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納骨式の服装マナー | 家族のみや夏の場合は?平服でもOK?

人間関係
納骨は亡くなった方の安らかな眠りの場所であるお墓に納める大切な儀式です。納骨式では、時期や季節に合わせた服装マナーで失礼のないように参列しましょう。四十九日をひとつの区切りとした納骨式の服装マナー、服装以外で気を付けるべきことなどを解説します。
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(1)納骨とは

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2322541

納骨とは、「亡くなった方の遺をお墓にめる」ことです。四十九日や一周忌に行われることが多いのですが、火葬後すぐに、家族の大切な日になど、納骨の時期はご家庭により様々です。

急に亡くなったためにお墓の用意をされていない方、亡くなった方と離れたくないから自宅で供養している方、事情によりお寺で一時的に預かってもらっている方…など、様々な事情により納骨をされていない方も少なくありません。

しかし、納骨は、亡くなった方の家とされるお墓で、新しい居場所として安らかな眠りについていただくための大切な儀式であるだけでなく、家族にとっても亡くなった方の悲しみや死を受け止めるためのひとつの節目です。

何の前触れもなく突然来てしまうことも多い「その時」が実際に来る前に、「納骨」という式に関して知っておくことは非常に重要です。

本記事では、そんな納骨における、服装についての疑問を解消すべく、服装選びのポイントや注意点などを詳しく説明していきます。

(2)服装は納骨の時期で決まる

納骨をするときに悩むことのうちの1つが、服装です。

服装は時期ごとに異なり次のように分かれています。

  • 四十九日までは喪服
  • 一周忌以降では略式喪服、または質素な服装
  • 七回忌以降では、質素な平服

四十九日や一周忌を節目に、法事と同日に行われる納骨では、法事に合わせた服装で参列するのが一般的です。

最近では、納骨式そのものが身内だけで行われることが多いこともあり、質素な服装で行われることが増えてきました。

納骨における服装は、納骨をどのタイミングで行うかということに大きく影響を受けます。

(3)四十九日までの納骨式の場合 喪服 

四十九日までの納骨式の場合、基本的に喪服を着用しますが、平服でもいい場合があります。

亡くなった方の家族

納骨式を四十九日までに行う場合、法要の後、そのまま納骨式が行われることが多く喪服が一般的です。別の日に納骨式だけを行う場合、略式喪服や黒系の質素な平服でも良いとされています。

参列者

亡くなった方の友人や知人が納骨式に参列する場合、略式喪服で参列します。

バックや靴は黒でまとめ、アクセサリー類は華美ではない結婚指輪など、最低限のもの以外はNG、控えめなナチュラルメイクで参列します。

参列者が納骨式に参加する場合、亡くなった方との関係や親密さに応じて服装を選びましょう。

(4)四十九日後の納骨式の場合 平服

四十九日後の納骨式の場合、平服でも問題ありません。しかし、「平服=私服」は間違いです。

亡くなって四十九日が経った後に納骨式を行う場合、一般的に喪服ではなく、黒やグレーなどの質素な平服でよいとされています。

施主から服装について指示されることもあり、服装に迷ったときは、施主へ相談し、アドバイスを仰ぎ、確認をしましょう。

また、他の親族と格式が合っているかどうか、ということも一つの基準として持っているべきでしょう。

(5)平服の場合の服装マナー

納骨などの法要は地域や家庭での風習があるため参列前に年長の方へ確認し、他の参列者との格式、ドレスコードを合わせることが納骨のマナーとして大切です。

平服は「略礼装」のことを指します。平服を「普段着」と勘違いする人が少なからずいらっしゃるので注意が必要です。

納骨の際に、平服で参列することになった場合、基本的に男性、女性ともに黒やグレー系でまとめるのが一般的です。

男性の場合

ネクタイは落ち着いた色のもの、靴・ベルト・靴下は黒。

女性の場合

靴・バッグは黒、ストッキングは肌色が黒。(予備のストッキングも必要)

小物類として、黒か白のハンカチ、香典、袱紗、数珠は忘れずにしましょう。

(6)服装以外に気を付けるべきこと① アクセサリー

必要最低限かつ、服装に合わない色合いのものは避けたほうがベター

納骨では服装以外にアクセサリーにも気を付けなければいけません。必要最低限のもので、結婚指輪のみがおすすめです。結婚指輪も華美なものは控えた方がよいでしょう。

ネックレスをする場合は、パールのネックレスにし、喪服の場合は黒のパールでも場の雰囲気に合っていますので構いません。

平服で参列する場合、黒のパールは服装に適していませんので白いパールを身につけましょう。ただし、パールのネックレスをつける場合二連、三連のネックレスは不幸が重なる、繰り返すという意味をもち縁起が悪いためタブーです。

(7)服装以外で気を付けるべきこと② メイク

女性の身だしなみのひとつであるメイク、納骨でのメイクは控えめなナチュラルメイクにし、アイシャドウやアイラインは薄めのものをつけましょう。

ラメ感やツヤ感のありすぎるもの、見た目が華美になるようなつけまつげ、カラコン、派手なネイルはNGです。

(8)季節に合わせた納骨式の服装

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/65397

納骨式は外で行われますので、季節によって服装にも工夫しなければいけません。季節に合わせた服装マナーとして、夏や冬、極端に暑かったり寒かったりする場合の対処法にはこのようなものがあります。

春の服装ポイント

気温差が激しく、普段の服装でも迷うことが多い季節の春。寒い日や暑い日の気温差があるため、すぐに脱げるカーディガンやジャケットなどを着用して対応しましょう。

色は黒、紺、グレーを選び、金ボタンや金具がついているものは避けましょう。

夏の服装ポイント

夏の納骨で最も注意しなければいけないのが露出の多さ。いくら暑いからといっても腕や足の露出は控えましょう。

基本的に男性はジャケットを着用しますが、場合によっては住職から「楽にしてください」と言われることもありますので、その場合はジャケットを脱いでも失礼に当たりません。

女性がワンピースを着用する場合、ノースリーブなど袖のないものは避け失礼のないようにしましょう。

猛暑の日本、納骨式で熱中症など体調を崩しては大変ですので、クール素材の服を選ぶなど工夫して涼しく過ごせるようにしましょう。

秋の服装ポイント

春と同じように気温差が激しい秋、納骨式は外で行うためカーディガンやジャケット、薄手のコートなど保温効果のあるアウターを持っていけば寒くなっても安心です。

冬の服装ポイント

寒い季節の冬の納骨式ではコートを着用することができます。コートの種類は決められていませんが、華美なコートは避け、黒やグレーといった色味を控えたコートを着用します。

黒のコートを持っていない方は、冠婚葬祭時に着用できますので1着用意しておくことで長く使用できますので購入を検討してみてください。

(9)子供の服装はどうすればいい?

子供が納骨式に参加する場合、大人のように「喪服でなければいけない」というところまで気にしなくても構いませんが、落ち着いた色味の服装を心がけ、ポップでカジュアルな服装にならないようにします。

学生であれば制服で参加し、制服がない男子学生の場合は白いシャツに黒いズボンを着用します。ベルトや靴は黒でまとめ、靴下は白か靴下を着用します。

女子学生の場合は装飾がされていない黒、紺、グレーなど色味を控えたワンピース、黒・白のロングソックスを着用しましょう。

まだ小さい子供の場合は、ストレスにならないような服装やトイレに行きやすい服装などにも気を付け、きちんと感が出るように心がけましょう。

(10)納骨式で服装マナーを守り温かい送り出しを

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1248061

納骨式での服装は、一般的に四十九日までは喪服ですが、それ以降は色味を抑えた黒やグレーの平服でも構いません。

しかし、当然ですが、失礼のないように身だしなみを整え、きちんとした服装を心がけることはとても大切です。“質素できちんと感を出す”ことを心がけることが納骨式での服装マナーのポイントなのです。

近年では、納骨式は家族・親族のみで行われるようになるなどスタイルの変化がみられます。しかし、葬儀告別式が終わり四十九日を迎えひとつの区切りとして迎える納骨式。亡くなった方へ失礼にならないよう、服装のマナーはしっかり守りましょう。

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