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サービス介助士とは ?仕事内容、4つある資格の特徴と取得方法等

就職・転職
サービス介助士は、障がいのある方や高齢者が生活において困ったときなどにサポートする方法を学べる資格です。サービス介助士には、「サービス介助士」、「准サービス介助士」、「サービス介助基礎検定」、「サービス介助士ジュニア」の4種類があります。どれも取得のハードルが低く、需要が高まっているため、若い世代や職業上必要のない方の取得も増えています。
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(1)サービス介助士とは

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/348207

サービス介助士とは、障がいのある方や高齢の方が生活の場面において困っているときに、適切なお手伝いをするための資格です。

サービス介助士の仕事内容には、排泄や入浴などのお世話を必要としない、比較的体力がある高齢者の方や障がいのある方を「おもてなしの心」で迎え、最適な「介助技術」でお手伝いをすることなどが挙げられます。

近年では様々なシーンにおいてバリアフリー化が進んでいることに伴って、サービス介助士のニーズが高まってきています

(2)サービス介助士の仕事内容

サービス介助士の仕事内容は、多岐に渡ります。

たとえば、地下鉄や電車駅のホームなどで、車イスの方がスムースに乗車できるように、駅員さんが手助けしている光景を見たことがある方も多いのではないでしょうか。それと同じように、障がいがある方や高齢者の方が困っていることのお手伝いをすることが、サービス介助士の代表的な仕事内容です。

サービス介助士の仕事としては、ほかにも、耳が不自由な方には筆談で応対、また、目が不自由な方が安全に信号を渡れるように手をひいて導くことなどが挙げられます。

サービス介助士は、主に「駅や空港などの交通機関」や「役所などの公共施設」、「デパートやスーパーなどの商業施設」「医療機関」などで必要とされている資格です。

(3)サービス介助に関わる資格は4つある

サービス介助に関する資格には、サービス介助士・准サービス介助士・サービス介助基礎検定・サービス介助士ジュニアの4種類があります。

サービス介助士

サービス介助士は「おもてなしの心」と「介護技術」の知識を学んで取得する資格です。

准サービス介助士

准サービス介助士は、サービス介助士よりももっと手軽に通信教育で学ぶことができるほか、資格取得のための試験も在宅で受けられるのが特徴です。

サービス介助基礎検定

サービス介助基礎検定とは、実技を通して、高齢者の方や障がいがある方とコミュニケーションをとることの必要性を理解し、サービス介助の知識を身に着ける2時間の体験をメインとした検定のことです。

サービス介助士ジュニア

サービス介助士ジュニアとは、中学生・高校生向けの資格で、家族や友人などの日常生活で関わっている全ての人に対する「おもてなしの心」と「基礎的な介助技術」を身に着けるための資格です。

(4)サービス介助士の資格をとる方法

サービス介助士は、頻繁に高齢者の方や障がいがある方と接することが多い仕事に就いている方や、職場などでチームとして、介護とおもてなしを行う立場にある方などが受講対象となっています。

サービス介助士講座の内容は「自宅学習と実技2日間」の2つから成り立っており、試験形式は「通信課程+実技教習+筆記試験」の3つです。

サービス介助士講座の受講料金は41,040円(税込)となっています。不合格の場合には、有料で再試験が受けられる制度があります。

(5)准サービス介助士の資格をとる方法

准サービス介助士は、介護に関する知識を学びたいという方や、社会貢献活動に役立てたいと考えている方が手軽に挑戦できる資格です。

准サービス介助士の講座は自宅でDVDとテキストを使って学習して課題を提出するようになっており、検定試験も在宅で受けられます。

准サービス介助士講座の受講料金は、21,600円(税込)となっています。(※在宅での試験ですが、不合格の場合には、試験料5,400円を支払うことで再試験が受けられます)

(6)サービス介助基礎検定の資格をとる方法

サービス介助基礎検定は、すぐに具体的な介助や応対方法を身に着けたい方のための資格です。サービス介助基礎検定の講座は、座学と実技の2時間完結となっており、講座の最後に検定試験があります。

サービス介助基礎検定の受講料金は、5,400円(税込)となっています。検定試験に合格すると、当日「認定証」が渡されます。

(7)サービス介助士ジュニアの資格をとる方法

サービス介助士ジュニアは、中学生・高校生向けの資格です。

サービス介助士ジュニアの資格を取得するためには、まず中学校・高等学校内の授業に「サービス介助士ジュニア資格取得講座」が導入されている必要があります。この講座では、まず自分自身としっかり向き合い、人との関わりの中で生きているという事実を学ぶことから始まります。

「おもてなしの心」をしっかりと身に着けてから、徐々に基礎的な介助技術も学んでいきます。

サービス介助士ジュニアは、学校で課題も含めた17時間の授業を受け、実技試験と筆記試験(30分)を受ける必要があります。サービス介助士ジュニアの1人当たりの基本受講料は、テキスト代が2,160円(税込)、検定料は6,480円(税込)となっています。

検定試験に不合格だった場合は、試験料を支払うことで再度試験が受けられます。

(8)サービス介助士を取得するメリット


出典:https://www.photo-ac.com/

サービス介助士の資格を取得するためには、実際に障がいを持った方や高齢者の方が、日常生活の中でどんな不便を抱えているのかということを、実体験として学ぶ必要も出てきます。

そのしたことを体感しながら学ぶことによって、より心を込めた介助を行うことができるようになっていきます。サービス介助士の資格を取得すると、高齢者の方や障がいを持った方に対して、より安心・信頼を与えることができるのが大きなメリットといえます。

また、日常生活の中で、障がいを持っている方や高齢者の方が困っている光景を目にしたときなどに、ためらわずに適切なお手伝いができるようになるのもメリットです。

(9)サービス介助士の需要はどのくらいか


出典:https://www.photo-ac.com/

最近では、交通機関の駅や空港、デパートなどの人が多い場所で、濃淡の異なる青いハートマークが組み合わされた「安心のサービス介助士マーク」をつけている職員やスタッフが多くなってきています。

サービス介助士は、公益財団法人日本ケアフィット共育機構が2000年に始めた「サービス介助士2級検定取得講座(現:サービス介助士検定取得講座)」がベースとなっている資格です。

それから現在に至るまで、数多くの方がこの講座を受講しており、2018年1月時点において累計150,000人の方がサービス介助士として活躍しています。

超高齢社会と呼ばれている現代では、サービス介助士の需要や注目度もますます高くなってきています。その背景にあるのは、日本の平均寿命が男女ともに80歳を超えているにもかかわらず、出生率はどんどん下がっていることであると考えられています。

「正しい介護技術」と「おもてなしの心」を専門的に学び、適切なスキルを身に着けたサービス介助士は、地下鉄・電車などの駅や空港などの交通機関、人が多く集まるデパートやスーパーなどの商業施設・飲食施設・金融機関・宿泊施設などで、特に需要が高くなっています。

(10)サービス介助士の資格をとって、住みやすい社会の実現を

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/970138

高齢者の方や障がいのある方が困っている姿を見かけたとき、ためらってしまってなかなかお手伝いができない、具体的にどうしたらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。こちらでご紹介したサービス介助士の資格を取得すると、具体的な「介助技術」と「おもてなしの心」を身に着けることができます。

サービス介助士の資格を持った方がお手伝いをすることは、高齢者の方や障がいのある方に喜んでいただけるだけでなく、その笑顔を見ることで、サービス介助士自身の心も豊かにしてくれます。

サービス介助士の資格は、特別な学校に通ったりすることなく、「自宅学習+実技2日間」で、比較的手軽に取得できるものです。その手軽さを活かして、仕事上必要であるかどうかにかかわらず、身に着けておくととても役立つ資格といえるのではないでしょうか。

人間誰もが歳を取り、今は健康であってもいつ何が起きるのかということはわかりません。サービス介助士の資格を取得して、高齢者の方や障がいのある方でも、暮らしやすく住みやすい社会をつくっていきましょう。

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