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スムーズな退職交渉をするために | 4つのステップとポイントを解説

就職・転職
退職を決意したら、会社に対して退職交渉を行う必要があります。退職交渉は不要な場合もありますが、会社の就業規則や時期を確認して退職を申し出ましょう。スムーズな退職交渉をするための方法を紹介します。ポイントをおさえて、キャリア形成を成功させましょう。
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(1)退職交渉の時期

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/437197

会社・部署の状況と自身の状況を見て、退職時期を明確にしておこう

退職を決意したら、会社へいつ退職交渉をするかが重要なポイントになります。このポイントを間違えると、退職をしたときに後味の悪いものになります。

「退職したら関係ない」と考えがちですが、退職後に同僚や上司にばったり出くわし気まずい思いをしないように、自分の気持ちだけではなく、会社の都合も考えた時期に退職交渉をする必要があります。会社が忙しい時期などに無理に退職交渉をすれば会社との確執が生まれる可能性があります。

退職交渉をスムーズに行なうためには、会社の状況を見ながら、忙しい3月や9月の決算期などは避けるようにしましょう。また人事異動がある4月も避けた方がいいでしょう。退職交渉を進めるにあたり最適な時期は一般的に、5月~7月、10月~12月ということになります。

(2)退職交渉のステップ① 上司に退職意思を伝える

退職を決めた時点で、退職交渉の流れを考えなければいけません。退職する際は、会社に退職届けを出してしまえばそれで良いというわけではありません。

退職には会社のルールもあり、それを極力守る必要があります。退職しようと考えたら、上司にどのように切りだすかを考えなければなりません。

上司にいきなり「辞めます」と告げるのはマナー違反です。まずは「ご相談があるのですが」などと切り出して話す時間を取ってもらうようにしましょう。

退職の意思を告げた後、上司に引き止められることも考えられます。その際、その場限りの理由を言うと上司からは「いい加減」と思われてしまう可能性もありますし、引き止める余地があると考えられてしまう可能性もあります。

退職の意思が固いのであれば、上司に伝える前に、退職の理由をどのように伝えるかしっかりと考えておきましょう。

(3)退職交渉のステップ② 退職を受け入れてもらう交渉

上司に退職を話すと、引き止められるケースが考えられます。それは退職により、他の社員の仕事に影響が出てしまうことが一番の理由です。そのことを上司に言われると、「迷惑をかけてしまう」といった思いからスムーズに退職交渉ができなくなる可能性もあります。

まずは、退職したい気持ちをきちんとまとめることが重要です。気持ちがまとまっていないと退職交渉もスムーズに進みませんし、退職することが難しくなってしまいます。自分の気持ちがまとまっていれば、会社も退職を認めてくれます。

退職交渉で話すことは、「なぜ辞めたいのか」を中心に、普段思っていたことなどを詳細に話すことで、会社に対して自分の気持ちが伝わるようになり、退職交渉もスムーズに進みます。

(4)退職交渉のステップ③ 退職日・有給消化にむけた交渉

出典:https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/f3/f38ed990e715a6850d1819431af68dda_t.jpeg

退職を受け入れてもらえた後、退職日や有給がある場合には消化などを検討しなければなりません。退職日については会社の規定に基づき退職の通達を行なわなければなりません。一般的には、退職日の一ヶ月前までに通達するのがよいでしょう。

退職日を交渉する場合は、会社の規定だけではなく、会社の状態を考えて交渉しましょう。自分勝手に退職交渉すれば、会社へ迷惑がかかるだけではなく、最後には自分の立場も悪くなる場合があるので、注意が必要です。

退職日が決まったら、残っている有給を消化するかどうかを決めなければなりません。残っているすべての休暇を使えればいいですが、引き継ぎなどがある場合は、会社と相談の上一部の有給しか消化できない場合もあります。

(5)退職交渉のステップ④ 退職届を提出する

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/284022

退職するまでは会社への気遣いを忘れず、様式とマナーを守って退職届を提出しよう

退職日や有給消化の検討が終わったら、退職届の提出になります。退職届は会社の様式があれば、それに添って作成し提出することになりますし、なければ市販の様式で提出しましょう。ただし「退職願」では会社の了承が必要となりますので、「退職届」を出さなければなりません。

退職届は自分が退職する気持ちを綴ったものです。ただ辞めたい気持ちだけを記載するのではなく、今まで働いてきた会社に対して感謝の気持ちを含めた文章を入れると、受理した会社も気持ち良く退職届を受け取ることができます。

退職届を作成したら、直属の上司に提出します。その際にはただ提出するのではなく、「このたび退職する運びとなり、退職届を持参しました。受理をお願いします」等の言葉を添えると、上司も気持ち良く受け取ることができます。

(6)スムーズな退職交渉のポイント① 引継ぎを計画的に

退職を決めてから、退職交渉を行うまでに、業務の引き継ぎに関しても並行して考えなければなりません。退職を考えると、どうしても自分のことばかり考えてしまいがちですが、退職するまでは会社の一員であるので、そのことを忘れないように注意が必要です。

引き継ぎを計画的に行なうためには、まず自分の行なっている仕事内容を把握しなければなりません。自分が退職した後に自分を仕事を誰に任せる人材がいるのか、また仕事量はどうなるのかを考えましょう。

引き継ぎの計画が出来たら、上司に引き継ぎの相談をします。まず自分の仕事を任せられる人材についてや仕事量について上司に詳しく説明し、指示を仰ぎます。そうして上司と共に引き継ぎの計画を行ない、退職交渉を進めます。

(7)スムーズな退職交渉のポイント② 引き止めへの対策

退職を表明すると引き止められる場合があります。引き止められると、「辞めない方がいいのか」と感じてしまいます。

引き止められる原因は、「退職すると仕事の負担が増える」と、「上司としては、退職を見抜けなかったため、人材管理の手落ちとして評価が下がる」の2点が多いでしょう。

「退職すると仕事の負担が増える」という理由はあくまで上司や同僚のことですので、きちんと引き継ぎをして残された社員に少しでも負担が少なくなるようにすれば良いです。ただし自分が退職することで他の社員の負担が増えることは必須ですので、対応には注意が必要です。

「上司としては、退職を見抜けなかったため、人材管理の手落ちとして評価が下がる」という理由については、上司と十分相談して自分が軽はずみな気持ちで退職を考えているのではないことをわかってもらうしかありません。上司に理解してもらえれば退職交渉は進みます。

(8)スムーズな退職交渉のポイント③ しっかり事前準備を

スムーズに退職交渉をするためには、事前準備が大事です。これを考えないと退職交渉が出来ないばかりか、会社との確執が生まれてしまいます。事前準備をしっかりしておけば退職に対する不安も少なくなります。

就業規則の確認

退職の事前準備には、まず「就業規則」の確認です。退職の規定は就業規則に記載してあり、退職を通告する期間などが明示されていますので、きちんと確認しなければなりません。

有給休暇の残数確認

また自分の有給休暇などの残り日数の確認も必要です。これを踏まえて退職日を決めれば、会社との交渉も早く進むようになりますし、実際の退職日よりも早めに休んで、次の仕事に備えることが出来ます。

(9)退職交渉がスムーズにいかない場合

退職交渉をしても、会社に強く引き止められたりして進まない場合があります。このような場合は自分が退職した場合の人員不足などを言いだされる事が多く、会社の都合が原因であることが多いため、心が揺れてしまうこともあります。

このような場合は「そんなに言われるなら」と考えずに、自分の信念を持ち、自分がなぜ退職したいのか、きちんと対応して会社に迷惑をかけないということを会社に理解してもらうことが大切です。

それでも理解してもらえないなら、内容証明などで退職届を送るやり方があります。この場合は「退職願」では会社に伺いを立てることになりますので、効果はありませんので必ず「退職届」で提出しなければなりません。

(10)スムーズな退職交渉をしよう

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/514109

会社と一対一で話をしなければならないので退職交渉は勇気のいることです。これをスムーズにおこなうためには、「辞めたい」と考えた時から計画的に進め、事前準備をおこなっていかなければなりません。

会社の就業規定をしっかり確認し、退職までの日程をふまえて、どのように退職交渉を進めるかを計画しなければなりません。計画が出来れば、それに従って会社への相談や通告などをおこないます。

これらの事前準備をきちんと行なえば、退職交渉はスムーズに進みます。退職することは勇気がいることですが、きちんとした計画をすれば自分の気持ちを会社にわかってもらえます。そしてお互いに気持ち良い退職を迎えることが出来ます。

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