、足を前に振り上げて歩くため、かかとだけが減ることになります。

この歩き方をしていると猫背になり、腰痛を引き起こす原因にもなります。

改善するためには、かかとで着地したら足の外側、指の付け根に体重移動をし、親指を中心に地面を蹴りだすようにして歩くようにしていきましょう。このタイプの人はアキレス腱が縮んでいることもあるため、アキレス腱やふくらはぎ周辺のストレッチをして伸ばすことも有効です。

また、靴のサイズが合っていない場合にもなりやすい減り方のため、靴のサイズを合わせることも大事です。

(6)靴底の減り方③ 外側だけ減っている

靴底が外側だけ減っている場合、歩く時の重心が外側になっています。O脚の人に多くみられる靴底の減り方でもありますから、O脚を改善すると自然と治ることもあります。

外側だけが減る場合、歩くときにかかとが外側に向いており、それに伴って膝も外側を向いています。すると着地したときに外側だけに力がかかることになり、このような減り方になります。この歩き方をしていると膝や腰に負担がかかり、股関節痛や膝痛になることもあります。

改善法としては、重心を内側に向けるように意識することも大事ですが、外側に向いた膝を正しい位置にするストレッチも有効です。

ストレッチは体育座りで行います。体育座りをしたまま片足の膝を内側に倒していきましょう。膝を倒したまま左右各1分ほどキープし、1日2回ほど行っていきます。

(7)靴底の減り方④ 内側だけ減っている

内側だけが減っている場合、 歩くときの重心が内側になっています。内股で歩く、サイズの合わない靴を履いている場合にもなることが多いです。

この歩き方をしていると偏平足や外反母趾の原因になることがあります。

改善するためには姿勢を正すことが大事です。うつむいたまま歩くことも多いので、目線をまっすぐにし、前かがみにならないように背筋を伸ばすことを意識します。

ペタペタと小さく歩かずに大股を心がけ、骨盤を動かすように足を前に出します。歩く時はまっすぐ足を出し、地面を親指で蹴るようにし、かかとで着地していきましょう。

(8)靴底の減り方⑤ 減り方が左右非対称

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1692848

靴底の減り方が左右非対称の場合、骨盤の歪みや姿勢の悪さが原因となっていることが多いです。

また、片足だけ回内になっていることもあります。回内とは、かかとが傾いた状態のことで、靴底の内側だけが減るようになります。この歩き方をしていると無意識にバランスを取ろうとするため、足の変形や関節の痛みが起こることがあります。

左右で非対称の場合は体のバランスを崩しやすくもあるため、病院での受診や骨盤の歪みを治すことをおすすめします。

(9)こんな足の症状のある人は注意!

体の健康状態は靴底の減り方でも分かりますが、他にも足がつりやすい、足裏に魚の目やタコの目ができやすいといったことがあれば注意が必要です。歩き方によって関節の痛みや外反母趾になることもあるため、まずは自分に合った靴を選ぶことも大事です。

靴が合っていないと足のトラブルを引き起こすため、正しい靴を選び、ストレッチなどをして足への負担を減らすようにしましょう。

正しい靴を選ぶにはサイズが大事です。靴を履いて、かかとを靴の後ろにつけ、つま先が痛くないかどうか、幅が苦しくないかをチェックします。つま先は5~10mmほどゆとりがあるものを選び、幅は圧迫感のないものを選ぶようにします。

足のストレッチをするには、まずかかと周辺の筋肉を手でほぐしていきます。そして準備運動として足首の関節を回していきましょう。次に屈伸をして、ふくらはぎや太ももの裏を伸ばしていきます。この周辺の筋肉は歩く時に使うため、筋を伸ばすようにして屈伸をしていきましょう。

こういったストレッチをすることで、歪みを解消しやすくなるので歩くときに重心がとりやすくもなります。

(10)靴底の減り方から自分の身体の調子を把握しよう!

出典:https://www.photo-ac.com/

靴底は普段見ることがないという人が大半ですが、靴底を見ると自分の体の状態も分かりやすくなります。靴は普段から履くものですし、歩き方のクセが知らず知らずの内に出るので、自分のことを把握することができるのです。

靴底の減り方によって歩き方に違いがありますし、それが原因で転倒する恐れもあります。正しい歩き方をすることで体の歪みや筋肉のバランスも治しやすくなるので、まずは一度チェックしてみましょう。

特に高齢者の場合は足の筋力が衰えて転倒することもあり、大きな事故になることもあります。靴底を見ると健康状態が把握できますから、改善方法を行って正しい歩き方を行うようにしていきましょう。

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