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【デイサービス用】簡単レクリエーションまとめ

施設サービス
デイサービスで働く職員は日々、さまざまなレクリエーションを企画しています。しかし、毎日考えているとマンネリ化してしまって悩む人も多いのではないでしょうか。ここでは、レクリエーションの例について紹介しています。
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(1)デイサービスでのレクリエーション

デイサービスを利用する高齢者は、少なくとも週に2~3回場合によってはそれ以上、1日の半分ほどの時間をデイサービス施設で過ごします。このことを考えると、施設での時間は利用者の生活のいえます。

また、通常こうした施設では利用者のためにレクリエーションが盛んに行われていますが、これはレクリエーションを通して体を動かしたりすることで、運動不足やストレスが解消されるからです。

しかしながら、デイサービスのレクリエーションにおいてしばしば問題となるのは、内容のマンネリ化で仮に週に1度しか通所しない利用者さんばかりなら、毎回異なる内容のレクリエーションを用意するのにも多くのパターンは必要とされませんが、通常はそうではありません。

多くの施設では利用者を飽きさせず、期待にどのようにこたえるのか苦慮しているのではないでしょうか。そこで、利用者に喜ばれるようなさまざまなレクリエーションを種類や季節別にご紹介します。

(2)【デイサービス用】準備がいらないレク

デイサービスでレクリエーションを行う際、必ずしも特別な道具などを準備する必要はありません。デイサービスのスタッフさえ一緒にいれば、楽しめるレクリエーションはたくさんあります。このとき注意することは、道具がないことで手持ち無沙汰にさせないことです。

ジェスチャークイズ

ジェスチャーを使ったクイズは準備が不要なだけでなく、大人数で楽しめます。

まずジェスチャーする人を選び、出題者はジェスチャーする人に問題を出します。ジェスチャーする人は問題にあわせてジェスチャーし、何をしているのかをみんなで答えます。正解が出たら次の問題に移ります。

ハンドマッサージ

デイサービスでのレクリエーションというと大人数でするものと考えてしまいがちですが、1対1のものもあります。そのひとつがハンドマッサージです。

マッサージというと難しそうですが、手を数分間揉み解すだけでかまいません。デイサービスの利用者は一人暮らしが多く、人との交流が少ない場合が多く、人のぬくもりに触れるだけで、喜びを感じられることもあります。

(3)【デイサービス用】運動レク

体を動かすレクリエーションは、参加する人のレベルに合わせて難易度を変えることができます。わずかな時間でも行うことができ、脳の活性化に繋がるものあります。

風船バレー

デイサービスなど、高齢者施設では定番といってもよいレクリエーションです。ルールが簡単で、誰でもすぐに理解でき、参加することができます。風船さえあれば楽しめる手軽なレクリエーションですが、あいだに紐を張ってチームに分けるとより本格的なゲームを楽しむことができます。

スリッパ飛ばし

スリッパを履いて椅子に座り、足を大きく振ってスリッパを飛ばし飛距離を競います。単純なゲームですがそれだけに熱中しやすく、特に男性は子どもの頃の遊びを思い出すようです。勝敗がわかりやすいので、トーナメント形式で優勝者を決めるなど工夫を凝らすとより面白さが増します。

(4)【デイサービス用】座ってできるレク

座ったままできるレクリエーションは、大きな動きが必要ないので転倒や怪我のリスクが低く、デイサービスの利用者も安心して行うことができます。また、集中力を養うことで認知力の維持も期待できます。

後出しじゃんけん

ただのじゃんけんではなく、デイサービスのスタッフが出したあとに高齢者がじゃんけんを出します。あらかじめ「勝つ」あるいは「負ける」、「あいこ」を決めておき、間違えたら歌を歌うなど簡単な罰ゲームをします。デイサービスのスタッフの手元をよく見ることで、集中力と判断力を養うことができます。

割り箸落とし

ペットボトルの中に2つに割った割り箸を数本入れておきます。これを2つ用意し、数人のグループで2つチームを作り、それぞれ横1列に並んで、デイサービスのスタッフの合図でペットボトルから割り箸を全部出します。

再び入れたら次の人に渡していき、どちらのチームが先に最後の人まで終わるのかを競います。これらのㇾクを通して、ペットボトルを逆さまにしたり、振ったりすることで、腕や手首なども使うことができます。

(5)【デイサービス用】認知症の方向けのレク

認知症の方向けのレクリエーションは、それぞれの興味にあわせたものにすることや時間設定を厳しくしないことが大切です。

認知症の場合、できないことが増えて自信を失っていることも多いため、「訓練」や「トレーニング」といったものは、自分を否定されるかもしれない不安から敬遠されます。しかし、レクリエーションなら、気軽に遊び感覚で取り組むことができます。

歌や音楽

認知症の方自身の青春時代の流行歌や子育てで歌った童謡などを聴くのは楽しいひとときです。また、こうした曲のフレーズが本人の気力や活力を取り戻すきっかけになることもあります。

かつて楽器経験があるのなら楽器演奏もおすすめです。楽器演奏は体が覚えているもののひとつで、認知症でも失われにくいとされています。

回想法

認知症の方は古い記憶ほどよく覚えている傾向があります。うしたことから写真や音楽を手がかりにして、昔を思い出す回想法と呼ばれるレクリエーションがあります。

こうして、同年齢の方々と思い出を分かち合ったり、若い世代に話したりすることによって、認知症で失いがちな人との絆を取り戻すきっかけとなることがあります。

(6)季節に沿ったレク① 春

季節を感じることは認知症予防の効果もあり、体調を管理する上でも重要です。ではまず、春のレクリエーションですが、春といえば桜などさまざまな花が咲く季節でもあります。

お花見ドライブ

春はなんといってもお花見がデイサービスの利用者には喜ばれます。車で移動して桜が咲いているスポットを巡ったり、1箇所に決めるのであればお弁当を持ってお花見をしてもよいでしょう。

ひな祭り

段飾りのおひな様を所有しているデイサービスの施設であれば、利用者の方々と一緒に飾り付けを楽しむのもおすすめです。若い頃の話題に会話が弾むことで、自然と利用者の方々も笑顔が増えていくでしょう。

(7)季節に沿ったレク② 夏

夏になると気温が上昇し、食欲もなくなって体調も崩しやすくなります。そこで、夏のレクリエーションは利用者の方々に少しでも涼んでもらえるようなものがおすすめです。

流しそうめん

流しそうめんは食事だけではなく、ゲームの要素も盛り込むことができるので、楽しく食事の時間を過ごすことができます。

ミニトマトや枝豆を流して「〇〇つかみゲーム」といったような趣向を凝らすと、より楽しむことができます。景品などを用意しておくのもよいでしょう。

夏まつり

夏には定番のレクリエーションです。ヨーヨー釣りや千本引き、輪投げ、コイン落としといったゲームを用意して、景品だけでなく上位の方にはプレゼントを用意するとより勝負が白熱します。

(8)季節に沿ったレク③ 秋

秋になると敬老会なども開かれ、都合が合えば家族も参加できるレクリエーションを行うこともできます。

運動会

玉入れやパン食い競争、借り物競争など利用者が競い合うものだけでなく、綱引きなど、デイサービスのスタッフや家族など大勢で参加してデイサービスの施設全体で盛り上がることができます。

焼き芋

あらかじめ焼き芋を作り、デイサービスの利用者に提供してもかまいませんが、場所や時間があれば、外で利用者に落ち葉を集めてもらうなどし、一緒に焼くのがおすすめです。デイサービスの利用者もこのようにすることで、よりおいしく焼き芋を楽しむことができるでしょう。

(9)季節に沿ったレク④ 冬

冬になると、他の季節のようになかなか外出するというわけにはいかなくなりますが、室内で楽しめるレクリエーションも少なくありません。

クリスマス

冬の大きなイベントのひとつといえばクリスマスです。デイサービスでもクリスマス会を催して職員による演奏会やクリスマスケーキ作りなどを行えば利用者も季節を感じながら楽しむことができます。

二人羽織

二人羽織はお正月に行われることが多いですが、デイサービスでも盛り上がるレクリエーションです。この状態でゲームをしたり、ものを食べたりしても盛り上がります。ただし、後ろにまわる人は前が見えない状態なのでそれなりのリスクが伴うことも十分検討しておかなくてはなりません。

(10)デイサービスでレクを楽しむために

レクリエーションはデイサービスを利用する高齢者にとって、コミュニケーションの促進や脳の活性化のほか、身体機能を向上させたり生活の質を高めるのに役立ちます。ただし、無理にレクリエーションに参加させたりせず、施設側が楽しんで参加できるように誘ってみることが重要です。

また、高齢者は想像以上に身体機能が低下している場合もあるため、それぞれの能力をきちんと見極めて、それぞれに状況に合わせたレクリエーションを行うように心がけましょう。

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