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歯間ブラシが臭いのはなぜ?銀歯は要注意?理由や対策を解説

病気
歯と歯の磨きにくい汚れも取ることができる歯間ブラシ。しかし、歯間ブラシの臭いが気になったことはありませんか?それには様々な理由があります。歯間ブラシのケア、口腔ケアについて説明します。
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(1)歯間ブラシが臭い理由① 歯垢

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1308043

歯間ブラシで歯垢(プラーク)を取り除くとその歯垢が臭く感じる事があります。

その理由は、この歯垢の臭いは虫歯菌を含めた口内の細菌が、タンパク質を分解するときに発する臭いだからです。その臭いは腐敗臭のような臭いで、不快感を感じることがありますが、歯周病や虫歯でない限りは特に問題がないので特に心配する必要はありません。

また、歯垢は歯と歯の間ばかりでなく、歯間ブラシが届かない歯と歯茎の歯周ポケットにも入り込みます。当然、歯周ポケットに入り込んだ歯垢も、嫌気性細菌によって硫化水素やメチルカプタンと言った臭いガスを出すので、歯間ブラシだけでなくその他の方法でも歯垢を取り除く必要があります。

(2)歯間ブラシが臭い理由② 歯周病、虫歯

歯間ブラシで除去した歯垢が臭いのは当然の事ですが、あまりにもひどい臭いを歯垢が発している場合は、歯周病若しくは虫歯になっている可能性があります。

虫歯の場合、初期段階のうちは軽い口臭で済むのですが、虫歯に歯垢が入り込み腐敗すると非常に強い臭いを発します。特に、神経が露出するほど腐敗した虫歯は、自分のみならず他人に臭いを感じさせるほどの悪臭を放ちます。

一方歯周病の場合は、歯周病の原因菌である「ジンジバリス菌」 によって、酸っぱく感じるような臭いを発します。

いずれにしても、歯間ブラシを使用した時に臭いとともに出血や口の中に粘り気を感じた場合は、歯周病や虫歯が原因となっている可能性ががあるので、早めの対処講じておくと良いでしょう。

(3)歯間ブラシが臭い理由③ 銀歯

虫歯治療で銀歯を入れている場合も歯間ブラシが臭いと感じる場合があります。

何故ならば、銀歯は傷が付きやすく、その傷に細菌が付着して臭いを発してしまうからです。しかも、一度銀歯に付着した細菌は、歯間ブラシはおろか歯ブラシでも中々落とすことが出来ないと言われています。

また、銀歯は金属で出来ているので、サビや変質を起こしやすく(酸だけでなく使用している年数が長くなると水でもサビや変質が起こる)、それによって形成される凹凸に細菌が付着し臭くなってしまいます。

その他にも、歯と銀歯はどれだけ精度良く作ってもミクロ単位で隙間が生じてしまいます。加えて、銀歯を定着させるセメントと呼ばれ接着剤を用いますが、温度変化に弱く唾液によって溶け出す性質を持っているので、歯と銀歯に隙間が生じやすくなってしまうのです。

そのため、銀歯を入れている場合は隙間及び表面に歯垢が付着しやすい状態にあるので、歯間ブラシが臭くなりやすいリスクが高くなります。

(4)歯間ブラシが臭い場合の対策法①「歯間ブラシを正しく使う」

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2483505

歯間ブラシが臭く感じる場合、正しい使い方をしていない可能性があります。自己流で歯間ブラシを使用していると、臭くなるばかりか歯周病等を悪化させてしまう場合があるので、購入した歯間ブラシの使用方法をよく読んで歯間ブラシを使用するようしましょう。

基本的には、歯に対して斜めに歯間ブラシを用いるのは不可で、無理やり歯間ブラシをねじ込んだり、回転及び上下運動するのは歯茎を痛めてしまいます。ですから、歯間ブラシを使用するときには、歯に対して垂直に入れるようにし、ゆっくりと前後に動かすようにすると良いでしょう。

また、歯間ブラシは針金を用いたものやゴム製の物、テーパータイプとシリンダータイプ、ハンドルの長さなどによって様々です。どれも特徴的で機能が異なりますが、初心者の方はゴム製のテーパータイプで短いタイプのものが扱いやすいのでお薦めです。

(5)歯間ブラシが臭い場合の対策法②「歯周病、虫歯の治療をする」

歯間ブラシがひどく臭い場合、歯周病や虫歯が考えられますが、当然ながらそのままでは口の臭いは改善されません。そのため歯科医で適切な治療を受けて口の臭いを改善する必要があります。

通常の虫歯の場合、その部分の除去等によって虫歯及び口の臭いは改善されますが、銀歯を入れた下の部分が虫歯になっている場合、2次カリエスなので2次カリエスの治療を受ける必要があります。

また、歯周病による口の臭いの場合、歯周病の程度によってプラークコントロール、歯石除去、手術の三段階に分かれます。プラークコントロールは歯周病の初期段階の治療の仕方で、歯間ブラシ等を用いて歯垢(プラーク)がたまらないようにする治療です。

歯石除去はスケーリング等とも呼ばれ、こびりついた歯垢を除去すると共に歯周ポケットの歯石も除去するので、効果的に口の臭いを改善することが出来ます。

手術によって歯周病を治療する場合は、フラップ手術(歯石を除去)や歯周組織再生療法(歯槽骨を再生させる)などがありますが、いずれも重度の歯周病の場合なので、そうなる前に治療を行うほうが賢明です。

(6)歯間ブラシが臭い場合の対策法③ 「銀歯がある場合の歯磨きに注意」

歯間ブラシを使用した時に臭いのリスクを高めてしまうのが銀歯なのですが、毎日行う歯磨きによって更に臭いがひどくなる場合があるので、歯磨きの仕方には注意が必要です。前述の通り銀歯は傷が付きやすく更に歯垢が付着しやすい性質があります。

そのため、必要以上に力を入れて歯を磨くのは更に臭いを悪化させかねません。銀歯によって虫歯治療を行った部分は、入念に歯磨きを行うと共に力を入れず優しく行うようにしましょう。さらに、臭い対策としてマウスウォッシュやデンタルグッズ等を用いてなるべく歯垢がたまらないようにすると良いでしょう。

なお、銀歯は経年劣化しやすいので、オールセラミックに変えるのも一つの方法として有効です。

(7)歯間ブラシを使う場合の注意点「力を入れない」

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1427048

歯間ブラシを使用する時にねじ込んだり力任せに使用することは、歯周病を悪化させ更に口が臭い状態を招いてしまいます。

そのため、歯間ブラシを使用するときには、力を入れずに使用する必要があります。

もし歯間ブラシが歯の間に入り込まない時は、使い方よりも歯間ブラシが大きすぎる事が原因なので、一回り小さい歯間ブラシを使用すると良いでしょう。

また、歯間ブラシは強くこすっても殆ど効果がありません。

歯間ブラシで歯垢を取り除く時は、優しく前後に動かすようにし、更に効果的に歯垢を取り除きたいのであれば、歯間ブラシにジェル状の歯磨き粉などを用いると更に効率よく歯垢を除去することが出来ます。

また、奥歯等に使用する場合、入りにくくてどうしても力任せに入れたくなります。しかし、この様な歯間ブラシの使用法は、歯茎を痛める原因となってしまいます。そのため、奥歯に使用する場合は、なるべく頬の内側を押し広げてスペースを作り歯間ブラシが入れやすくするようにしましょう。

(8)歯間ブラシの交換頻度

ゴム製の歯間ブラシは基本使い捨てですが、針金を用いた歯間ブラシは1~2週間程度で交換する必要があります。

また、歯間ブラシの毛先が乱れていたり短くなっているものは、すでに歯間ブラシとしての性能が失われているので、その期間を待たずに交換しておきましょう。

また、使用後の歯間ブラシをそのままにしておくと臭いの原因や菌の増殖によって汚れてしまうので、使用後は流水で汚れを除去し、風通しのいい場所で保管すると良いでしょう。

(9)対策を行うメリット

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/352634

歯間ブラシが臭くなる原因は様々あり、またそれぞれ対策が異なります。いずれにしても、これら口腔ケアは口臭対策は勿論、お口の健康を維持するには欠かせない対策だと言えます。

また、歯周病や虫歯などは自覚症状がないまま進行しやすい特徴があるので、口が臭くなる現象は何らかのお口の病気サインだとも言えます。

特に、年齢を重ねるほど口が臭くなる傾向があり、かつ虫歯及び歯周病のリスクは高くなるので、日頃から歯間ブラシ等で対策を講じておき、口の臭いが気になるようなら、早めの治療を行い、大きな病気を前もって防ぐようにする方が良いでしょう。

(10)歯間ブラシが臭い原因を理解して正しい対策をしよう

歯間ブラシを使って歯垢を取り除いた場合、歯間ブラシが臭く感じることは当然のことです。しかし、虫歯や歯周、銀歯の有無によって通常よりも悪臭を感じることがあるのです。

歯間ブラシを利用すること自体は、それだけで歯ブラシを用いた口腔ケアよりも有効なのですが、正しい歯間ブラシの使い方や虫歯及び歯周病の知識等がないと適切な対策を講じることが出来ません。

そのため、歯間ブラシを使用して、以前より歯垢や口が臭く感じることがあれば、使い方やお口の健康状態が悪い可能性が高いので、歯医者などの診察を受け、正しい口腔ケアを行うようにしましょう。

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