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危篤とは | 電話?メール?連絡方法や臨終を迎えたらすること

病気
いきなり危篤を知らされたら頭が真っ白になり何をすればよいのか分からなくなってしまう場合があります。このようことを防ぐために事前に何をすればよいのか知っておくことが重要です。 病気等で危篤の状態を迎えた際の連絡方法や連絡事項、連絡手段、注意事項、臨終を迎えた際に行われること等を説明します。
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(1)危篤とは

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1889668

危篤とは、病状などが悪化して今にも亡くなりそうなこと、また生命に危険のある状態のことをいいます。基本的には回復の見込みがない状態です。

しかし、危篤といってもさまざまな状態があります。長い期間、医療機関等に入院をしており急変した、また急な事故などで危篤状態に陥る場合もあります。

それぞれの状況によって、家族の心構えや心境も異なります。危篤状態になったとしても臨終にまで至る時間は医師にも分からず、数時間から数日にわたることもありますし、回復する可能性もあります。

ただし危篤状態とは「いつ亡くなってもおかしくない」状態であるので、その場面に直面した時、冷静に落ち着いて対応できるよう必要なことを事前に把握しておきましょう。

(2)危篤を知らせる範囲

医師から危篤の説明を受けた場合、息のあるうちにあってもらいたい人、最後の別れをしてもらいたい人へ連絡を取りましょう。

基本的には家族や三親等以内の親族へ連絡をします。

三親等に該当するのは

  • 配偶者
  • ひ孫
  • 祖父母
  • 曾祖父母
  • 兄弟姉妹
  • 伯父
  • 伯母(叔母)

になります。

また、家族以外で生前・危篤前に本人が会いたがってた人へも連絡をしましょう。故人に交友関係がわからないこともあるので、本人が元気なうちに話し合いをしておくことも大切です。

(3)危篤の連絡方法

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/321448

危篤を連絡する方法については、急を要する事態なので電話で連絡をするのが確実です。

FAX・SNSやメールという手段もありますが、いつ読まれるのかがわからないうえに危篤ということの重大性がうまく伝わらない可能性があります。電話で誰が危篤状態なのか、どのような状態なのか、いつまでにどこに来てほしいのか等の情報を的確に伝えることが重要になります。

また、遠方の方については、特に配慮が必要になります。危篤であること、現在のわかっている範囲での病状・状態を伝えます。また、息を引き取ったあとに連絡をする旨を伝えましょう。

亡くなる前に会いに来られる際には、乗り物の手配やスケジュールの問題があります。早めに危篤の状態になる可能性があることを伝えておくことも大切です。また、宿泊費や交通費等を負担しなければならないこともありますので、危篤者との関係性も考慮し慎重な連絡を行うことが大切です。

(4)危篤者に関する連絡事項 

連絡する際は内容を簡潔に伝えることが重要になってきます。最低限、以下の内容は手短に伝えるようにしましょう。

  • 連絡する人の名前
  • 危篤者本人との関係
  • 本人の状態や時間
  • 現在本人のいる場所(医療機関・施設の名称や住所、自宅等)
  • 連絡をした人の連絡先(必ず連絡がつく連絡先を伝えましょう)

どうしても、電話で連絡がつかない場合は、留守番電話のへメッセージやメール、ファックス等の手段を活用することも必要です。 

(5)連絡する際の注意事項

伝えるスピードと相手への気遣い、どちらも意識しよう

危篤の場合は、緊急事態なのでどんな時間でも迷惑にはなりません。時間帯が深夜や早朝であったとしても伝えることのほうが大事なので、電話を掛けることに躊躇する必要はありません。

ただし、一言、「深夜遅くに申し訳ありません。」「早朝に申し訳ありません。」などの心配りをすることが大切です。

また、深夜に亡くなった場合は翌朝に連絡をすることになります。

相手が電話に出られない場合は留守番電話へのメッセージや、メール、FAX等で第一報を伝え、「電話連絡したが不在だった」等の一言を添えるようにしましょう。

(6)危篤から臨終をむかえたらすること① 末期の水 

末期の水は、「死に水」とも いい死ぬ間際や亡くなったあとに故人が「喉の乾きに苦しまないように」という願いを込めて行われるものです。

新しい脱脂綿や、割り箸の先に 固定したガーゼ等を故人の唇につけて口を潤します。最初に喪主が行い、血縁の近い順にと行います。

末期の水は亡くなられたあと、病院で行う場合と自宅や葬儀場で行う場合があり、地域や葬儀社の手順でも変わることがあります。

(7)危篤から臨終をむかえたらすることその② エンゼルケア

出典:https://www.photo-ac.com/

エンゼルケアとは、故人が亡くなられてから、納棺されるまでの間に行うケア全般のことをいいます。

病院で亡くなられた場合は死後処置として看護師等が行い、自宅で亡くなった場合は遺族や納棺士等が行います。

口腔内の臭気を防止するために、歯ブラシや消毒用のアルコールを使用し口腔ケアを顎の硬直がはじまるまでに行います。その後、全身を拭いて清潔にし、体液の漏出を防ぐために綿詰めを行います。このような処置が終わると、故人の衣服の交換を行います。故人のお気に入りの服や家族が用意した浴衣などに着替え、最後に髪や顔を整えて、お化粧を行います。

(8)危篤から臨終をむかえたらすることその③ 葬儀社への連絡 

医療機関等で亡くなった場合、霊安室で預かってもらえるのは約半日程度です。エンゼルケアが行われている時間を使って、葬儀社への連絡が必要になります。

事前に葬儀社が決まっているのであれば問題はありませんが、決まっていない場合は葬儀社を選ぶことから始まります。病院と提携している葬式社を紹介される場合がありますが割高になる可能性があるので、必ずしもそこに依頼しなくてもよいということは覚えておきましょう。

また自家用車での搬送も可能ですが、遺体の状態等の問題があるので専門業者に搬送してもらう方が無難でしょう。

(9)危篤から臨終をむかえたらすることその④ 訃報の連絡

危篤から臨終をむかえたらまず故人の家族、親族 、近親者へできるだけ早く連絡をします。危篤の際や臨終に間に合わなかった方、危篤の連絡で駆け付けた人が帰られたのちに亡くなった場合はその方々にも連絡をします。その後、故人と親しかった友人や会社関係の方に連絡を行います。

訃報の連絡の際に伝えるべき内容

訃報の連絡の際、伝えるべきとされる内容は、

  • 故人の名前
  • 自分との関係
  • 亡くなった日時
  • 通夜・葬儀の日時および場所
  • 自分の電話番号

等になります。伝える際は簡潔に伝えるようにしましょう。遠方の方へはなるべく早く連絡することを心がけましょう。

また職場や学校等への連絡も忘れないようにしましょう。危篤、臨終から葬儀まで、その後、喪に服すためにはある程度の期間のお休みが必要になるので、忌引や休暇扱にしてもらうことを伝えましょう。職場へ迷惑を掛けないように、落ち着いた段階で早めの連絡をすることが重要です。

最近は家族葬で行う方も多いので、連絡をしない場合もあります。その際は、葬儀修了後、落ち着いた段階で、亡くなった事実と葬儀を行った旨を連絡します。

(10)もしもの時に備えて前準備をしておくことが重要

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2338002

亡くなることへの備えはあまり考えたくない方が少なからずいらっしゃると思いますが、大切な人との死に直面した時、冷静な判断ができなくなってしまう可能性があります。もしもの時に備えて、生前から準備しておくことも重要です。

事前の準備が不謹慎じゃないか・縁起でもないと考える人もいるかと思います。

しかし、人生の中で葬儀を体験する機会はそう多くはありません。また、喪主を務める機会に関しては、人生に一度、あるかないかです。生前のうちに話し合いを行うこと、ある程度の時間を使って考えておくことが、それぞれの方々の想いを反映した葬儀を行うことにつながります。

生前からこのような準備をすることは心の準備にもなるので家族で話し合う場をつくってみるのもよいでしょう。

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