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介護職員として働くなら知っておこう!介護のサービス形態をご紹介!居宅、施設、地域密着型とは?

施設サービス
介護士として働く以上、介護サービスについて知っている必要があります。 とはいえ、自分の勤めている施設や事業所についてはともかく、他の介護のサービス形態についてはよく知らない、という人も多いのではないでしょうか? そこで今回は、介護のサービス形態や施設形態にはどんな種類があるのか、またそれぞれによってどんな特色があって、どのような介護度の人を対象としているのかを見ていくことにします。
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(1)介護の基本!居宅、施設、地域密着型とは?

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2142844

介護サービスの大まかな3区分

まずは基本的な介護サービスの区分から確認しておきましょう。

介護保険サービスには、大きくわけて3つのサービス形態が存在しています。

  1. 居宅サービス
  2. 施設サービス
  3. 地域密着型サービス

の3種類です。 それぞれに特徴や、利用できる人が異なりますので、きちんと理解しておくことが大切です。

  1. 居宅サービス

まずは居宅サービス。これは自宅での生活を続けていくことができるよう、生活を支援していくのが目的とされています。

代表的なサービスとしては、

などが挙げられます。 このうち訪問と通所は、それぞれホームヘルプサービス、デイサービスと呼ばれるものでもあります。

注意したいのがショートステイサービスです。こちらは施設を短期間だけ利用するサービスで、施設サービスと思われるかもしれません。 ですが、あくまで生活の起点は自宅であり、施設は一時的な利用にすぎないため、居宅サービスに位置付けられています。

  1. 施設サービス

次に施設サービス。こちらが、一般的に「入所」と呼ばれるサービスにあたります。

施設サービスは大きく分けて現在3種類が存在しています。

  • 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
  • 介護老人保健施設
  • 介護療養型医療施設(廃止予定)

の3つです。それぞれに特徴も異なりますが、詳しい内容については、次章に回すことにしましょう。

ここで、「グループホームや有料老人ホームは施設サービスじゃないの?」という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。 これらは特定施設という分類に位置し、地域密着型サービスに分類されることがほとんどです。

  1. 地域密着型サービス

最後にその地域密着型サービスですが、これは居宅と施設の両方の形態を持つ、かなり特殊な介護サービスとなっています。

代表的な介護のサービス形態としては、小規模多機能型居宅介護が挙げられるでしょう。これはその施設で、訪問も通所も、宿泊も行っている、三位一体型のサービスです。

地域で長年暮らしていた人が、最期まで自分の住み慣れた地域で暮らしていくことを主眼とした、民間発のサービス形態となっています。

次の章では、居宅サービスと施設サービスに内容を絞って、より詳しい情報を見ていくことにしましょう。

(2)代表的な介護サービス形態

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1872769

ここでは、それぞれのサービスの詳しい内容と、利用可能な人について解説していきます。

居宅サービス

まずは居宅介護サービス。要介護度1~5の人まですべてをカバーしており、介護保険を利用するとなれば、検討することになるサービスです。

要介護度が低いうちは、ホームヘルパーによる家事援助や、デイサービスに通って入浴や体操などの支援を受けることになるでしょう。

重度になると、同じ訪問サービスであっても、医療的な処置を行う訪問看護サービスや、専用の移動式浴槽を用いて入浴する訪問入浴サービスなどを利用することになります。

また、通所サービスも、通所介護(デイサービス)よりも、通所リハビリテーション(デイケア)を利用する機会が増えるかもしれません。 要介護度が上がるにつれて、短期入所生活介護(ショートステイサービス)を利用する日数も増えてくることが予想されます。

施設サービス

次に施設サービスですが、こちらを利用できるのは平成28年3月現在、要介護度3以上の人と規定されています。施設形態によって特徴は大きく変わります。

介護老人福祉施設は通称特養と呼ばれる施設です。多くの方が思い浮かべる施設のイメージは、この特養ではないでしょうか。 食事や排泄、入浴などの生活に必要な介護を行うだけでなく、レクリエーションや年中行事など、施設で生活する上での楽しみも提供しています。

介護老人保健施設、通称老健はリハビリに特化した施設です。「在宅への復帰」を前提とした施設であり、入所の期限が定められています。 生活をする施設というよりは、リハビリをする施設という色合いが強く、理学療法士や作業療法士も配置されています。

最期に介護療養型医療施設ですが、こちらは医療的な処置が必要不可欠な人のための施設です。胃ろうだけでなく腸ろうや常時の点滴が必要な方など、 一般的な特養では処置の難しい人が対象です。療養型は病院と併設されていることがほとんどで、何かあればすぐに医療的な処置ができることも強みです。

※介護療養型医療施設は現在廃止が予定されています。詳しくは以下の記事をご参考ください。

介護療養型医療施設について、より詳しい記事はこちら

→『介護療養型医療施設とは | 廃止の時期や受け皿となる2つの施設を徹底解説

(3)まとめ

いかがでしたか?今回は介護保険で利用できるサービスのうち、ごく基本的なものだけを紹介しました。

介護保険サービスが大きく3つに分類され、居宅、施設、地域密着型の下にさらに細かな小分類項目がある、と考えてもらえば分かりやすいでしょうか。 今回はそのうち、居宅と施設について、少し細く紹介しました。

とはいえ、居宅サービス、施設サービスと一口にいっても、その内容は実に様々です。居宅の中には通所もあれば訪問もあり、さらには短期入所もあります。 そこから更に訪問介護、入浴、看護、リハビリなどに枝分かれしていきます。

一方で施設サービスは、施設形態によって3種類に分類される、という点を理解しておけばよいでしょう。

今回紹介できなかった地域密着型サービスは、現在も発展途上のサービスであり、今後ますます多様なサービス形態が登場すると予想されます。 介護保険サービスは年々変化しています。その変化に合わせて、現場で働いている介護士も知識を更新していく必要があるでしょう。

ご家族に聞かれてわからない、ということにならないためにも、日頃から情報収集を行っていきましょう。

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