介護に関わるすべての人を応援します

ケアワーカーに資格は必要?仕事内容や給料、介護福祉士の違いとは

資格
ケアワーカーとは、高齢者や障がいのある人の日常生活をサポートする仕事、もしくはその仕事に従事している人のことを指します。本記事では、そんなケアワーカーの仕事について、その仕事内容や関連する資格、他の類似する仕事との違いなどについて詳細に説明していきます。ケアワークのサポートは、その仕事には様々な種類があるうえ、資格がなければできない種類のケアワークもあります。
公開日
更新日

(1)ケアワーカーとは

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2400366

ケアワーカーとは、お年寄りや病人、障がいのある方の日常生活のサポートをする仕事のことをいいます。

日常生活で必要なサポートの必要な場面の例としては具体的に以下のものがあげられます。

  • 食事
  • 衣服の着脱
  • 入浴

もちろん、介護が必要な方の話し相手になる、相談に乗るといった、コミュニケーション面でのサポートも含まれます。

ケアワーカーとしての業務内容は多岐にわたり、勤務形態や主な業務内容によってヘルパー、介護職員、介護士、看護助手などと呼ばれることもあります。具体的な勤務内容については、以下にて説明していきます。

(2)ケアワーカーの仕事内容

勤務形態

ケアワーカーの勤務形態には大きく分けて、病院や介護施設などに勤務する形態と、被介護者の自宅を訪問する形態の二つがあります。

仕事内容

どちらも基本的には被介助者の着替え・食事・入浴・排泄などの身辺介助が主な仕事ですが、施設内でのイベントの企画、自宅から外出する際の補助など、勤務形態や場所によって様々な仕事もします。

介護をされる方やその家族によって、サービス対応に関する希望が様々なので、ひとりひとりに寄り添い臨機応変な対応が必要です。

具体的な仕事は、以下のようになります。

身体介護

  • 食事
  • 排せつ
  • 着替え
  • 入浴
  • 歯磨き
  • 洗面

といった、利用者の日常生活での身の回りのサポートを行います。

人によってどんな動作が困難なのかは異なるため、一人ひとりに合わせた介護を行わなければなりません。

生活援助

食事の調理や配膳、洗濯、掃除、買い物の代行など、日常で必要とされる家事の援助を行います。

調理や掃除、買い物の代行などは人によって求めるものが変わってくるので、一人ひとりに合わせた対応をすることも必要になります。

利用者やその家族がその人らしい生活ができるよう、ニーズをくみ取って介護を行うことが求められます。

相談・助言

日常生活でサポートを必要としている利用者の多くは、施設から外出するのも困難な場合があります。

そんな利用者の介護をするケアワーカーは、外出する際にとても大切な存在になります。

介護の合間に雑談を交わしたり、相談や悩みを聞いたり、こまめにコミュニケーションを取ることもケアワーカーの仕事です。人と接するにあたって、こまめなコミュニケーションは必須です。

また利用者や家族から介護に関する相談をされたり、アドバイスを求められることもあります。

答えられる範囲でのアドバイスはしますが、ケアマネージャーなどに相談することも時には必要です。できる範囲でのサービスを提供しましょう。

日々お世話をしているケアワーカーだからこそ話しやすいという場合もあります。なので、ほかのスタッフが対応するにしても、自分が内容を伝えるなど、自分がどのような存在なのかを考えるようにしましょう。

(3)ケアワーカーは無資格・未経験でも就業できる?

先ほども述べたように、ケアワーカーは、特別な資格がなくても働くことができる職種です。無資格かつ未経験でチャレンジするなら、最初は雇用形態にこだわらず、派遣やパートなどからスタートするのもひとつの方法です。

一部の施設などで、介護福祉士の有資格者のみをケアワーカーとして雇用している場合がありますが、その数は決して多くはありません。未経験からでも、介護業界は人手不足の施設や事業所が多いため、採用の可能性はあります。

とはいっても、経験や資格があると有利です。働きながら資格取得を支援してくれる勤務先や派遣会社もあるため、自分に合った働き方ができる企業を見つけましょう。

(4)ケアワーカーになるのに必要な資格

ケアワーカーとして勤務するために必要な資格はないが、経験や資格があると有利

ケアワーカーなるために特別な資格は必要ありません。学歴も経験も関係ありませんので、誰でもケアワーカーになるチャンスがあると言っても過言ではありません。高齢化社会が進んでいることに伴い、福祉施設も増えているため、需要は高いです。

もちろん、未経験者よりも経験者が、無資格者よりも有資格者が待遇面で有利になりやすいというのはどの職種・業種でも共通です。

ただ実際は、介護福祉士や先述した介護職員初任者研修などの資格を保有していると、待遇が上がるケースが多いようです。

(5)ケアワーカーになるのにおすすめの資格2つ

介護職員初任者研修

介護職の中でも取得のハードルが低いのが介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)です。ケアワーカーとして活躍するために最初に考えられる資格です。受講資格はありませんので誰でも受講することができます。

講義40時間+実技90時間の計130時間(最短で3週間程度)を修了することで取得できます。夜間・土日の講座、また通信講座も多くあるので、働きながらでも十分可能です。なお実技に関しては通学が必要となるため、通信講座のみで対応することはできません。

修了試験などはありませんが、最後に1時間程度の評価試験があるため合格基準に満たない場合には補講が必要になります。

しかし通常は不合格になることはないレベルなので、実質的には研修を受ければ必ず取得できる資格と言えます。

介護の資格はほかにも多くあります。なので、介護職員初任者研修を取得することは、他のよりレベルの高い資格への、キャリアアップのスタートラインに立ったといえます。

介護福祉士実務者研修

2013年に廃止されたヘルパー1級および、介護職員基礎研修に相当する資格を取得するための研修です。初任者研修と比べて内容はさらに幅広くかつ専門的になります。

その中には医療的ケアやたん吸引などの実務的なスキルも含まれますので、ケアワーカーとしてのスキル向上に役立ちます。

初任者研修と同様に誰でも受講することができますが、保有する資格によって受講期間が短縮されます。すなわち、通常の受講時間は450時間とされていますが、初任者研修を受講している、または旧ヘルパー2級資格を有していればこのうち130時間は免除されます。

旧ヘルパー1級資格を有している場合には355時間が免除されます。旧制度の介護職員基礎研修を修了している場合には400時間が免除されます。

なお、ケアワーカーとして介護職に従事しながら、国家資格である介護福祉士を受験するためには、この介護福祉士実務者研修を修了していることがひとつの条件となります。

(6)ケアワーカーに関連する、現在は廃止されている資格

旧制度の資格は廃止されたといっても、新しく取得できないということであって、資格自体の意味がなくなるわけではありません。取得した資格は従来と同じ扱いになりますので、介護福祉士の受験資格にも使えます。

ヘルパー2級・ヘルパー1級

現在は「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」という名称に変っています。ホームヘルパーという名称は介護職としてよく知られていますが、この名称の資格を得るための研修は2013年に廃止されました。

従来の資格 従来の資格に相当する新制度(左に対応)
ヘルパー2級 介護職員初任者研修
ヘルパー1級 介護福祉士(介護職員)実務者研修

従来のヘルパー2級に相当するものが介護職員初任者研修、ヘルパー1級に相当するものが介護福祉士実務者研修というものです。これからケアワーカーを目指す場合には新制度で資格を取得していくことになります。

これらの制度変更は、複雑化していた介護職の資格制度をよりシンプルに分かりやすくするためのものです。具体的には、国家資格である介護福祉士に至るまでの過程が、

介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)→介護福祉士実務者研修(旧ヘルパー1級)→介護福祉士

とステップアップしていくという流れになりました。

介護職員基礎研修

介護職員基礎研修は介護福祉士に準ずる資格として導入された資格ですが、こちらも2013年の制度変更に伴い廃止され、現在は旧ヘルパー1級とともに介護福祉士実務者研修に置き換えられました。そのため、これからケアワーカーを目指す場合には新たに取得することはできません。

旧制度における受講資格としては1年以上の実務経験が必要でしたが、受講内容には実習が必須項目ではなく、受講期間も所有資格によっては最短で1か月のケースもあったことから比較的取得しやすい資格として認識されていました。

無資格の場合は500時間の研修が必要ということ専門性から旧ヘルパー1級よりも上位の資格と位置付けられていました。

(7)介護福祉士・ソーシャルワーカー・看護助手との違い

これまで様々な説明をしてきたケアワーカーの仕事は「サービス利用者の日常生活のケアをする」というその抽象的な定義から、

介護福祉士

ソーシャルワーカー

看護助手(メディカルケアワーカー)

といった仕事はしばしば混同して捉えられます。

介護業界には様々な名前のお仕事があるので、最初は混乱することがあるかもしれません。どこが似ていて、どこが違うのかを適切に認知しておくことが大切です。

介護福祉士との違い

介護福祉士は国家資格です。仕事の内容はケアワーカーと同じですが、その中でも資格を有している人だけが介護福祉士と名乗ることができます。また、プロの介護士としての資格を持っていることになるので、専門知識が多いのも特徴です。

ケアワーカーと時折同義の言葉として用いられることもありますが、ケアワーカーというのは「日常生活のサポート」という仕事を一般的に指す一方で、介護福祉士は、資格そのものの名前もしくは、資格を持っている人を指すため、意味の違いがあることに注意しましょう。

実際、ケアワーカーをされている人で、介護福祉士の資格を取得することでキャリアアップするのを目指す方も大勢います。

ソーシャルワーカーとの違い

ソーシャルワーカーは、福祉施設、病院、学校、企業内などで悩みを抱える人の相談に対するアドバイスや心のケアが主な仕事です。

「ソーシャルワーカー」の名前で活動しているケースはあまり多くなく、職場によって「ケースワーカー」や「生活相談員」「児童相談員」などと呼ばれています。

ソーシャルワーカーとケアワーカーの違いは、ソーシャルワーカーは主に相談業務に従事する一方、ケアワーカーは直接サービス利用者のケアにあたる、という点にあります。

看護助手(メディカルケアワーカー)との違い

看護助手は病院などで看護師の補助的な役割を担う人のことです。看護師と違って資格は関係なく、主に患者の身の回りのお世話などを主な業務としています。

ケアワーカーと業務内容は基本的には同じです。その中でケアワーカーと看護助手の違いは、ケアワーカーは主に介護施設などで勤務するスタッフを指すケースが多い一方で、看護助手という職種は病院勤務をするスタッフに対する名称であることが多い、という点です。

そのほか、混同されやすい職業名ではヘルパーがありますが、こちらも主に日常生活のサポートを行います。明確な区別があるわけではなく、パート社員がケアワーカーと同じ仕事をしている場合にヘルパーさんと呼ばれることが多いです。

なお、ホールヘルパーという資格もありますが、こちらは認定資格(国家資格ではない)であって対象の講座を受講して研修を受けることで取得することができます。(ホームヘルパー2級・1級資格は、現在では介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修となっています。)

これまで、ケアワーカーと介護福祉士・ソーシャルワーカー・看護助手(メディカルケアワーカー)の違いについて説明してきました。

次に介護職の一つの到達地点である介護福祉士になるためにはどうしたらいいかを解説していきます。

(8)キャリアアップして介護福祉士になるためには

介護職で唯一の国家資格が介護福祉士です。国家資格だけあって取得難易度は他の資格と比べて高く、ケアワーカーのひとつの到達点と言えます。介護福祉士になるためには、実務経験ルート、養成施設ルート(福祉系高校ルート)の2つがあります。

働きながら取得する場合

働きながら取得する場合には実務経験ルートを選択することになります。

一般的には、初任者研修→介護福祉士実務者研修→介護福祉士

とステップアップしていく流れです。この場合、受験には介護福祉士実務者研修の修了と実務経験3年以上が必要です。

福祉系の高校や養成施設などを卒業して取得する場合

養成施設ルートは福祉系高校や専門学校などを卒業することで取得できる方法です。卒業までの過程で審査されることから、当該資格試験を受ける必要はありません。

介護福祉士の資格取得方法に関して、より詳しい記事はこちらになっています。

(9)ケアワーカーの給料

ケアワーカーの給料は勤務する施設にも異なりますが、未経験のまま転職をすると、年収でいうと300万円に満たないところが多いようです。

そのタイミングでいうと、介護職の中でもケアワーカーの給料は高いほうではありません。

ケアワーカーは、資格を取得したり、経験を積んだりすることによって、職位やポジションが上がっていき、それに伴って給料もアップしていきます。

(10)ケアワーカーに転職する際のポイント

ケアワーカーは、入居者と直接コミュニケーションをとるうえ、自分の仕事の成果が目に見えやすいので、やりがいを魅力としてケアワーカーに転職する方は多くみられます。

ニュースでも取り上げられている通り、介護業界は全体的に人手が不足しているので、未経験からでもケアワーカーに転職することは十分に可能です。

その際の方法には、求人サイトやハローワーク、無料で相談が出来るエージェントなど、様々なものがあります。

(未経験からケアワーカーに転職する際は特に)介護のお仕事を探す際には、自己研鑽がしやすいころに行く、というのが王道の選び方だといえます。

資格や経験がキャリアアップには欠かせない業界なので、日々の仕事に追われて勉強をする時間も体力もない」という環境よりも、資格取得などの後押しをしてくれる医療・介護施設を選ぶというのが、転職先を探す一つのポイントでしょう。

(11)ケアワーカーの存在は、今後も重要になっていく

知っての通り、日本は超長寿国かつ、超高齢社会です。より多くの人が、より苦労せずに日常生活を送れるようにするためには、ケアワーカーの存在・働きが必要不可欠だといえます。職業としての将来性としても、今後ケアワーカーが不要になる可能性は低く、安定した職業と言えます。

また、被介護者ひとりひとりと向き合う仕事である点で、自分らしさを出すのにはもってこいの仕事であることは確かです。困っている人を直接助ける、誰かを直接笑顔にできる仕事というのは、介護業界を含むサービス業の魅力といえるでしょう。

さらに、仕事を続けながら経験や知識を増やしていくことで資格の取得という目標も立てやすく、スキルアップ・キャリアアップをモチベーションにすることもできます。

今回紹介した「ケアワーカー」という仕事に関して、少しでも興味がわいたら、ぜひ関連書籍に目を通してみたり、インターネットサイトなどをチェックしてみましょう。


ケアワーカーとして働くことができる場所は介護施設や病院などがあります。就職先はたくさんの選択肢があり、自分にとってどの職場が良いのかを判断することは難しいかもしれません。

その際に、おすすめするのがプロの転職エージェントが多数所属する「介護ワーク」です。

 介護ワークは、一部上場企業であるウィルオブ・ワーク(旧セントメディア)が運営するサービスで、介護・医療に特化した独自求人を一万件以上保有しています。

その中から、プロの転職エージェントがあなたにあった仕事を探してくれる他、面接対策や履歴書、職務経歴書のサポートなども行ってくれます。

一人で転職活動をすることに不安がある場合は、介護ワークに登録してサポートを受けてみるのがおすすめです。

介護ワークなら具体的な仕事内容や職場の雰囲気を教えてくれるだけでなく、転職エージェントしか知らない優良求人をご紹介。

↓↓まずは気軽にご相談ください↓↓

この記事が気に入ったら
いいねしよう!