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介護福祉士と社会福祉士、目指すならどっち?適正から考える介護のキャリアプラン

就職・転職
一般的に介護のお仕事と聞くと、お年寄りと生活をサポートしているイメージがありますが、実は介護の中にも沢山の種類があります。特に、「現場系」と「相談系」に分類される内容が介護のお仕事の大部分を占めています。 「現場系」のお仕事で働いている介護士の多くは、「介護福祉士」を目指し、「相談系」で働かれている方の多くは、「社会福祉士」を目指します。 お年寄りの身体的なサポートをするプロになりたいか、あるいは、介護に関する幅広い知識から助言や相談相手となるプロになりたいのか。 目指すものや、適正によって、選択が変わってきます。今回はそれぞれのお仕事の特徴、求められる能力の違いについて解説していきます。  
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(1)「相談系」社会福祉士の仕事内容は?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1340969

社会福祉士のお仕事は、介護を必要としている人の、あるいはそのご家族の方からの相談を受け、専門的な知見から疑問や、不安を解消するお仕事です。

一言で言えば介護における「プロの相談役」であり、ソーシャルワーカーと呼ばれることもあります。

相談に挙がる内容としては、福祉の制度の関わるものが多く、例えば、高齢者介護における手続きの方法や介護保険に関する内容。 自宅で介護を受けたい人や、施設に入りたい人の相談にも乗ります。

また、障害者自立支援法に関する内容や、生活保護の給付に関する内容もあります。 お問い合わせの窓口となり、施設の説明や案内をしたり、重要事項の説明をしたりします。

制度を利用して保険や補助金や利用し、援助計画を立てることも社会福祉士の役割としてあります。  

(2)社会福祉士になるには?

このように、幅広い疑問や質問に答えるためには、介護や福祉に関わる豊富な知識を持っている必要があります。 社会福祉士になるは短大等で指定科目を履修して実務を1、2年経験してから「社会福祉国家試験」を受験するのがオーソドックスな方法ですが、 実務経験のみでも受験することができます。

また、相談業務自体には資格は必要なく、資格を必ずしもとる必要があるわけではありませんが、 求人を募集している施設の要件によって社会福祉士の資格を所有していることが必須となっている場合があります。

無資格で業務を行っても問題ないとはいえ、複雑な行政との公的手続きや、利用者やご家族との円滑なコミュニケーションを行うためには、 体系的な知識を持ち、ある程度の業務経験を経た方でないと、現場で通用しづらいようです。

社会福祉士について、より詳しい記事はこちら

→『【徹底解説】社会福祉士の国家試験 | 受験資格、試験科目、申込み手順

(3)「現場系」介護福祉士の仕事内容は?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3927

介護福祉士のお仕事は、身体的に不自由な方への日常生活を円滑に営めるようにサポートすることです。 例えば、排泄介助や、食事の介助、入浴の介助があります。

施設だけでなく、自宅での介護を希望されている場合には自宅へ訪問し生活介助(食事、洗濯など)、身体介助(移動、排泄など)を行います。

特に訪問介護を専門とする場合はホームヘルパーと呼ばれる職種となります。

介護が必要な方の中にも当然、程度があり、全く身動きできない人や認知症を患っている人もいます。

様々な症状を持っている人と上手にコミュニケーションを交わし、 一人では困難な事をプロの介助技術で円滑に生活を営めるようフォローしていきます。

(4)介護福祉士になるには?

資格を取得するには、大きく分けて以下の3つのアプローチがあります。

  1. 介護施設にて実務経験3年以上の経験を積み、さらに「実務者研修」の受講を修了し、国家試験を受ける
  2. 福祉系高校を卒業し、国家試験を受ける
  3. 高校卒業後、各種養成施設を経験したのち国家試験を受ける

介護福祉士の資格取得を目指すケースの多くが、介護現場で働くうちにキャリアアップのコースとして介護福祉士を目指す、というものであるため、実務経験を活かして受験する場合(上記でいう1.のコース)も多くなっています。  

介護福祉士の資格取得方法について、より詳しい記事はこちら

→『介護福祉士になるには | 資格概要や取得方法、受験するまでの3ルート

(5)社会福祉士に向いている人、介護福祉士に向いている人

このように基本的にはそれぞれ異なった役割を求められるため、それぞれの職業との適性も違います。

社会福祉士の一般的な適性とは

社会福祉士に向いている方は、利用者やその家族とのコミュニケーションを楽しむことができ、幅広い知識を吸収することに抵抗がない方です。

複雑で、数年に一度は内容が変更される介護保険制度や生活保護制度の情報や、相談者ごとにことなる状況を、丁寧に辛抱強くヒアリングできないといけません。

また介護施設などでは窓口となることが多いので、接客が苦手だとあまり向いてないと言えます。

介護福祉士の一般的な適性とは

一方、介護福祉士に向いている方は、体を動かすことが多いため運動が好きな方が向いています。 施設が大きければ沢山の施設利用者と話をして他の介護士さんとも連携して問題に取り組まないといけません。

チームスポーツなど、集団で活動することが得意な人に向いていると言えます。  

(6)まとめ

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/953238

このように、社会福祉士、介護福祉士とそれぞれの職業には適性があると思いますが、介護に関わる方に共通して欠かせない能力として対人とのコミュニケーションです。

一見、介護は特別な技術がなく、誰でもこなせるかのような業務内容も含まれていると思いますが、 最も重要な能力は利用者や家族、スタッフ同士のコミュニケーション能力です。 双方の職業のあらゆるシーンで、相手が今何を求め、どのように伝えたら理解してもらえるか悩むことがあります。

プロの介護士になるためには、先に述べたような適性と含めて、介護業界で必要とされる能力を理解し経験を積んでいくことが必要です。

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