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介護や災害の現場で活躍するラップポン | 使い方や種類・値段など

介護用品
ラップポンとは、自動ラップ式排泄処理ユニットを搭載したポータブルトイレです。災害のときの簡易トイレ、レジャーや建設現場で使われていましたが、近ごろ介護の現場で活躍しています。介護の中でも問題になりやすい"排泄"の介護負担を減らすラップポンについて紹介していきます。
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(1)ラップポンとは


出典:https://www.photo-ac.com/

ラップポンとは、自動ラップ式排泄処理ユニットを搭載したポータブルトイレのことです。

今までの簡易トイレでは、使用後のにおいや衛生面に問題がある場合が多くありました。

しかし、ラップポンでは排泄物を毎回自動で密封することができ特殊な防臭フィルムを使用しているため、臭いを外に漏らさず、その上衛生的であり、使用者の不快感や介護者の負担を軽減します。

またラップを利用し、水も使用しないため様々な場所で使うことが可能であり、近年レジャー・災害・介護・建設現場で活躍しています。

(2)ラップポンの種類

ラップポンの種類ですが、

  1. ラップポン・ブリオ
  2. ラップポン・エール2
  3. ラップポン・トレッカー3

の3種類あります。

それぞれの特徴としては下記の点が挙げられます。

①ラップポン・ブリオと②ラップポン・エールはよく似た製品であり、屋内での使用目的で形はポータブルトイレと同様の形をしています。

この二つの製品の値段は下記になります。ブリオの方が簡易型でありエールの方がたくさんのオプションがついています。

ブリオ

ブリオ

92,500円(税抜き)

エール

普通便座

128,000円(税抜き)

柔らか便座

133,000円(税抜き)

暖房便座

143,000円(税抜き)

エールのオプションとしては、移動用のキャスター・移乗のための肘置きの跳ね上げ・座りやすさ向上のための後方介助・バケツへの変更・ペーパーホルダーがあり、より便利に使用できる仕組みとなっています。

③ラップポン・トレッカー3は、傷がついてもさびにくくお手入れしやすいアルミニウム合金製であり軽量であり、コンパクトに収納することができ持ち運びもできる製品です。

その上緊急用バッテリーや車のシガーソケットから電源を確保することができ、日常から緊急対応までシーンを選ばず使用することができます。

たくさんのメリットがある分、お値段は160,000円(税抜)と高めの設定ではありますが、様々なシーンで活躍の期待できる製品です。

参考:ラップポン・トレッカー3

(3)ラップポンの使い方


出典:https://www.photo-ac.com/

このラップポン使い方は至ってシンプルです。

  1. ラップポンの椅子部分を組み立てる
  2. ACアダプタを取り付けコードをクリップで留め、シューター固定用テープを外し、トレーをセットする
  3. 電源を切りカバーと便座を外し、フィルムカセットを取り付けカバーと便座をつける

ここまでの作業がラップポン使用前の初期準備になります。ここからは実際のラップポンで用を足す際の工程になります。

  1. 座面を上げ、カタメルサ―T3をスプーン一杯入れる
  2. 用を足す
  3. 便座から立ち、リモコン作動ボタンを1秒押すと勝手に排泄物がラッピングされます。
  4. 最後はトレーを引出、ラッピングされた排泄物を捨てて終了です。

ラップポンのわかりやすい使い方を動画で確認してみましょう!

このようにラップポンはシンプルで誰にでも使いやすい仕組みになっています。

(4)ラップポンのお手入れ方法

使い方は至ってシンプルなラップポンですが、お手入れ方法や掃除の仕方、消耗品・交換部品にかかるお値段はいくらくらいになるのでしょうか。

掃除の仕方

ラップポンにはポータブルトイレ特有のバケツ部がなく、排泄物をトイレで処理したりバケツ洗浄は不要です。
そのため時折本体を、うすめた中性洗剤をやわらかい布に含ませ拭取ってから、再度、固く絞った布で水拭きするだけでよく、手間がかかりません。

電気代

ラップポンは家庭の電源プラグにて問題なく使用でき、24時間電源を入れたままの状態で1日5回使用の場合(1kwh = 27円で換算)でも、電気代は1ヶ月で約30円ほどとお安くなっています。

消耗品・交換部品の説明 

ラップポンの消耗品は、排泄時水分を固める「カタメルサ―T3」とラップするための「フィルムロール」と陰部をふくための「ウエットティッシュ」になります。お値段としてはラップポンセットにて50回5000円ほどになります。

トイレットペーパーではだめなの?と思いますが、圧着時に挟み込み漏れの原因になる可能性があるため、 ウェットティッシュを使用した方が良いです。

あと消耗品の他に、熱圧着でのラップに必要な「ヒーター」「圧着ゴム」は定期交換部品となり、使用回数が増すごとに劣化する部材ですので、定期的な交換が必要になります。

参考:ラップポン よくあるご質問

(5)ラップポンは介護現場でも活躍

ラップポン使いたいけど、お値段が少し高いから使いたくても使えないという方も多いでしょう。しかし介護の現場で実は大活躍しています。その理由は、実はラップポンには介護保険が適応され、購入時の費用が3分の1になることです。

このようにこのラップポンの唯一のデメリットである本体代の値段の高さが、介護業界では緩和されています。そのため導入しやすく、使用する利用者の数は増えています。

ラップポンを使うことで、排泄後の処理が少なく介護負担も軽減されます。衛生面も考慮されているため介護の現場で使用されている事例はたくさんあります。

(6)介護現場の課題

介護の現場の課題としてよく挙げられるのが「排泄」です。介護の現場は常に人員不足であり、時間に追われています。その中でもより時間がかかるのが「排泄」です。

また、トイレに行くには、ベッドから起き上がりそこから車いすに移乗し、またトイレに移乗しと何度も移乗動作を繰り返す必要があります。そうすると、介助者の身体的負担も大きくなります。

このようにトイレでの排泄は、介護者に二重に負担をかける形になります。多くの利用者は自分の排泄物のにおいが気になりポータブルトイレを使いたくないと感じます。

しかし、このラップポンであればにおいも気にならないためポータブルトイレを導入しやすくなり、介護の現場での一番の課題である「排泄」問題の解決につながります。

参考:介護ロボットに関する特別世論調査

(7)排せつ介助の際のメリット

このようにラップポンには下記のようなメリットがあります。

  • 従来のポータブルトイレの気になる排泄物のにおいがラップポンでは気にならない!
  • 排泄物をラッピングするため衛生面の不安が緩和される!
  • 介護保険の利用により値段を抑えられ、また水洗式を設置よりも費用負担が小さい!
  • 従来のポータブルトイレのバケツの洗浄の手間がラップポンではいらない!

参考:ラップポン介護

(8)ラップポンが活躍するさまざまな現場


出典:https://www.photo-ac.com/

ラップポンは介護の現場だけでなく、災害現場、建設現場、レジャーなどにも使われています。これらの場所では豊富な水を確保することが難しく、水洗トイレを使用することが難しいです。

しかし、ラップポンであれば水なしで利用でき設置さえ行えばどのような場所でも使用することができます。

また災害現場では衛生面の確保が難しく、様々な感染病の万栄のリスクも高くなります。しかしラップポンを使用すれば排泄物からの感染を防ぐことができるメリットもあります。

(9)ラップポンが医療現場でも使われる理由

その他にもラップポンは医療現場でも大活躍しています。ラップポンを使うことで排泄物を密閉し、感染リスクを下げ衛生面の確保が可能となります。

特にICUなど感染のリスクを徹底的に排除したい環境では、ラップポンの使用が推奨されています。

(10)ラップポンで排せつ介助の負担を減らそう


出典:https://www.photo-ac.com/

このようにラップポンを使用することで、「介護する側」も「利用者」も楽に生活することが可能となります。

また2025年からの超高齢者社会を迎える中で、ラップポンのようなメカの導入も積極的に行うことで介護負担少しでも減らしていく必要もあると言えるでしょう。

排泄にお困りの方は、ぜひラップポン検討してみてください。

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